オイルトリートメントのこと
10月いっぱいでお風呂の仕事に区切りをつけ、11月から自宅サロンをメインに仕事を始めた。1ヶ月が経った。大丈夫か私?笑 正直、思い切ったことを後悔している。愛猫ユキちゃんが骨折をして高額の手術代が必要になるし、なんてこったですよ。 導入したハーブテントのことと、ハーブボールのワークショップのことをとにかくコマーシャルだ!とがんばってやってみた。なかなか難しい。そしてなんか違う気がする。。。まあいいか!
マッサージのことを知ってもらいたいのに違うことばかりしていたので、そろそろ記事を書いてみようと思う。私はこれまで様々なテクニックを学んできている。20年やってるから、そうなる。技術ジプシーという言葉が当時はあった。もっともっと!と向上心に任せて彷徨うのだ。今も言うのかな?
スウェディッシュマッサージというのがあって、私はオイルトリートメントでそれを主に使う。スウェーデンで発祥した当時のものはクラシックマッサージと呼ばれ、私はクラシックの方。スウェーデンにあるアクセルソンという学校の認定証を持っていて、日本校で講師を勤めたことがある。セラピストはクライアントに体を預けて施術するので、割と重め。テクニックを色々使って筋肉をとにかくリズミカルにこねるようなスタイル。手技一つ一つに意味がある。オイルの量は少なく、過度の摩擦を防ぐために使う、といった感じ。オイルが少ないと肌へ触れる面積が増え、毛細血管をより刺激するのでクライアントの体が温まりやすい。
クライアントの体が変わる、とても素晴らしい技法なのだけれど、華やかさがないからかやる人が少ないし、習得するのがちょっと難しい。解剖学を活かしたい人やまじめな人、トラディショナル好きが学ぶイメージがある。美容じゃなくて健康の方をやりたい人って感じかなぁ。あと、スウェーデンが好きだから学びたいという生徒さんが私が講師を務めていた時にかなり居た。
北欧の気候や人々の感じはなんとなく北陸に似ているような気がする。なので、そこで誕生したこの技法は北陸の民にとっても合うんじゃないかと思っている。
スウェディッシュマッサージの他に、ハワイでロミロミ、バリでバリニーズを学んだ。どちらも多めにオイルを使う。肌の上を滑らせてストロークするので軽く、所々ポイントでグッと入るような感じ。すぐに眠ってしまう心地良さはこちらの方があると思う。ただ、温めたオイルを使ったとしても、肌の上に過度のオイルが長時間残っていると体熱が奪われ体は冷える。
ロミロミはハワイアンスピリットを大切にし、クライアントにエネルギーを与え、バリニーズは神が宿る島ゆえ、クライアントの不要なものを排除するのがマッサージの目的だと私は思っている。だいたいどのマッサージも手技は同じだけれど、ロミロミは腕を使うし、バリニーズは邪気を払うような手技がある(ちなみに、クラシックマッサージはオイルマッサージの原点と言われている)。昨日ハワイの先生に、マッサージで腕を使うのには意味があるのかと質問をしてみた。エネルギーワークとして非常に意味があり、体重を預けたり、セラピストとの触れ合いが大きくなること、波のような動きは両者を幸せな気持ちにし、エネルギーの交換・セッションがより良いものになるといったような返事をもらった。マッサージをすることに日々感謝と喜びを感じるとも先生は言っていた。他にも愛に包まれた言葉が返事に綴ってあった。私の恩師はどの方もとても素晴らしく、温かい。