キャリアコンサルタントを目指したきっかけ
キャリアコンサルタントとの出会い(社内)
就労移行支援事業所で勤務を始めたばかりの頃に出会った同僚が「キャリアコンサルタント」と「2級技能士」資格を所持していた。
ただ、この人が所以で国家資格キャリアコンサルタントを目指そうと思ったわけではない。間違ってもこの人だったら、絶対に目指そうとは思わなかった。
この人は、学歴マウントをとったり、職歴のマウントをとったりしてこられたので、総じてキャリアコンサルタントってこんな事をするのかと怒りしかなかった。
学歴コンプレックスを持っている自分にとっては、学歴で批判されることはとてつもなく辛く苛立ちが隠せなかった。
職歴では勝ち目はない。相手は外大卒業後に大手航空会社でCAという職業を経て他職種を経験したのちに就労移行に来たと言っていた。
片や自分は鉄道警備や大手カード会社のコールセンターを経て介護士を経験した後にこの仕事に来たから勝ち目なんてない。
別に勝ち負けの話ではないけど。勝たなくても良い。
奴は奴。私は私で良いけどね。
私は高卒で社会人になった。鉄道警備を経てコールセンター時代に自分で働いたお金で大学へ行き、卒業と同時にコールセンターを退職し、介護の世界へ入った。
そんな経緯がある自分となら月とスッポンである。
人生、恥じてはいないが、誇れるものでもなかった。
苛立ちというか悔しさをTwitterで爆発させて、かなり際どい発言を繰り返していたと思う。
キャリアコンサルタントとの出逢い(社外)
当時のアカウントのフォロワーさんが見かねて、
「キャリアコンサルタントはとても素敵な職業です。その問題発言をした人はその人の問題であり、本物のキャリアコンサルトさんは、そんなひどい人たちではないです。自分の目で見て確かめてください」と仰り、2人のキャリアコンサルタントさんを紹介してくれた。
私の現在地からみて、東のBOSSと西のBOSSである。
このフォロワーさんが、もう一つ大事なことを教えてくれた。
「この2人、今後のあなたの人生において、キーマンとなる人たちなので、自分からは絶対に切らないで下さいね!」ということ。
えーどういうこと??
未来で何かが変わるって事らしかったけど、どう見ても、全く違う世界だし、どう人生のキーマンになるんだろうとずっとそのことが頭から抜けなかった。相手を知らなければと思って、図書館で「キャリアコンサルタント」にまつわる本を借り、時間的に足りなかったのでメルカリで同じ本を購入し、じっくり読んでみて、最初に受けた印象(感想)とは全然違っていて、本当に素晴らしい職業の方なんだという事を知った。
ずっとツイートをみて、素晴らしいなと感じつつ、いつか話してみたいなと思いつつ相談する勇気なんて自分にはない。どちらをとっても相談するのが怖い。
相手の印象が怖い(お二人共とっても別嬪さん)のではなくて相談する事がこんなことで良いのかな?という想いを抱きながら約1年半が過ぎた2023年春のこと。
セミナー参加を経て、初めてオンライン面談で話した時にとても大きな人に感じた。
めっちゃカッコ良かった。
当時の事を言えば、本当に「ごめんなさい」の一言である。
目指したきっかけ(1)
就労支援の現場で支援をしていく中で、もっと寄り添った良い支援をしてみたいという想いがある。
自分の手で定着支援までをしっかり支援していきたい。
現在、障がい者福祉施設指導専門員として勤務しており、内勤業務を担当している。
実際、足に障害があるため難しいのは有るのだけど、就職準備段階の途中で就労支援員に手渡さなければならない現状がある。
中途半端に手渡す悔しさが有るので、最後までしっかり支援していくには就労支援員となるには、キャリアコンサルタントの資格が必要となるので、目指したいと思ったのがきっかけである。
2023年、セミナーに参加して、頂いた資料に書き込んだ内容として…
5年後に目指す姿:キャリアコンサルタント資格を勉強すると書いた記憶はある。用紙も残してあるので、間違いなく5年後の姿である。
しかし私はADHDの特性を持っているので、5年後の姿を忘れて、直ぐに取った行動は、資格スクールの説明会に出掛けていたことと資料請求をしていたことである。5年後に目指すより、一番近い(早い)試験での学習を勧められたが、それは断り、暫く悩んだ。
当時、勤務していた会社の上司♀から反対を受けたことと大学との両立を考えたこと。
まして相手は国家資格である。
これまで勉強してきた内容とは全く違い学力が追いつくのかということ。
授業に着いていけるのだろうか。
不安はあった。
更に問題点は残る。メンタル疾患を持っているので、果たして自分が勉強できるのかということ。実際に幾つかの大手養成スクールからは、メンタル疾患を理由に入学を拒否されている。
ある程度、養成スクールは絞っていたが、不安を抱え前に進めなくなり相談したのは、やっぱりキャリアコンサルタントさん。2回に渡り相談し、背中を押して貰って、ようやく入学を決めたのが夏。
授業に着いていけるのかという不安を解消してくれたスクールは、明確な回答を出してくれたのは1校だけだった。
そこに入学を決めた。
春に5年後と定めた未来が、夏には養成スクールを決めたことには、自分自身、落ち着きがないなぁと思いつつそれもまた人生かと思った。
大学は4月に再入学し、心理師を目指して勉強していたが悩んだ末に大学の先生たちとも相談し、1年間の休学を選択した。
もっともその前にセミナー開催前のキャリアコンサルタントさんが資料を作成して下さり、記入例として、いつもなら「メリット」を書くのに「デメリット」の記載があったのが一番大きな理由である。
入学を前に再び、当時勤務していた会社でのトラブルが原因でメンタルを大きく下げてしまい、適応障害に見舞われる。
希死念慮が出るほど人生追い詰められたが、再び、頑張ろうと思った背景には、やはりキャリアコンサルタントさんが複数いたこと。
会社とのトラブルについて相談に乗ってくれていたのは別の労働相談に強いキャリアコンサルタントさん。転職活動の中でも更に別のキャリアコンサルタントさんの助けを借りて、無事に転職に成功した。
キャリアコンサルタントさんがいなければ、こんなに直ぐに転職できなかったと思う。
目指したきっかけ(2)
後付けになるのが何とも言い難いものでは有るが、色んなキャリアコンサルタントさんとのやり取りを通して感じたこと。
それぞれ自分とは違う領域で働かれているけれど、本当にスゴイな!と思う事がたくさん有った。ずっと見ていた二人だけではなくて、就職支援に入って頂いたキャリアコンサルタントさん。
面接対策でめちゃくちゃカッコいい内容を考えてくれたこと、緊張するけれど軽減できる(していける)アドバイスをくれたり、準備万端だったけれど上手く自分を伝えきれなくて第一希望には就職できなかった。
一時は生活していくための仕事を選択すべきか悩み、内定は得たが、採用企業側の意向もあり、もうひと踏ん張りしてみようと頑張った末に得られた結果が、無事、同業他社への内定☆
とても紳士的で優しいキャリアコンサルタントさんの姿に、いつかの未来、利用者さんと向き合った時に、経験も加味し、実直になれる支援員でありたいと思った。尊敬している理由もここである♪♪
その先の未来にあるもの
もし、資格が取得できたら、今ある障がい福祉サービスの知識を生かして、より専門的な資格とスキルを活かした仕事が出来ればと思っている。
ただ、私自身、ゴールは此処ではないと考えている。
更に上を目指したい。元々、公認心理師(臨床心理士)を目指していたことも有るが、パソコンスクールでお世話になった先生に最後に会った時、「公認心理師の勉強をするために大学に帰りたいからPCの勉強はこれを最後にしたい」と伝えたところ、「分かった。でも公認心理師の勉強をするなら、先ずは認定心理士からね!」という事だった。その日とても忙しくされていたのと、普段からめちゃくちゃな事を言う人ではなかったので、それについては敢えて聞かなかった。きっと意味が有るのだろうという程度に留めた過去が有った。未来は、認定心理士+公認心理師(or 臨床心理士)である。
再び、心理系の大学で学び、大学院を目指す人生最難関を目指すことにした。目指したものを途中で諦めるのは嫌なので、ダメでもチャレンジしたという実績は残したい。実績が残れば、チャレンジした証は残せる。
人生はずっと「学び」だと思っているし、昔、尊敬する人と半分、強制的に約束させられたこと「パソコンでなくても良いから、一生勉強して!」という無茶ぶり。
まぁ、この業界(就労支援)にいれば、パソコンも含めてずっと勉強していないといけないから、「一生勉強する」という約束は守れるかな~と密かに思っている。
そして今、尊敬する人たち(2人ともキャリアコンサルタントさん)の存在がまた、実に良いカンフル剤となっているので、「勉強しなくては」という想いを強くしてくれる有難い存在であることも付け加えておきたい。