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写真を愉しむ スヤスヤと絹の寝具で眠るお姫様
白絹姫物語りなんてタイトルはどうかな
なんとなくメルヘン
絵本の中を覗いているような…
スヤスヤと眠る赤ちゃんの姿を想像しちゃうよね…
柔らかさと優しさと、幸せ感…
どう撮ればそれが出てくるかというのが、この写真を撮った時の僕の思い…
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なんとなくなんとなくだよね…(僕の思い込み)
「そこに山があるから」は恰好いいけれど、それでは伝わらない
「そこに山があるから」
有名な言葉で心に響くものがあるんだけれど、
何かを表現しようと思うと、
やっぱりそれでは伝わらないよね、
なぜこれを撮ったか
「そこに花があるから」では伝わらないよね…
「僕はこの花の何を撮りたかったのか」を知らなければね…
ジョン・ガンサー
「アメリカの内幕」という本が代表作なんだけど、
「内幕ものの内幕」という本があるの
みすず書房だったかな、
その中
「インタビューで必要なのは何か」というのがあって
「何を知りたいかを知ること」と…
僕は、その言葉をずっと大事にしてきたの
そしてさらに彼は言っているのである。
「その次に大事なものは何か」
「それは、どうしたらそれを知ることができるを知ることである」と、
ぼくは、その言葉を
「どうしたら、それが表現できるかを見つけることができるか」と捉えたのである
そしてそれがいつの間にか
僕の座右の銘になっていて、
写真を撮る時は常にそう思っているのだけれど、
なかなか難しい
あなたの作ったあの本あれいいね
昨日、知り合いのライターから電話があって、
「今板橋の昭和のアルバム作っているのだけれど、あなたが作った
“昭和30年、40年の板橋"(三冬社)あれ、よくまとめてるよね、だから参考にしているのだけれど、ポントポイントであなたの写真が欲しいから撮ってくれるかなぁ」と、
嬉しいね、
現役を退いて(自然そうなったんだけれど)も、
そう言って声がかかるとやっぱり嬉しい
だから、
土曜、日曜なら動けるからと…
下手でも、
ずっとその世界で生きてきた身ならば、
シャッターを切るチャンスがあればやっぱり撮りたい…
そういって、声をかけてくれたことが嬉しくて…
今日も愉し、
明日も愉し…
写真って本当にいいよね、ハハハ…