【映画】いきなり!ワニ映画ベスト5【ネタバレ注意】
色々あったので、リハビリがてらにこういう記事を書いてみました。
やはり、なぜnoteをしているかといえば自分の意見を世間に発表するためでしょう。
というわけで唐突ですが、ワニ映画のベスト5を決めていきたいと思います。
どうでもいいことですが、僕は爬虫類が大好きです。
中でもワニは大好きです、ワニの恐ろしさといえば陸上にも水中にも出てこれるその幅の広さでしょう。
さらに言えば恐竜時代のワニ、ディノスクスはその時代の地域の頂点捕食者でもありジュラシックパーク3で有名なスピノサウルスをかなり追いやったことでも有名です。
実はワニ映画というのはサメ映画よりも内容がクオリティが高い映画が多く、知られざる名作が隠れている可能性がまだまだ高いコンテンツではあります。
今回はそんなワニ映画の中でもベスト5を決めていきたいと思います。
当然、ネタバレしてるので注意してください。
1位:アリゲーター
1980年にできたこの映画、しょせん当時の流行だった「ジョーズ」に始まったパニック/ホラーの亜流の一つですがそのクオリティはジョーズとタメを張れるレベルだと思います。
ストーリーのおおまなかな内容はアメリカの大都市を舞台にホルモン剤を投与された家畜の死体を食い漁って生きていたワニが巨大化アンド狂暴化していったことで恐竜並みのサイズに成長してしまい、殺戮と破壊の限りをつくすというすさまじい内容。
はっきりいってハリウッド版ゴジラやシン・ゴジラよりもゴジラらしいそれは女であろうと子供であろうと容赦なく血祭りにあげていきます。
タランティーノはこの映画がお気に入りらしく、たびたびこの映画で主人公を演じたロバート・フォスターを映画で起用しています。(頭の禿げ具合が気になるさえない中年刑事というのがまたツボ)
またただのパニック映画で終わらずブラック企業の闇・彼らと絡んだ政治家の汚い陰謀・そして冒頭のシーンが映画のカギを握っているという隠し味。
そして怪獣映画独自の「繰り返される悪事によってまた怪獣が生み出される」という恐怖。
胸をはってホラー映画の歴史に残る映画だといっていいでしょう。
2位:カニングキラー 殺戮の沼
かつてウォルトディズニー系列の映画会社で批評家から
"If it's the Sphinx, it stinks." - スフィンクス (Sphinx) だったら、悪臭を放つ (stinks)
といわれたハリウッドピクチャーズ、そんな彼らでも割と普通にいい映画は作っていたりします。
その中の一つにカニングキラーがあるでしょう。
映画の舞台はブルンジ共和国にいる伝説の巨大ワニのグスターブを取材していたアメリカのTV局の取材陣たち、しかしそこには地元の武装ゲリラ「リトルグスターブ」が恐怖支配をしていたという内容。
ただでさえ恐ろしい巨大ワニ(これが手榴弾が通じないほどに頑丈で強い)がいるのにそれ以上に恐ろしいゲリラに追いかけられるという二重の恐怖を抱えた本作。
しいていえば「ブラックホークダウン」+「アリゲーター」という感じです。
こういう映画に出てくるテロリストはマヌケですが、この映画のゲリラたちは本気で恐ろしくマジで殺しにかかってきます。(そんな彼らもワニの前ではただの餌にすぎません)
「怪獣より人間のが恐ろしい」陳腐な言葉ですがこの映画に関してはガチです。
3位:ディノクロコ
清く正しいロジャー・コーマン製作総指揮の本作。
しかし、内容はマジで面白いという困った本作。
内容は恐竜と古代ワニのハイブリット怪獣「ディノクロコ」が解放されて殺戮と破壊の限りを尽くすという内容。
活躍しそうな子供をなんと中盤あたりであっさり殺してしまいます。
しかもそのシーンはなんと勢いよく生首ポーンな首チョンパだったりします、ここまで露骨に子供が殺される怪獣映画も少ないと思います。
最後はなんと電車に轢かせて殺しますが、当然の如く「実は生きていた!」というオチな本作。
子供が死ぬシーンが陰惨ですが、そればかりではなくお色気シーンあり笑いあり冒険あり悪徳女社長が殺される因果応報シーンありの娯楽映画なのでおすすめです!
4位:グリード
グリードといってもスティーブン・ソマーズの傑作映画ではない本作。
しかし、なかなかどうして面白い本作。
ドイツ制作の本作、密漁したワニで儲けようとするマフィア(実際に日本のヤクザも密漁で儲けているので笑えない)しかしミスで逃がしてしまい、ワニを回収しようとするマフィアと主人公のワニハンターと追いかけっこをするという変わった内容の本作。
悪役のはずのマフィアたちが恐ろしくマヌケでどうしようもなく、主人公の相棒はお色気生物学者(しかもツンデレで眼鏡属性)とデブでマヌケなオカマちゃんというまるで漫画のような楽しさがある本作。
あまり人が死ななくて怖さも薄く、笑えるシーンのほうが多い本作。
しかしだからこそ面白く、ドイツ映画ならではの歪んだユーモアがあり多くの人におすすめです。
ワニという題材一つでもここまで面白くさせるのは本当に素晴らしいことだと思います。
5位:ブラックウォーター
オーストラリアで製作された割とシャレにならないストロングスタイルなワニのホラー映画。
今まで語った映画は怖さ半分エンタメ半分といった感じですが、こっちは本物のワニを使ってる分かなりマジな内容だったりします。
主人公たちは、仲のいい姉妹と姉の夫という異色の組み合わせオーストラリアのツアーを満喫中にワニに襲われるというちょっとありえそうで怖い話なのがツボです。
なんとほかの映画と異なり実話をネタにしています。
おそらく電車に轢かれても死んでないディノクロコや手榴弾の通じないグスタブ、下水道を勝ち割るアリゲーターと違いただの名もないワニですが恐ろしくしつこく執念深く嫌なワニです。
後味は恐ろしいほど悪く、殺される姉が「実は妊娠していた」ということがわかってしまうという絶望的なオチが待ってます。
バカなワニ怪獣映画もいいですが、こういう暗くて悲しくて救いのない映画もいいでしょう。
ただ娯楽度は低く、途中でダレてきますのでご注意ください。
以上、ワニ映画ベスト5でした。
ランペイジがないじゃん!マンイーターがないじゃん!悪魔の沼はないじゃん!という意見はわかりますが・・・・悪魔の沼はワニ映画ではなくキチガイ映画なので除外しました。