![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/7869505/rectangle_large_type_2_3be217193fb4e4d370f9d082c6f3b921.jpg?width=1200)
【映画】まるのみ!ヘビ映画ベスト5
ヘビは古代から神や悪魔の類として信仰されたり、忌み嫌われてきていたそんな彼らに人類は見せられるものが多くあるのだろう。
そんなこんなでヘビを扱った映画はかなり多い、そして意外だが正直サメ映画よりはヘビ映画のがマシなのが多い。
今回はそんなヘビ映画の中でもかなりできがいい映画を選んでいこうと思う。
1位:パイソン
「スターシップ・トゥルーパーズ」のキャスパー・ヴァン・ディーン、そして当ブログの常連さんであり俺が大ファンであるロバート・イングランドの競演作である本作。
とある軍の基地で口から硫酸を吐き、人々を虐殺する大蛇怪獣を兵器として使用する実験が進められていた・・・だが軍が想像するよりはるかに強すぎたそれは兵士を皆殺しにすると脱走をして次は田舎町で虐殺と破壊を繰り広げた。
キャスパー・ヴァン・ディーン扮する軍人とロバート・イングランド扮するパイソンを産んだ科学者は責任を取るため、追いかけるが・・・・という本作。
まず大蛇怪獣パイソンがめちゃんこ強い、銃撃にびくともせずダイナマイトの爆破でもピンピンして尾の一撃で人を突き殺し口から吐きまくる硫酸ですべてを溶かす。そして、大きさはなんと40mもある。
下手な日本怪獣でもこいつからすれば簡単に殺せることができるだろう。純粋なバカ怪獣映画としても楽しめる。冷えたビールとスナック菓子が似合う残酷すぎず牧歌的すぎない、世界中のバカ映画ファンにみてほしい映画だ。
続編の「パイソン2」や「ボアvsパイソン(トップ画像の映画)」があるが・・・これはなかったことにしてもらいたい。
2位:キングコブラ
「ベストキッド」のパット・モリタ氏がヘビ博士役で出演してることでも有名な本作、数多くのB級怪獣映画をとっていた「トライマーク社」の数少ない傑作でもある。
あらすじはまたまた・・・研究施設で研究されていた生物兵器が脱走するというもの。あれぇ!?上のと被ってるやん!!という人もいると思う・・・安心しなさい。
本作の主人公は町医者の青年であり、彼が街で次々怒る殺人事件を調査していくというサスペンス要素がちゃんとあるのだ。といっても火曜サスペンス劇場みたいな内容だが・・・。
それだけではない、なんと冒頭で最初に殺されるのはなんとレズのカップルでわざわざレズセックスしてからくたばってくれるのである。
さらにクソ生意気なガキがヘビに噛まれて死にそうになるというシーンまである。観客がみたいものをわかっているなあ!おい!
いろいろツッコミどころはあるが、それでも安心してみれるヘビ映画の傑作だ。
3位:メガ・パイソンVSギガント・ゲイター
ヘビを扱ったバカ映画って真剣なの多いわねぇ~やんなっちゃうわー!!と思ったあなたにこそお勧めしたいのが本作。
本作は頭からつま先までバカしか出てこない超ド級のブラックコメディだ。
アメリカはフロリダにある田舎町ではヘビとワニがお互いを食いあいながら生きていた。「ワニが減ってるなあ!」ってな感じで公園の監視するパークレンジャーのおばちゃんはハンターたちにヘビ狩りを推奨していた。
するとそこへアホな動物愛護運動家のおばはんが「ヘビ虐殺反対!」といってホルモン剤で巨大化したヘビを放してしまう。そんなヘビにアホな恋人を殺されたおばちゃんは発狂してワニを巨大化する。
しだいに500m級の怪獣に進化していくワニやヘビたちをよそに女同士の争いと嫌がらせが始まっていくのだった・・・。
大体この手の映画でカッコイイキャラにされがちな「動物愛護家」や「公園の監視員」といった累計のキャラを痛烈に風刺しバカしかでてこない映画に変えた製作者には感激しかおきない。(嘘をついたらおならでた。おなら、ブー)
そして、驚くことにこの映画でバカ女を演じた女優二人はかつての往年のアイドルであり犬猿の仲で有名だったらしいのだ。日本で言えば浜崎あゆみと倖田來未がバカ怪獣映画に出演するようなもんだ。でも連中はしないのだった、ブー。
こういうところにアメリカという国の度量を感じるんだよなあ、あっぱれである。バカ映画専門会社アサイラムの映画の中でも最高傑作だろう。
4位:スネークフライト
あのサミュエル・L・ジャクソンが主演していることで話題になった本作。びっくりするほどヘビが出てくる。小さい毒蛇から大蛇アナコンダまで出てくるのだ。もういたれりつくせりだ!
内容はマフィアが重要参考人を消すために、乗り込んだ飛行機の中で毒蛇や大蛇の群れを放すというものだ。でも、それをやったら余計にバレるんじゃないの?というツッコミはなしだ。なしといったらなしだ。この映画はバカ映画なのだ。
逆に言えば同じバカ映画でも「パイソン」と比較するとややバカに徹していないんだよなぁ・・・。こういう映画はやっぱり意外と普通に作らないといけないのだ。
確かにほかのヘビ映画と違って予算はかかっているが、似たようなアイデアの「デッド・フライト」のほうが何倍もおもしろかった。
とはいえ、俺は嫌いではない。故・内海賢二氏の楽しそうな演技も観ていて心地いいし。日曜の夜にお勧めな映画だ。
5位:アイスランド
さて、本作アイスランドという題名だが別にアイスランドの国は関係ないんだなこれが・・・タイトル詐欺だ。
DNA改造などを経た大蛇が多い中、この映画に出てくる大蛇はなんと古代から大きかったというナチュラルボーンスネークなのだ。
ニューアルカトラズという刑務所を舞台に、氷の中で眠っていた巨大大蛇がよみがえり次々人を殺していくというのが本作だ。
囚人の中には悪いやついいやつが出てくるが均等にバクバクゴックン・・・ごちそうさまでしたぁ!と食い殺してくれる。怪獣は平等なのだ。
そして、このヘビがしつこい!逃げれたかな!?と思ったら飛行機に乗り込んでいるのだ・・・。素晴らしい貪欲さだ。
主人公夫婦をさしおいて、ダークヒーロー的な元チェチェン軍兵士のおっさんがほぼ主人公として出てくる・・・そんなおっさんがものすごい悲しそうにあっさり死ぬのも本作の魅力だ。
番外編:アナコンダ
ジェニファー・ロペスやアイス・キューブが出演していたことで話題になった本作。テレビでもよく流れていたので知ってる人は多いと思う。
確かに映像技術を駆使した大蛇の数々は斬新だった。だが本作の主役は狂ったヘビハンターのジジイことジョン・ボイドだろう。当然最期はひどい殺され方をするのもみものだ。
・・・・んだがいかんせん地味だからランク外だ。せめてもっと意外な展開があればもっと評価高かったのになあ・・。
まとめ
ヘビ映画、意外と結構掘り出し物が多いんだよなあ。・・・・MEGがアメリカで大ヒットしたらしいが次はヘビ映画を流行らせてくれないものだろうか?
アナコンダなんかリメイクしてもいいころだとおもうのだが・・・・ダメだろうか?
そういえばヘビの毒について真面目に扱った映画もあんまりないなあと思っていたりする。ヘビに噛まれた!解毒剤をつくらないと!みたいな感じでサスペンスにつながりそうなんだが・・・。
結構丸のみごっくん!な大蛇系の映画のほうが多い気がするなあ。もっとヘビ映画は開拓の余地があるだろう。