【映画】映画本編より観客同士の喧嘩が気になった ~「カメラを止めるな!」~【ネタバレ注意】
今話題作の「カメラを止めるな!」をみました。
出来は結構面白いです、でも正直序盤から中盤のしょうもないゾンビ映画のパートは眠かったです。
ワイはJVCの映画をみてるんやないんやで、と思いました(桂米朝風に)
ところが、今思えばそれも伏線だったとは、まあびっくらでございますわ。
終盤は笑い転げました、今までの伏線が一気につながっていく感じはかなり気持ちよかったです。
(ここからネタバレするから、観ていないやつは読むなよ)
ネタバレをすると、ゾンビ映画は劇中劇で実はその映画を製作するスタッフの悪戦苦闘物のコメディでございました。
なるほど、しょっぱい生配信ゾンビ映画のパートはちゃんと込みで作られていたのか・・・。
そりゃそうだよな、やっぱいい映画って金かけなきゃできないもん・・・・。
ラストは観客のほとんどが笑っていたと思います、何に似てるかといえば山下敦弘の「リンダリンダリンダ」でした。(けいおんの元ネタなのでオタクどもはみるように)
とはいえ、序盤~中盤のゾンビ映画でさじを投げたのかカップルできていた観客がいきなり喧嘩をはじめていました。
男はまあ、腕に入れ墨入れたいかにも893みたいな方で女性のほうは派手な感じの女の人でした。
男のほうはしきりに「この映画おもんな!」「クソやんけ!」「ホラー映画ちゃうやん!」と言いながら不機嫌そうに前の先を蹴っていました。
女が「おもろいやん!」「なんなん自分態度悪いで!」」「静かにしてよ!」といって言い返していました。
映画が終わっても喧嘩していたのか、ロビーのあたりで場外戦が始まっていました。
男のほうは「だから邦画嫌やねん!」と大声で叫んでいました。
なるほどぉ、きっと女がツイッターか何かで話題になってるからみにいかない?みたいな感じを言い出して男はきっとホラー映画か何かだと思ってみにいったんだろーな・・・。おそらく洋画派なんでしょう。
俺は安い券でみにいったからいいけど、あのお兄ちゃんからすればかなり久々に映画をみにいったらわけのわからん映画だったってことなんだろう。
面白いけど、観る人を選ぶ内容ではあるなとおもいました。
とはいえ、正直よそでやってくれ・・・。
あの制作会議のグダグダな感じ、NGばっかでダメダメな感じはおそらく映画製作者の人らがそういう現場を肌でわかってきた大ベテランだからなんだろうなというのはよくわかりました。
僕もちょっと前に映像制作会社でバイトしてた時に、何回かああいう上の人間の無茶振りでグダグダな企画が通ってしまう経験や「事務所的に無理です」みたいな感じで結果何もできん女優にあってしまったりすることはよくありました。
プロデューサーみたいな人が「まあ、この企画やってくれるよね?」みたいな感じでやや無茶振りしたり、「いやー無茶でしょー」とか言いながら受けなきゃいけないノリはめっちゃあるあるでした・・・。
上役でああいうテキトーな企画振っておいて自分では確認しないおばはんやっぱ結構います。