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「ジュラシックワールド 新たなる支配者」には失望した
※本レビューにはネタバレを含んでおります、未見の方はご注意ください※
2022年最大の話題作である「ジュラシックワールド新たなる支配者」を観てまいりました!!!
いやー、ひどいね。
って、最初に結論がでちゃった。
この映画は大駄作だと思います。
まずシナリオがしっちゃかめっちゃかだ。
本作は恐竜映画であるはず。
だって天下のジュラシックワールドなんだから。
ところが、どっこい恐竜よりもメインは巨大イナゴとクローン人間なのだ!!
だれがみてえんだよ!!バーカ!!!
別にそういう話を恐竜映画であるジュラシックパークシリーズであるジュラシックワールドでやらんでもいいだろう!
まあ製作者側としたら「恐竜は飽き飽きだろおまえらー!!えー!!クローン人間やイナゴを出して新鮮味だしたからみてくれよなー!!」って感じなんだろうが、それは余計なお世話である。
一言でいうと、エヴァ序破までなんとか好評だった使徒vsエヴァの戦いをエヴァQやシンエヴァで戦艦バトルにしてしまったのと同じだ。
だれもそこをみたいわけじゃあないんだよという話だ。
そもそも前作「炎の王国」を思い出してほしい。
恐竜と人類が同じ社会にでてしまった、となれば…続編としてやるべきなのはティラノサウルスやアパトサウルスがアメリカの市街地を踏みつぶしながら街を突き進んでいく…という王道の怪獣映画をやればよかったのだ。
まあ、「ゴジラ」のパクリだけど製作者は本当やりたかったのそれだけど予算足りなかったんでしょ?てへへ?
え?恐竜なんか米軍にやられるだろ?
じゃあギガノトサウルスか何かをゴジラレベルの大怪獣にすりゃいいじゃん。だはは!
あと早々、次に映像が面白くない。
まず本作ジュラシックパークシリーズ最大の見せ場は恐竜の迫力ある姿だと思う。
そこで本作の新作悪役恐竜として出てきたギガノトサウルスであるがなんと空気である。
出番は終盤にならないとでてこないのだ。
つまり、映像的に面白いものはなくダラダラと間延びした人間ドラマが2時間半近く描かれるのだ。
そして、クライマックスのティラノサウルスvsギガノトサウルスがまああ…盛り上がらない。
暗い映像の中を恐竜がちこちこやりあうのだ。
もういい加減こういうのハリウッドやめろよ!
いつまでギャレス・エドワーズのゴジラみたいなヘボいごまかしやってるんだよバーカ!
はっきりいいますと、本作あの「シンウルトラマン」よりもひどいんじゃないかと思います。
あれもヘボいCGだったけど明るい場面で怪獣バトルはしてたじゃない。
まあ、人間ドラマですが…これ恐竜映画ですよね?怪獣映画ですよね?
人間ドラマ、確かに大事なんですが、この話の人間ドラマどうでもいいっちゃどうでもいいんですよね…。
だって、この映画に出てくる人間、エゴイストばかりでどうでもいいじゃないですか。さっさと恐竜に皆殺しにされればいいのにって10回はいいましたよ…?
今更しわしわばあちゃんになったローラ・ダーンとか誰が見てえんだよって感じじゃないですか?
それだったらティラノサウルスやギガノトサウルスが人を食い殺す映像をもっと流す方が娯楽映画・怪獣映画として正しいと思いますよ?
後ろで子供がみてたけど「これつまんない」って言ってたよ?
それよりもグラント博士のトレードマークだったウエスタンハットを胴でもいい感じに捨てるのどうにかなりませんか?
点数は…30/100点
シリーズで一番の駄作、決めるとすれば本作でしょうかね。