元WWEのバティスタについて…
今でこそ、ハリウッドの大スターとしてその路線が定着してしまったバティスタことデビット・バウティスタさんだが…。
自分としては今での彼はあまり好きではなかったりする。
まずはビジュアルだ。
彼は現在、50代でどう考えても巨人やマッチョマン・タフガイを演じるのは遅過ぎである。
現在の彼がこれである。
一般人と比べればマッチョだが、いかんせんアクセントが弱い。
それに比べて10年前の彼の姿はこうである。
かなりダンディで筋肉もガチガチについている。
ベルトを持っていてもこの段違いの色男っぷり…。
正直言ってこのころに俳優デビューしていれば、今のロック様なんかよりはるかに上のキャリアを築けていたんじゃないか…。
しかし、このころでももうすでにアラフォーであった。
アラフォーといえばおじさんにはよくわかるが・・・もう体がおぼつかない時期になっているだろう。
知っている人はすでに知っていると思うが、実はバティスタさん、プロレスデビューも30代でありかなりプロレスラーとしては遅咲きであった。
またプロレスラーとしても正直いってあまり器用な人ではなく、故障もすぐにしてしまうそんな人の印象が強い人であった。
ただ、ビジュアルについては圧倒的な説得力があり華があった。
また筋肉スターというビジュアルについても、プロレス団体の主人公として申し分ない箔があった。
プロレスというのは基本的にはドラマであるので試合も必要であるが華も十分必要であった。
そんな華をバティスタは充分に備えていたのではないのかと思う。
また、性格についてもブッカーTと少々面倒を起こした程度でそこまで目立ったトラブルはない優等生ということで有名であり、負けブックを飲まされていた抗争相手の選手と相談をして「今日は俺が負ける、お前が勝ってくれ」と餞を添えるために負け役を担うこともあったそうだ。
あの傲慢な性格をしたCMパンクも私生活では友人同士であった。
エゴイストが上に立つWWEの世界においてトップ戦線にいながら、相手をたたせて自分ばかり目立とうとしないそんな謙虚な姿勢が彼の最大の武器であったのかもしれないと今になっては思うことがある。
って・・・・長々と書いてしまったが要するに彼はプロレスラーとしてもアクション俳優としても「遅すぎた」のではないかと思えてしまう。
上でも言っていたが、もっと若ければ…あと10年彼が早く生まれていれば…彼の評価は変わっていたのではなかったのだろうか。
そう思うと、少し残念である。