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ジョーカーはなぜ、狂ったのか?

ジョーカーの過去話は数多く作られている。

しかし、完全にこれ!という過去設定はいまだにされていない。

かつてコメディアンだったり、かつてギャングだったり、妻がいたりいなかったりと様々だ。

子供時代に母に虐待された、祖母に虐待された、かと思えば両親を殺した。などと一定しない。

かつて傑作「アーカムアサイラム」でグラント・モリソンは「ストレスフルな現代社会に対して人格を作り替えることで適応した精神的超人」としてジョーカーを描いていた。

バットマンとは違う作品だが、マイケル・ダグラスの名作スリラー「フォーリングダウン」がある。

この作品は会社を解雇された男が発狂して帰宅したいがために街で騒動を起こしていくという内容だった。

この作品によく似た内容のコミックがあった「バットマン:キリングジョーク」だ。

発狂していくマイケル・ダグラスと同じぐらい不幸を抱えつつも正気を保っている老刑事、この対比が狂気を破壊と悪徳に向けたジョーカーと正義に向けることで正気から離れたバットマンの構図によく似ていた。

ジョーカーの過去もこの作品では描かれ、それは貧乏だが妻への愛情に満ちたコメディアン志望の青年として描かれていた。

だが、よくよく考えれば「結婚できる」というのはかなり高いスキルだ。

世の中には結婚できず孤独の中で死んでいく人間もいる。

(ジョーカーになるコメディアンは以前科学工場で研究員をしていたというかなりの経歴を持っている。)

俺が思うに凄腕のギャングだったとか妻子持ちのコメディアンだったとかではなく、孤独で才能を何にぶつけたらいいのか自分の才能すらわからず日々の作業を没頭していくだけの凡人が突然バットマンに触発されレッドフードになったという過去ならどうか?という話をifしてみたりする。

もしくは元々少年時代たちの悪い不良だった青年が、社会に順応していくため忘れていた狂気が目覚めていったという話ならどうだろうか?

結論もオチも考えられなかったが、最近イライラが募ってきていて現世に未練がなくなってきたので許してほしい・


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