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ゲートルーラーから見るプロモーション活動の重要さ

※有料部分はものすごく物好きな人用です。
タイトルのことはすべて無料で読めます。

また池っち店長(こちらではきちんと池田芳正氏[池田氏]と書きます)の批判記事か!?と思われた方。

いいえ、そんなことはありません。

インターネット黎明期TCG界隈を引っ張っていったのは間違いなく池田氏ですし、
カードキングダムが出来た当初にかないみか氏とのラジオも池田氏の功績です(当時TCGでラジオなんて考えさえありませんしいまだにないと思います。)

じゃあ何が言いたいの?

と、思うかと思います。
言いたいことはゲートルーラーが挑戦したこと。
それに対する結果の話です。

1:インフルエンサー

ゲートルーラーでは広報にインフルエンサーと呼ばれる方法を取っています。

インフルエンサーはゲートルーラーを盛り上げたい!触れて紹介したいという方々に公式から情報などのサポートをさせていただく方々です!

今迄のTCGと言えばメーカーの内部ユーザーもしくは連携した人間が広報を行うのが基本でした。
しかしゲートルーラーではインフルエンサーが広報を行うことで多面からの広報を試みました。

インフルエンサーの現在。

現在では完全に失敗と言えるでしょう。

理由としては2つ。
1:インフルエンサーの広報がものすごく弱い。

公式のインフルエンサーのリストがあるのですが
正直普段からゲートルーラーの話をしているのは
・荻野 宣 氏
・K 氏
・野球小説家 鈴木素肌 氏
(彼は真野ししゅう様で1~2万円ぐらいで作れますしDeNaのユニではなく自作のゲートルーラー用のユニは作ったほうがいいとは思いますが・・・)
・中条兜 氏(ゲートルーラーと言うよりは自分のお店の宣伝ですが、ここに来ればゲートルーラーが出来るというのは1番の宣伝だと思います。)

このぐらいで残りは自分のyoutubeの宣伝で埋め尽くされてしまっています。


そしてそれ以上の問題・・・。
2:インフルエンサー以上に目立ってしまう池田氏

問題はこちら「インフルエンサーでの多角広報」の意味がなくなってしまうんですよねこれ。
結局公式の人間が1番目立つならインフルエンサーの必要性が薄れるんですよ。

池田氏の遊戯王の関係性については今回は割愛します。
ゲートルーラーの広報とは関係ありませんし。

2:ゲートルーラーと公式アカウント

ゲートルーラーは池田氏が設定を考えて作っているのはわかるかと思います。

それを池田氏が自分のアカウントで設定を言うのは問題ないと思います。
問題は公式アカウント。

このアカウントは池田氏の補助アカウントなのでしょうか?
何故池田氏のツイートをリツイートしているのでしょうか?

軸は公式アカウント、設定関連を池田氏が補填すべき所なのですが、
現状は完全に逆転しています。

3:公式ディスコードサーバー

新規ユーザーを避けている1番の要因はこちらだと思います。
人と言うのは既に形成されている閉鎖的なものに飛び込むのはものすごい気力が必要になります。村社会の怖さはTCGプレイヤーは良く知っていますからね・・・。

例えば年末のサポートはお休みの話。
公式Discordサーバーにて「ルールなど質問」にて、
開発陣による回答や過去例からの回答等も行っております。
合わせてご活用ください。

そうではなくて先にそちらから質問と回答を公式サイトに掲載するべきものではないでしょうか?

4:コロナ禍とTCG

ゲートルーラーは最近のTCGとしては珍しく「一般向けの体験会」と言う物がありませんでした。
コロナ禍で多数の人間を集めてゲートルーラーの体験会を行うと言う物が難しいのはわかるのですが、カードショップに対してぐらいできなかったのでしょうか?
またインフルエンサーに対しては行いましたが、インフルエンサーはゲートルーラーを引っ張っていく立場でショップ関係なく自分で大会を開く権限はないのでしょうか?

例えばカードショップの店員に伝えてあるのであれば
「このカードショップに行けば店員からルールの簡単なレクチャーを受けられます」と言う広報が出来たはずなのです。

5:ルールブックがない

実は私自身が公式discodeでユーザーの方が
「どうしてゲートルーラーにはルールブックがないのですか?」
と言う質問を池田氏に投げかけていた所を聞いていました。

そこでの池田氏の回答は
「知らないのですか?今のテレビゲームには説明書が入っていないのですよ?」

でした。
質問された方は納得いっていないようですが、私もこの回答には違和感を覚えました。

なぜなら・・・TVゲームに説明書が入らなくなったのはTVゲーム内で実体験できる詳細なチュートリアルが必ず付くようになったのが理由だからです。
試しに適当なソーシャルゲームをやってみてください。必ず操作方法を動かしながら始めると思います。
調べるのではなく実体験でルールを覚える。これが時代の変化で一般的になった為説明書が減りました。

しかしゲートルーラーには実体験できる場はありません。
私が違和感を覚えたのがそれが理由でした。

6:公式ルール動画

ゲートルーラーでは先ほど言ったとおりルールブックがありません。
代わりにデンソーウェーブ社製のQRコードからルールの動画を見ることができます。

私がこれを見た感想は「このルール動画字幕が全然ないため頭に全然入ってこない」でした。

ちなみにポケモンカードのデッキにも現在詳細なルールブックはなく
動画で遊び方の説明をしています。

この2つの動画を見ればわかると思うのですが、
字幕の量が全然違うのがわかると思います。

さらにかみ砕いて説明すると、人には認知特性と言う物があります。
簡単に言えば
目で見たものを覚えるのが得意な視覚優位。
耳から聞いたものを覚えるのが得意な聴覚優位。
体験から感覚で覚えるのが得意な感覚優位。

★視覚優位
・空間認知が得意、何かを図で認知するのが得意
・絵、写真、グラフ、動画など視覚的に示された物を理解しやすい
・ざっと見ただけで、全体の関係性を理解できる
★聴覚優位
・口頭指示の理解が得意
・音楽を聴いているとすぐに歌詞を覚える
・時間を追って、段階的に理解するのが得意
・全体よりも細かいことに関心を示す
★感覚優位
・見えるもの聞こえるもの以上に、その場の雰囲気や感じ方を記憶します。
・何かをしたり、体を動かしたりすることでものが覚えやすくなります。
・早口でたくさん話されたり、次々とスライドを切り替えながら説明されたりすると、情報の処理がついていかない感覚が生まれて、思考が止まることがあります。
・1つのことをじっくり味わうのが好きで、具体的な感触や感じに興味を持ちます。

視覚優位の方はそれこそルールブックを読むことで覚えるのが得意です。
聴覚優位は聞いた情報を理解するのが得意です。
感覚優位は体験から覚えるのが得意です。(TCGだと体験会)

ゲートルーラーのルール動画はひたすらしゃべっている為聴覚優位の方にはものすごく理解のしやすいものになっています。
恐らくなのですが、今までの動画などの傾向を見ていると池田氏はものすごい聴覚優位だと思います。

対してポケモンカードのルール動画。
総ての会話に字幕がついています=視覚優位の方向けの配慮です。
しゃべって説明しています=聴覚優位向けの配慮です。
ゲームの流れを1から最後まで体験させている=感覚優位の配慮です。

自分がどの優位か気になるならこちらから簡易的な診断ができます。

ちなみに全体で見れば視覚4:聴覚3:感覚3ですが
TCGプレイヤーは理論的に考えることや視角情報を処理するのが得意なので感覚優位か視覚優位の人が圧倒的に多いです。
私の場合は完璧な言語感覚優位でした。


体験会に参加されたインフルエンサーの方は体験会を通して覚えている為
「わかりやすい」
動画(視覚)しか情報入手方法がなかった一般プレイヤーが
「わかりにくい」
さらに迫真~は最初から最後まで体験を見ている為
「迫真~の方が公式よりわかりやすい」

こういう構図になっているのは
TCGプレイヤーの認知特性を無視して解説動画を作ってしまったのが原因かと思います。

7:スターターデッキ

実はゲートルーラーをつまらないと感じさせてしまったのはスターターデッキが原因だったのではないのかな?と私は思っています。
スターターデッキにはルーラーが1種づつ入っていますが何故2種とも入れなかったのでしょうか?
このゲームの1番楽しい部分はデッキ構築の部分だと思います。
アプレンティスならば50コストとCNT16枚、デッキ50枚を両立させるのが非常に難しいです。
逆にナイトはゲーム内のコストの管理がとても難しいです。
スターターデッキではなく体験デッキを基礎として3種ぐらいのデッキ改造セットみたいな感じで売るべきだったのではないのかな?と思います。
1500円で3枚しか入れていないカードがあるのであるならば2500円ぐらいできちんと18種4枚づつ(合計72枚)でカードを入れて選択できる猶予を与えてもよかったのかと思います。

体験デッキ:無料。
デッキ改造セット:青黄創生召喚(ナイト系)
デッキ改造セット:黄桃ビースト(アプレンティス系)
デッキ改造セット:青赤ミリタリー(ナイトでもアプレンティスでも動ける)

そこに改造セットで組めるデッキ例を公式サイトで出すなり一緒に入れておくなりしておけばゲートルーラーの強みはかなり生かせたと思います。


この上で1弾のカードを組み合わせることでさらに赤桃アプレンティスのような多様なデッキを作ったり
改造セットをさらに強化するカードを収録したりしてもよかったのではないでしょうか。

と、いうのも赤桃アプレンティスが強すぎて1弾なのにダイアクトーを突破できるかでカードを選択しないといけない状態になっているのはかなりまずい。
現状たくさんデッキタイプは組めると言われてはいますが、トップメタに対して回答を用意できないデッキはデッキではなくて紙束になってしまうんです…。(現状リスト化してもこれ赤桃に対して回答がなくて無理だと組んでさえいないデッキも結構あります。)

8:広報としての池田氏

対象となっている「過去にTCGプレイヤーだった人たち」が想像する広報と言うのは恐らく・・・
・ドクターO(ヴァンガード)
・イグニッション久保田

もっと古いものだと
・ドクターオーヤマ
・イマクニ?

こういった方々だと思います。
この方々の共通する特徴は
「他人の否定は絶対にしない」
「他のものと比べて話をしない」


例えば自社の商品説明をするときに他社の〇〇は~などとは言いませんし、
増してや他社の商品を例えに出すことはありません。
特にCNT50枚の返しなどはやってはいけない最大の例かと思います。
やんわりと「ゲートルーラーのルールは現在どのルーラーもCNTが最大16枚となっている為そういうことは出来ませんよ」とお返しすれば問題なかった話だと思います。
また、あちらに関しては本人に言っているわけではありませんのでわざわざ横槍を入れる必要はなかったですしあれだけ続ける必要もその場の勢いで言い続ける必要もないと思います。。
公式側からそうことを言われてしまうと確実にユーザー側は委縮します。
実際ゲートルーラーのデッキ診断みたいなツイートはほぼ皆無です。

・私が手を加えるなら・・・。

・池田氏がインフルエンサーより目立っている為インフルエンサーの役目がなくなっている。
⇒インフルエンサーにもっと広報をしやすくするための構造を加える。
(例えばデッキ紹介をしてもらうためにパンチで穴を開けたインフルエンサー用カードを4枚づつ配布する等を行ってもいいと思います。)
⇒インフルエンサーとインフルエンサーが戦える環境を整える。(動画用)
⇒インフルエンサーと一般の人が交流できる場所を公式側で用意する
池田氏は公民館など借りれるのだから自分でと言いますが、現状リスクが高すぎます。飛沫防止のためのアクリルスタンドなどの用意を考えると公式側で場所は用意すべきだと思います。
一般ユーザー主体の大会でコロナが出たとなってしまった場合のダメージが相当なものかと思います。

・公式アカウントが池田氏の補助になっている
⇒現在の池田氏が行っているものから背景に関しては池田氏が続行する。(それ以外のことはしない)
⇒ゲートルーラーのイベントや情報に関しては公式アカウントと分ける。
⇒ルールQ&Aに関してとり店長氏がツイッターで聞いておりましたが、本来はこれも公式アカウントが聞くべきものだと思います。

・ルールブックがない
⇒出したものに関してはどうにもならない為、公式サイトに簡易ルールシートは作成する。
⇒動画は作成しなおして字幕をきちんとつけたゲームの流れに沿ったものに変更する。

・体験会について
⇒出来るならばゲートルーラー運営主体ですべきかと思います。
⇒特に名古屋はカードキングダム野並店以外大会を行っていない為、大須などの中心部で活動はほぼなくかなり悲惨な状態になっています。
(首都圏以外はどうでもいいという状態なのならばいいのですが・・・)

・公式サイトについて
⇒大会の索引がぐちゃぐちゃなのでそこは修正してもらった方がいいかと思います。(さらに言うならば大会が無い県は除外すべきかと思います。)

・ロードマップの作製
⇒既に1弾カードが一部フリーカードとなることが発表されています。
⇒そういった重要な事を含めてせめて半年程度のロードマップは作成して掲載すべきかと思います。

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例としてこちらはFFTCGのロードマップです。いつ新作が出て等の情報が載っています。(当然コロナの関係などあるので予定が変更される場合はあります。絶対にこの通りにしないといけないという物ではありません。)

以上です。

ここまで無料記事です。
ゲートルーラーに関してはもう1つ書きたい記事があるのでそれを書いたらnoteでは何か問題がない限り書かないと思います。
そろそろポケカの話したいし・・・。


有料は個人的な話になるのですが・・・
以前出したゲートルーラーの問題点のアクセス状況などの話です。


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