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「不動産取引を通じて日本と中国の友好交流を広げていきたい」神居秒算新執行役員・楊嶸(ヤンロン)就任インタビュー

2023年9月1日、株式会社神居秒算(しんきょ・びょうさん)の執行役員COOに、楊嶸(ヤンロン)が就任しました。

※プレスリリースはこちら

今回の記事では、楊(ヤン)の経歴や就任の背景、そして今後の目的・意気込みについてインタビュー形式でお届けします。

Profile 

楊嶸(ヤンロン)
1989年生まれ、中国福建省出身。2009年に中国の高校を卒業した後、日本に6年間留学。2015年にヤフー株式会社に新卒として入社。大手総合広告代理店で営業担当としてヤフーの広告ソリューションセールスを担当。その後、2018年に株式会社KADOKAWAの連結子会社である株式会社KADOKAWA Global Marketingの創業メンバーとして、中国インバウンドマーケティング子会社を立ち上げるプロジェクトに参画。2020年に取締役に就任し、経営全般に携わる一方、個人で中国のSNS「Weibo(ウェイボー)」にて日本総合情報を発信する「日本衣食住行」アカウントを開設し、現在207万以上※1のフォロワーを抱えるKOLとしても活躍。
※1 2023年8月22日時点


高校卒業後、すぐ日本に留学へ

高校卒業後は、日本に留学されたと伺いました。なぜ日本に留学を?

 私の地元は福建省という町で、昔から華僑が多く、海外留学や海外での仕事に対して違和感が全くありませんでした。高校の同級生の約6割が、卒業後に海外に留学しました。先進国である日本は、距離的にも近く、歴史的にも中国と深い関わりがあったため、自分の目でリアルな日本を見てみたいという思いから、日本への留学を決意しました。

大学で経営学とマーケティングを専攻、その後キャリアに直結

大学での専攻は?大学生活で印象に残っていることは?

 大学で経営学とマーケティングを専攻しました。ゼミの先生が、ゼミ生と企業の積極的な交流を推進しており、学生時代から社会人と会話することや、ビジネスに対する理解を深める機会が多くあったことが印象に残っています。また、大学1年生の時に中国SNSのWeibo(ウェイボー)アカウントを開設し、情報収集や記事編集などを行っていました。授業中は、スマートフォンばかりいじっていました(笑)。もちろん、勉強に影響しない程度で、ちゃんと単位は取りましたよ。

大学卒業後、日本で就職を決めた理由は?

せっかく日本に留学したので、万が一、将来中国に戻る場合にも、有益なキャリアを築くために日本での勤務経験を積みたいと考え、留学当初から日本での就職を予定していました。大学で専攻した経営学とマーケティングはその後のキャリアに直結しました。

日本での仕事において最もやりがいを感じる瞬間や、経験について教えてください

 新卒から現在まで、周囲からの評価やサポートを受けながら充実した社会人生活を送り、次第に日本が好きになりました。

 日本での仕事においてやりがいを感じたことは、第一志望だった広告業界で中国と関係のある仕事ができたことです。日本における中国マーケティングスペシャリストとして、目標を掲げキャリアを歩んできた中で、多くの日本クライアントから感謝されました。お客様と友達になることができたことが、一番の喜びでありやりがいを感じました。

事業会社から、中国と日本の架け橋へ

今回神居秒算のCOOとしてジョインしようと思った理由・背景について教えてください

 新卒から日本の広告営業職としてキャリアを築く中で、事業会社の中からマーケティングに関わりたいと強く思っていました。今後は、約10年間のメディア運営と広告セールス、中国マーケティングに関連した経験を最大限に活かし、事業の成長と発展に貢献したいと考えています。

 また私はRENOSYで投資用不動産を購入し、GAグループの株式会社パートナーズを通じて、保険も契約しています。顧客としてGAグループのサービスや働く人と接する中で、大変魅力を感じていた点も入社を決めた理由の1つです。

 今後は、不動産投資のオーナーになる際のワクワク感と未来への期待、日本不動産の魅力を、中華圏の方に広めていきたいと考えています。さらに、「神居秒算」を日本の不動産検索プラットフォームとしてだけでなく、日本において中華圏富裕層に関する最も詳しい企業として成長させ、不動産取引を通じて日本と中国の友好的交流を広げ、ビジネス活動を活発化させる一翼を担っていきたいです。

RENOSYの不動産オーナーなんですね!RENOSYの印象はいかがでしたか?

 はい、私は30歳の時にRENOSYで不動産投資を始めました。複数の会社を比較検討し、最終的にRENOSYで、投資用不動産の購入を決めました。RENOSYを選んだ理由は、物件の立地条件が良く、賃貸需要と資産価値の両方が期待できる物件を提案してくれた点でした。また、融資の条件が優れていました。

 私の場合、中国国籍で永住権がまだ取得できておらず、他の仲介業者からは融資が難しいと言われましたが、RENOSYは提携銀行の力を借りて日本人と同じように、低金利で融資を受けることができました。不動産投資において融資は、非常に重要なポイントですがこの問題を解決してくれたことに、今もとても感謝しています。
 
 さらに、RENOSYの革新的かつスムーズなユーザー体験に驚かされました。提案時に、担当エージェントがタブレット上で、AIが不動産価値をスコアリングし、厳しい条件をクリアした物件を紹介してくれました。私の年齢や物件に合わせた収支シミュレーション機能で返済計画や利回りについて説明くださり、オンラインで全て完結していたことが印象的です。

 物件購入後は、自社で開発した不動産管理アプリ「OWNR by RENOSY(オーナーバイリノシー)」を通じて、いつでも物件情報やキャッシュフロー、管理状況を確認できる点も利便性が高いです。購入後もエージェントの方と交流の機会があることも、RENOSYを選んでよかったと感じています。RENOSYの不動産オーナーだけが集まるイベント「Owner’s party」は、定期的に開催されており、オーナー同士の情報交換の場となっています。オーナー同士が集まる場で会社の批判的な話題になる可能性もある中、このような場を定期的に開催できているのは、自社のサービスに自信がありオーナーときちんと関係性を築けているからだと感じました。こういった点も含めてRENOSYを友人にすすめている理由の1つです。

今後、楊さんが神居秒算新執行役員COOとして挑戦・取り組みたいことを教えてください。

 色々とアイデアはあるのですが、大きく分けて3つ。1つは、トラフィック成約率の上昇を通じたユーザー体験の向上を図りたいと考えています。神居秒算はプラットフォーム事業であり、トラフィックと成約率の向上はとても重要だと考えています。広告、PR、SNS発信、オフラインイベント、カスタマーサービスなど、総合的なマーケティング施策を実施し、同時に、中華圏投資家にスムーズな不動産取引体験の提供、体験の向上を図っていきたいです。

 2つめは、神居秒算を日本不動産検索プラットフォームだけでなく、ラグジュアリーメディアとして不動産以外の情報も発信・提供していきたいと考えています。長年にわたるインバウンドマーケティングの経験から、富裕層は旅行やグルメ、文化など不動産のみならず日本に対する興味・関心が非常に強いので、他のハイエンドサービス提供企業との異業種コラボレーションを通じて、不動産購入の後押しになる施策を進めていきたいと考えています。

 最後に、自身の経験を活かし、日本で働く20代から40代のサラリーマン向けのコミュニティを運営したいと考えています。経営者の講演会、投資勉強会、読書会、ネットワーキングパーティーなど、個人の成長に焦点を当てた高品質なコミュニティ組成を目指したいです。在日中国人コミュニティを通じて神居秒算の知名度を高め、口コミ効果を通じて、自然な形で中国本土にも日本不動産投資の魅力を広げていきたいと考えています。

 以上が私がCOOとして神居秒算で挑戦・取り組みたい3つの事柄です。これらの取り組みにより、神居秒算の成長を促進し、より多くのユーザーに価値を提供できるよう努力してまいります。

撮影:今井淳史

※本記事は作成時点での情報を参考にしております。最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。

EDITOR’S PROFILE
早田 菜美
タイのAssumption大学を卒業後、広告代理店や外資化粧品会社で広報を務める。2020年、GAテクノロジーズに入社。現在Service,Global 2チームにてマネージャーを担当。
Twitter:@namihayata


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