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静岡でライブをやりました。

先週5月15日に静岡市内の2箇所のクラブ、dazzbarとCOAを会場に出張版秋葉原重工"Akihabara Heavy Industry Inc. r05 #1"が開催されました。

メインのゲストにHiroshi Watanabe氏、TAKAMI氏、ライブにYebisu303氏を迎え、フード・DJ兼務要員にTAK666とREV-TUNEを召集、秋葉原重工からは代表Takayuki KamiyaとKURAYAMIというタスクフォースで出張しました。

半年くらい前から企画を進めていて、ギリギリまで調整していて告知もあまりせず(できず)やむを得ず緊急事態宣言下での開催でした。現在まで参加者に健康不安の話もなく、2会場両クラブのスタッフさま、静岡勢のみなさんのご尽力、参加者のみなさんの協力の賜物だと思います。

KURAYAMIのライブとしては初の遠征かつ、2会場クラブサーキット形式ということで、いろいろと新鮮で楽しい経験ができました。自分はCOAさん側で出演しました。

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ライブシステムは前2回の秋葉原重工とほぼ同じでしたが、机が小さいとのことでお弁当箱サイズのMoffenzeef Modular StargazerをReon Driftbox Rとチェンジ。モノ1chが余ってたので、試験的にKorg monotron delayを追加で配置。結局現地で机を追加頂いて配置も問題なく、VJスクリーンと別に液晶モニターも備え付けられて、ライブコーディングとしてはかなり演りやすい環境でした。

COAさんはサウンドシステムがFunction Oneなんですが、抜けが良くハイも落ち着いていて耳疲れしないバランスだったので、イヤフォンを用意してましたが直モニターでも快適にコントロールできました。

配置がギリになりそうだったので動画撮影は諦めて、PCMレコーダでライン録音だけ試しました。内容的にも音質的にもそこそこ良く録れたので、マスタリングしてbandcampにて公開しております(値付けできますがフリーです)。

内容的には前2回のライブのデータを統合してマイナーアップデートを施したコードだったので、かなり安定したプレイになったと思います。ただ、今さら改めて思ったのは、KURAYAMIの理念として不規則、非同期、予測困難を是としているので、聴き慣れてないと不安定に感じるかもしれません。

これはシステムの仕様でもあるんですが、KURAYAMIのライブはたとえば、ディレイタイムがまったくBPMに同期してなかったり、ブレイクやパターン入替が4、8小節のような2のn乗展開でなかったり、同一トラック内でもBPMや拍子が不定なこともあります。これは”クラブミュージックのお約束”の脱構築を目指しているためです。

そうでなければDAWやパターンシーケンサを使えばよくて、その為にライブコーディングを主体にしています(コードで演奏する行為自体には自分はあまり価値を重んじてない)。それでもライブ用のトラックはクラブミュージックの形式にわりと寄せてあるし、もうこれはそういうものとしてお楽しみください(笑

プレイ中はほとんどフロアの様子を見る余裕がなかったんですが、それでも社長に聞いたところによればかなり良い反応だったようです。事前にHiroshi Watanabeさんが機材に興味深々だったのでちょっと説明して、ライブも観てくださっていて、光栄にも写真付きツイートまでしてくれました。素直に嬉しい…。

あと恵比寿さんが、もう一方の箱での出番直前なのにわざわざ来てくれて、動画撮ってくれた。ライブやってるひとの”判ってる”撮り方(笑

ヒロワタさんに限らず、ライブコーディングを初めて見る方が多かったようで、結構衝撃的だったみたいです(笑。まぁ都心のテクノイベントだってライブコーディングでライブやる人って全然いないし、普段秋葉原重工に来てる人は自分のせいで慣れちゃってると思うけど、当たり前にライブコーディングやってる人が出るイベントは結構異常です(汗

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自分の出番以外は2会場を行き来してまったり楽しみました。静岡だけに異常に美味い緑茶割りに衝撃を受けたり(味の解像度が異常に高い)、フードチームのTAK666カレー(スパイシーなのにやさしい)とビリヤニ☆タカシのビリヤニ(もはや秋葉原重工の標準食)に舌鼓を打ったり、もちろん他出演者の個性豊かなDJを聴きつつ、夜通しデカい音で仲間と好きな音楽を聴けることのありがたみを再確認してました。

やはり今はみんな遊びに来て!と積極的に営業できるような状況ではないので、早く気兼ねなく呼んだり集まれるようになるといいですね…。それまでは自分としても秋葉原重工としても、今できることを少しずつでも続けて、繋いでいければと思っています。

関係者の皆さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!タイトルに”#1”と打ってあるように、今後不定期ですが継続開催する予定です。静岡の皆さん、またお会いしましょう!

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