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【マスタリング担当】Lyrisme M​é​t​é​orologique - Shuta Hiraki

Shuta Hirakiさんのソロアルバム"Lyrisme M​é​t​é​orologique"のマスタリングを担当しました。リリースはエキサイティングで独自路線の音響音楽を、多数精力的に発表しているレーベル”時の崖”より。

アンビエントミュージックの中でもひときわ極端な形式であるドローンの楽曲で全てが構成されたアルバムです。ドローンは聴き方、楽しみ方が分かりづらい形式の音楽ではあるんですが、このアルバムはドローンの楽しい部分がとても際立って凝縮されたポップとも言える聴き易さで、ジャンル未体験の人にも特にオススメできる作品だと思います。(ドローンの自分の捉え方は以前こちらの記事で書きました)個人的にもめちゃくちゃ好みの作品で、リリース前に聴ける上に仕上げができるって、役得でしかない!

今回のマスタリングについて

並べただけ、ってこともないけどすごい凝った処理をしたわけでもございません

実は依頼されて行ったマスタリング作業は初でした。

自分は音楽制作のキャリアこそ無闇に長いですが、ハウススタジオの経験があるわけでもなく、自主制作の自分のアルバムや秋葉原重工の黎明期でコンピの自家マスタリングをやったことがあるだけで、マスタリングエンジニアのキャリアは全くないです。

それでもかなり前から音楽のエンジニア領域のスキルには興味があって、マスタリング向けのプラグインや技術情報は積極的に収集していました。まー昨今のDTM界隈は誰もが当たり前に作曲からマスタリングまでワンストップで出来るし、エラくもなんともないんですが…。集めたプラグインもハードもアイデアも寝かせっぱなしだし、誰かマスタリングさせてくれないかな~でも実績もないし…と思ってたところに今回の依頼を頂きまして。

いざ取り掛かる段になって、ドローンという音数も少なくリズムも存在しない楽曲でかつ、音響が非常に緻密で巧妙に組み立てられている作品だったので、これって俺がなにか処理する必要ってある…?そもそもマスタリングって…?という部分と、あえてアマチュアである自分が仕上げを処理する優位性というのをものすごく考えました。

結果マスタリング向けの思考術というか、俯瞰的に楽曲群を捉えて納品形態に収めるための解像度がかなり上がったと思います。そのあたりのことは備忘録的に後日詳しく記事に書くつもりなんですが、実際の仕上がりは聴いてみてもらえればわかると思います!(ダイレクトマーケティング)

実績もできたし、自分マスタリングもいけます!ご依頼お待ちしております!

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