新卒採用の本当のメリットは?
新人は、とればわかるさ、その意味が。
おはようございます。「いま、すぐ、やる。」の
クリエイティブディレクター矢野まさつぐです。
皆さんの会社は、もう25卒の採用活動は終わりましたか?
弊社は、クリエイティブチームの方は、まだ、絶賛新卒募集中で、正直ちょっと息切れしてきていますが、新卒採用は、毎年やると決めているので、何とか今年もやり切ります。
ということで、今日のテーマは、「新卒採用のメリット10選」です。YouTubeみたいな企画にチャレンジですw 熱が入りすぎて、全部でなんと4000字を超える記事になってしまいました。
本題に入る前に、日本企業がなぜ多くの採用課題を抱えているのかについてお話します(ここが長いw)。よくあるテーマですが、我々は、B2Bブランディングを専門にしているのでその観点からお話しできればと思っています。いつも以上に、めちゃくちゃ真面目な話になりますw
我々のクライアントを含む日本企業はいま、多くの採用課題に直面しています。その一つが少子化による労働人口の減少。これにより、特に若年層の採用が難しくなり、企業は限られた「人材プール」の中で優秀な人材を確保(=取り合い)するために競争が激化しています。
また、デジタル化やグローバル化の進展に伴い、企業が求めるスキルセットも変化しており、新たなスキルを持つ人材の確保が急務となってます。
多くの企業が新卒採用を重視する背景には、ざっくり言って「組織文化の維持」と「長期的な人材育成」の観点がありますが、それと引き換えに、新卒採用には多大なコストと時間がかかり、効果的な人材確保はいろんな意味でとても難しいです。特に、我々のような少数精鋭企業や中小企業は、大企業との競争で不利な立場にあり、優秀な人材を獲得するのが難しい現状があります。
さらに、入社後の定着率の低さもこれまた大きな課題。新卒社員が早期(一年未満とか…)に離職することが多く、その都度、企業は再度採用活動を行う必要があります。これにより、採用コストがさらに増加し、長期的な人材育成が難しくなります。こうした背景から、企業は採用プロセスの見直しや、新たな採用手法の導入が求められています。我々の会社にもそういった相談が数多くきます。「仕事が増えてラッキー」とか言ってる場合じゃないのでw、今日この記事で整理します。
新卒者の内定辞退を防ぐには?
せっかく内定を出しても辞退されることも、企業を悩ます問題です。
ボクは最近、クライアントにも、うちのメンバーにもうるさく言うのですが、「内定辞退の対策」は、内定を出した後の施策に注目するのではなく、もっと視野を広げる必要があると思っています。
そもそも応募者が「滑り止め」や、精神衛生上の「保険」として応募している可能性が高いことが問題です。つまり、「辞退を前提に応募します(離婚を前提にお付き合いしましょう的な)」という感じになっているんだと思います。「3社から内定もらった」「あの人は7社から内定もらったらしい」のように、(どうせ1社にしか就職できないのに)くだらない内定数比べも就職活動を進める上で、自然と出てくる感情です。「なんと失礼な!」とお思いでしょうが、学生には学生の悩みがあって、ある意味仕方ないんですよ。
だから内定を出してから辞退されないように動き出すのでは遅いんです。やるべきことは、「みなさんの会社に入りたいと思っている人」に応募してもらうための戦略を立てること。逆にいうと、「辞退することを前提」に考えているような人が応募してこないような戦略にしないといけません。
そのためには、まず、企業は自社の魅力を明確に伝える必要があります。具体的には、企業文化やパーパス、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を明確にし、それを応募者にしっかりと伝えることが大切です。自社の強みや独自性を強調し、他社との差別化を図ることで、応募者に「この会社で働きたい」と思わせなければいけません。マーケティングのUSP(自社ならではの強み)の考え方を採用活動に活かすのです。
次に、採用プロセス全体を見直し、応募者とのコミュニケーションを強化します。採用担当者が応募者一人ひとりと丁寧に向き合い、応募者の関心や疑問に対して誠実に対応することで、応募者の信頼を得ることができます。また、内定を出す前にオフィスツアーやチームとの交流会を実施し、実際の職場環境や社員の雰囲気を体験させることも効果的です。事実、我々の会社は、ここにとんでもなくコストを割いています。
さらに、選考過程でのフィードバックを迅速かつ具体的に行うことも重要です。応募者は、自分がどのように評価されているかを知りたがっています。適切なフィードバックを提供することで、応募者のモチベーションを維持し、内定辞退のリスクを減少させることができます。また、選考漏れになってしまった学生に対するケアもお忘れなく。数年後に、キラキラのキャリア人材として御社に戻ってくるかもしれませんから。
内定式をエンタメに。
多くの企業が、10月1日頃に内定式をやると思いますが、この日を内定者にとっての「特別な日」にしなくてはいけません。そして、同時に、既存社員にとっても同じく「特別な日」にしてください。うちの会社は、ここにもかなり注力していて、今まで内定辞退をされたことは一度もありません。「最強の内定式」に興味のある方は、ご連絡ください(info@lens-associates.jp)。個別にシェアします。
最後に、内定後も応募者との関係を維持するためのフォローアップが必要です。定期的な連絡や、入社前の研修やイベントを通じて、応募者との絆を深めることで、内定辞退のリスクをさらに低減させることができます。
企業は、内定者の立場に立って考え、内定式からの半年を「不安な時間」から「期待が高まる時間」に変換することができれば、必然的に内定辞退は防げると思います。
では、ついに!新卒採用の具体的なメリットについて見ていきましょう。
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