HICity スマートシティEXPO 2021イベントレポート
こんにちは! 今回は、GATARI も参加した「HICityスマートシティEXPO2021」 のレポートをお届けします。
HANEDA INNOVATION CITY(HICity)は商業・オフィスなどからなる複合施設で、羽田空港のすぐそばにあります。HICityスマートシティEXPO2021 は、 HICity のオープンから1周年に合わせて行われた、ロボットや自動運転などのさまざまな先端技術の実証実験などを体感できるイベントです。
GATARI と HICity および鹿島建設さんとは、2020年の HANEDA INNOVATION CITY BUSINESS BUILD で採択されて以来のお付き合いとなっています。
GATARI は 鹿島建設さんと共同で「HICityARアプリ」を開発、公開しています。昨年も GATARI は HICity で行われたイベント「浮世絵 THE WORLD」で HICity ARアプリ上に展示の音声解説コンテンツを作り、出展しました。
今回のイベントでは、HICityARアプリに追加する新たな機能をご紹介するため、鹿島建設さんと共同出展の形でイベントに参加しました。
HICityARアプリ 新たな機能
アプリの新しい機能は、「HICity ARナビゲーション」と「建物ARプレビュー」の2つです。
ナビゲーション機能は、HICity構内の行きたい場所まで、道標を辿っていくことで案内する機能です。
目的地を教えてくれるだけでなく、そこに至るまでの道のりを視覚的に示してくれる優れものです。
そして「建物ARプレビュー」は、未完成の HICity A/B/C棟の実物大3Dモデルを、建設予定地に AR表示するというものです。
加えて、建物プレビューでは「オクルージョン技術」を導入しました。
オクルージョン技術とは、空間認識を行うことで現実の物体の前後関係を把握し、3Dモデルを配置する技術のことです。オクルージョンを搭載していない3Dモデルは、配置している位置に重なるように現実の物体が存在していても、その上に常に表示され続けます。オクルージョン技術を用いることで、現実の物体が3Dモデルに重なると、重なった箇所の3Dモデルが見えなくなる、という表現が可能になります。
実際にARアプリでHICity A/B/C棟のモデルを見ると、既存の建物や歩く人の姿が重なると、モデルが隠れるようになっています。(上の画像では、階段の向こう側に表示されています)
本当に完成したときの様子が見れているかのようですね!
文化施設でこのようなVPS技術を導入している例は他にないため、先進的な取り組みと言えます。
そして当日、イベントの様子です!
イベントにはたくさんの方がいらしており、GATARIのブースも多くの方に足を運んでいただきました。
当日はお客さんのスマートフォンからダウンロードしていただけるのはもちろんのこと、ブースではiPadの貸し出しも行っていました。
お父さんに付き添ってもらい、お子さんがiPadを借りて体験するなど、微笑ましい姿も見受けられました……!
また、鹿島建設開発事業本部で HICity の開発に取り組む加藤篤史さんがお越しくださり、HICity ARアプリの他にも GATARI が開発する MRプラットフォーム " Auris "をご体験いただきました。
画像は電動車椅子の WHILL に乗って Auris をご体験いただいた時のものです。Auris と WHILL は実のところかなり相性が良く、手持ちで発生する揺れが車椅子移動によって抑えられる上に、移動自体がゲーム感があるものになるため、かなり楽しいのです……!
盛況に終わった HICityスマートシティEXPO2021は、ブースで隣になった他の企業さんと仲良くなるなど、GATARIとしても新しい繋がりを得られたイベントとなりました。
今後もGATARIはHICity ARアプリの開発を行っていきますので、羽田イノベーションシティにお立ち寄りの際は、ぜひインストールして体験してみてくださいね!
イベント概要
「HICityスマートシティEXPO2021」
開催期間:2021年7月9日~7月10日 10:00~16:00 ※催しにより開催日時は異なる
開催場所:羽田イノベーションシティ各所
交通アクセス:京浜急行・東京モノレール「天空橋駅」直結
主催:羽田みらい開発株式会社
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