PENTAX67の話
1.中判フィルムとは
120フィルム(ブローニーフィルム)を使用して撮影します。
中判フィルムカメラには6×9、6×7、6×6、など様々な種類があります。
全てに120フィルムを使用するのですが、6×9(8枚)、6×7(10枚)、6×6(12枚) とフィルム1ロールで僅かな枚数しか撮影出来ません。
PENTAX67(通称バケペン)は6×7なので10枚しか撮影出来ません。
フィルムも最近では高額になっておりますので、贅沢品になって来ております。
デジタルカメラを使用している方には考えられない枚数だと思います、、、
でもそんな中判フィルム、【PENTAX 67】が何故そんなに魅力的なのか、についてお話しさせて頂けたらと思います。
2.現像
フィルムは現像に出さなければ写真やデータにする事は出来ません。
僕の場合は山口県の山本写真機店さんに郵送して現像をしてもらっています。
プロ御用達の大人気店なので時間が掛かる事もありますが、仕上がりを見ると、お願いして良かったなと心から思います。
スナキャーを購入して自分で現像する方法もありますが、自分は不器用なので諦めました、、、笑
プロに依頼するのが一番だと思います。
3.使用感
ボディのみで約1.2kg、レンズ含めると約2kgの重さになるので、持ち歩くのは正直大変です。
【今日はバケペンで撮るぞ!】と気合が入った時は持ち出しますが、基本的には持ち歩きません。
ただ、気合が入った時はバケペンとGFX2台持ちで歩き回ったりしてます。笑
操作面は下調べをしてから、使用すれば特に難しい事はありませんでした。
フィルムの交換もYouTubeで丁寧に説明してくれている方がいるので安心です。
4.表現力
立体感と階調(色のグラデーション)が際立っていて、フルサイズカメラでは得る事の出来ない圧倒的な写りに感動しました。
これぞ6×7のセンサーサイズの破壊力だと思いました。
初めて使用した時、写真で感じとれる空気感がここまである事に喜びを隠しきれませんでした。
極上な写真体験が出来るカメラです
作例↓
5.作品
多くの写真家の方がPENTAX67を使用しており、僕が特に影響を受けたのが【濱田英明】さんです。
愛する子供だからこそあえて、引いて撮影していたり、(こんな発想があるのか!)と思う様な大胆な構図、世界観に感心を受けました。
そして自分も作品の様な写真を撮りたいと思い購入に踏み切りました。
6.終わりに
僕が自身このカメラを購入して1年程しかたっておりませんが、とてもリアルな写真が撮れるカメラだなと思います。
柔らかさがありつつ圧倒的な立体感、そして繊細な階調はリアルそのものだと思います。
フィルムの懐かしさが好きで購入する方も多いと思いますが、作品作りに励みたい方にも是非オススメしたいカメラです。
この度はご覧頂きまして、ありがとうございました。