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マンション住まいの卒業を決めた日

突然ですが、マンション住まい卒業のカウントダウンが始まりました。
端的に言いますと、戸建て住まいに転生予定です。

今回のnoteは趣向を変えて、どのような経緯でそのような心境に至ったのかを書き留めたいと思います。


理由① 45歳までに自分が欲しいと思えるマンションが出てこないのが確定的になったから

マンションへの関心が薄れた最大の理由はこちらです。

Xとかで私のポストをご覧いただいている方はご存じかもしれませんが、私は東京都下(西多摩エリア)に地縁があり、現在の住まいの検討軸は都内西部です。
(独身・DINKS時代の住まいは勤務地のみ意識していれば良かったのですが、今は何かあったら実家に戻らなければならなかったり、逆に保育園等から呼び出しがあったら実家からフォローしてもらったりという相互補完の観点から、選べるエリアが限定されます)

そんな私にとって、この数年で住みたいと心から思えた案件が、パレスホテル立川の跡地におけるタワマン計画(仮称「ザ・パークハウス立川タワー」)でした。

「立川?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、私のような西多摩エリア育ちにとっては、特別なんです。

(画像は著作権フリーor公式HP等から引用)

西多摩エリアから鉄道でどこかに行こうとすると、必ず通るのが立川

左上の網掛けが西多摩エリア。そう、立川は全てに通ずるのです

車を持たない学生時代、買い物は立川。何するにも立川

デパートも、ビックカメラも、エキナカ・駅ビルも、概ね必要な施設は揃っています

子供がいると、GREEN SPRINGS~昭和記念公園は神

GREEN SPRINGS、人口密度低めで地主の余裕を感じます
昭和記念公園はスケールが大きい

で、仮称「ザ・パークハウス立川タワー」は立川駅北口の再開発エリア内で期待可能な唯一のマンション案件。
しかもクオリティには定評がある三菱地所が出がける予定。
いやが上にも、期待が高まります。

ですが、この話は立川の大地主・立飛ホールディングスが三菱地所から旧パレスホテル立川を取得したことでなくなります。

ららぽーと立川立飛・GREEN SPRINGS・MAO RINK TACHIKAWA TACHIHI等、立川の魅力を高めている立飛HDが取得したこと、また「マンションができる=商業地域としての魅力ダウン=街としての終着点」であることを考慮すると、立川の戦闘力(?)がより高まる可能性が高まった点でとても良いことだと思ってます。

一方で、私個人にとっては、45歳になるまでの間に待つ価値のあるマンションが当面出てこなくなったと言えるわけで、急速にマンションへの関心が冷めていくことになります。

45歳に何があるかって?
それはね、住宅ローンが35年で組めなくなるの…。

(余談ですが、東京建物が「Brillia 立川」を分譲予定ですが、残念ながら定借なので…私は検討外です。立地は良いと思います)

理由② 価値観の変化(家族との時間を最優先にしたいから)

この項目は完全に自分語りです。

今年の初夏に子供に恵まれた…のですが、
産声を上げない子供。
痙攣している妻。
そして、あれよあれよという間に子供は緊急搬送されNICUへ。

明らかに予後が悪そうな妻に付き添うこともできず、子供が救急搬送される病院に向かう中で、

「もし子供が日常生活を送れるまで回復するのであれば、その時は家族の時間を何よりも優先させよう」

と心に決めたのでした。

我が子は本当にこんな感じで過ごしてました…。

理由③ 子供に窮屈な思いをさせたくないから

その後、1ヵ月くらいで無事に退院を迎え、私も妻もてんやわんや。
人間身勝手なもので、あれだけ聞きたかった泣き声も、夜中に頻繁に聞くと疲れてくるんですよね…。

その対応の過程で、「子供が泣くのは当たり前。これが歩けるようになったら家の中で飛び跳ねたりするんだよな…」という当たり前のことに気づき始めます。

私はマンション管理組合の理事役員である期間が比較的長いので、子供の足音や声に起因するクレームも多く見てきました。
もちろん、自分の子供が歩けるようになったら下階に少しでもご迷惑にならないよう対策をしようと思いますが、騒音問題は受け手の反応が全てで、過去住んだマンションにおいてもどうにもならなかったケースが多いです。

(ご苦労された方のブログ)

一方で、くつろげるはずの家で「家では静かにしなさい!」と子供に叱るのも酷な話で、それであれば子供がのびのびと過ごせる戸建てが最適解ではないかと考えはじめたのでした。

理由④ 他人の要望に応えることに疲れたから

トドメはこれ。

子供が入院している間はさすがにマンション管理教の私も理事会・総会は欠席させていただきましたが、復帰した後の私は先の通り「子供優先」のスケジュール編成を心掛けています。

一方で、マンション管理組合の総会。

??「理事会はもっとマンション内の高齢者を活用すべきだ」
??「2社相見積は少ない!」
??「もっと理事会は住民の声を拾い上げろ!」

がすたま「ご意見として参考にさせていただく」

(がすたま心の声)

高齢者活用って、その事前準備、打ち合わせ進行、タスク管理等、誰がやるのでしょう?

2社は少ないって、相見積取るのは理事なんですよ。
理事役員に負担を義務付けるような施策は継続性がなく限界があります。

住民の声を拾い上げろって、基本的には意見書も用意してるし、何なら立候補すれば理事役員にもなれるわけで、自ら手を回すことはされないんですか?
総会で聞いても、殆ど意見でてませんよね??

と、このインフレ最中で委託業者の契約金額の低減に取り組んだ私としては、「マンション管理組合全体の課題に取り組んでも文句しか言われないし、子供との時間を犠牲にしてまでやるこたぁねぇよなぁ」となったわけです。

余談。「マンションの管理に関心を持つこと=監督・監視?」

国土交通省が、2024年10月4日に以下のリリースを出しています。

正直不動産 永瀬財地と学ぶ!マンション区分所有者の責務
~マンションの管理は、「全部プロにおまかせ」ではダメなんです!~

マンションの区分所有者が担う責務や、今年6月に公表した「マンションにおける外部管理者方式等に関するガイドライン」の周知を図るため、人気漫画「正直不動産」とタイアップしたパンフレットを制作しました。

この企画、マンション管理に関心を持つことが監視というイメージしか植え付けられなさそうで、まぁた理事会叩きに精を出す区分所有者を生み出したいのかなぁと呆れてしまいました。

まとめ:マンション住まい卒業は「家族と過ごす時間の質の最大化」

よくマンションから戸建ての住み替えという話題には、「部屋数を増やしたい」、「広いおうちに住みたい」という話が出てきがちですし、私もその理由は少なからずあります。

ただ、それ以上に「家族と過ごす時間の質の最大化」というのがマンション住まい卒業の動機付けかなと振り返っています。

というわけで、この割り切り以降、本格的に戸建て検討に進むことになるわけですが、それは次のnoteにまとめたいと思います。



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