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家電量販店の初売りをタイパよく楽しむ方法(2025年時点)

本年もよろしくお願いします!

さて、私がすたまは家量販店の初売りを1年で最大のイベントに位置付けています。
そこで、今回のnoteはその楽しみをシェアできればと思い、まとめてみたいと思います。

テーマは、「家電量販店の初売りをタイパよく楽しむ」です。

(ご注意)
この2日でXのフォロワーさんが200人以上増えたのですが、私は家電芸人ではなく初売り家電量販店ウォッチャーに過ぎないので、年中家電やお得な情報を発信しているわけではありません…期待させてしまってたらごめんなさい。


家電量販店初売りの現実

【現実1】ヨドバシカメラの人気福袋をタイパ良く手に入れるのは無理

大みそかになると、必ずと言っていいほど秋葉原のヨドバシカメラでは小競り合いが発生します。

自身の記憶を交えながら、改めて整理すると以下のように見受けられます。
(もし「毎年徹夜しているけど違うよ!」といったモノノフがいらっしゃればコメントをお待ちしています)

  • ヨドバシカメラの福袋は特にデジタル家電(iPhone、iPad、デジタルカメラ等)の人気が高く、そもそも徹夜組が存在していた

  • この十数年で福袋戦線の多国籍化が進んだ。また、購入者サイドの効率化が進み、待機列に並ばせる要員をバイトで雇ったり、先行して待機しているメンバーが後発組を呼び寄せたりする等、組織化が見られるようになった

  • 結果として、小競り合いが生じやすい環境となった

もちろん、家電量販店でもこれらの対策が進んでいますが、人気福袋の抽選販売に舵を切ったビックカメラに対し、ヨドバシカメラは先着順での整理券配布対応。
組織化された多国籍軍を前に一般消費者がタイパ良く立ち回ることは難しい
と言えるでしょう。
そのため、ヨドバシカメラの人気福袋は12月初旬にyodobashi.comでの抽選販売以外ではなかなか手に入れにくいのが実情です。

【現実2】福袋待機列に紛れる人がそれなりに多い

日本で生活している期間が長いと皆さんお行儀が良くなるようで、店舗前に行列ができていると最後尾を探して並ぶ方が多くいらっしゃいます。

しかし、ヨドバシカメラの初売りは福袋購入とそれ以外の買い物で待機列が異なるため、「イヤホン付けて周囲の音を遮断し、スマホを見ながら歩いている人が、目の前にある長い列に機械的に並ぶ」なんて光景が良く見られます。

貴方が福袋を購入するのであれば長い列に並ぶのは概ね正しいのですが、普通に店舗に入りたいだけであれば、開店しても気づかずに並び続けることで特売品購入チャンスを見逃してしまうため、周りはちゃんと見て人の話はちゃんと聞きましょう。

これは店舗入口近くに福袋待機列を形成するヨドバシカメラ特有の現象かもしれませんので、秋葉原や新宿西口以外の店舗だと別の光景かもしれませんね。

【現実3】特売品はチラシ掲載品以外にも、家電以外にも存在している

これ、意外と見落としがちなのですが、家電量販店は広告掲載品以外にも初売り用の商材を仕込んでいます。

例えばヨドバシカメラ秋葉原では過去に以下のような特売品がありました。
(私が写真を撮っているのは私の興味を引いたものだけですので、以下以外のジャンルもたくさんありました)

(2022年)この年は標準的だった記憶

(2022年)文具系福袋は必ずある。概ねボールペン1本で元が取れる

(2023年)この年は家電系が渋く、家電以外の特売が目立った

(2023年)CDアンプセット。今にして思うととてもお値打ち

(2023年)調理器具系は必ず何かある。ハマるとお得

(2024年)テレビコーナーの特売は小型メイン

(2025年)大型テレビの特売品が多く、近年稀に見る豊作

(2025年)カメラコーナー。毎年なんか売ってる。時間が経つにつれて店員が中身について独り言を話し出します

毎年、特売レベルにもバラつきがあるのですが、それを含めて楽しむのもまた一興。

ここでお伝えしたいことは、「福袋だけに時間を取られるな。チラシ掲載品以外の特売品にも福がある」ということです。
何事もオープンな情報だけが全てではないんですよ。

お勧めのまわりかた(都区内限定)

さて、ここからは私が初売り時に実践している店舗巡りをご紹介します。
(販売時間とか整理券周りのルールは毎回変わる可能性がありますので、必ずご自身でチラシ等を事前に確認してくださいね)

【手順1】ヨドバシカメラ(新宿)で福袋を購入(~7時30分)

ヨドバシカメラの福袋は整理券を受け取り、それと引き換えに購入できるというやり方を取っています(横入り防止対策なんでしょうねぇ)。
そして、福袋の販売開始は7時30分からです。
つまり、整理券配布~販売開始(7時30分)までの間はテンバイヤー多国籍軍も行列に並んでいる状態のため、もしヨドバシカメラの福袋が欲しければこの時間帯に並ぶことをお勧めします。

なお、店舗は「ヨドバシカメラ 新宿西口本店」がオススメです。
これは、同店では各売り場が建物別になっており、整理券受領~販売開始までの時間は各売り場内で待機できるため、体力の負担がとても少なく、会計時間が短いことが期待されます。

整理券配布はマルチメディア館とスマートフォン館の間(ポケモン広場)とあるあたり

なお、秋葉原も恐らく売り場に誘導されると思うのですが、何せ並んでいる人数が多いので、別の店舗にした方が良いと思います。
また、新宿西口本店・錦糸町・上野以外の店舗だと後続行程に支障が出るため、個人的には新宿西口本店がオススメという位置づけです。
(錦糸町・上野は私の生活導線上立ち寄ることが少ないため割愛)

【手順2】ヨドバシカメラ(秋葉原)で特売品巡り(8時~8時30分)

福袋を購入したら、すぐに「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」へ移動。
8時の開店時間になったら、福袋行列を脇目に颯爽と入店します。

昭和通口出口から入店するのが個人的にはオススメ。左下の正面は福袋行列に向かう人たちと交錯するため時間を取られがち

なお、秋葉原まで移動する理由は、秋葉原の店舗は売り場面積が巨大であり展示・販売点数が多く、建物が集約しており、エスカレーターが多いことから売場移動が楽であることが挙げられます。
(先ほど新宿西口本店のメリットであった「売り場が建物別になっている」がここではデメリットになります)

とにかくこの30分が勝負。
素早く気になるジャンルのフロアを巡って、各売り場前の特設コーナーにある特売品を見て、購入しても良いと判断したら速やかに会計を済ませるのです。
(ネットにはプライムセールだの楽天セールだのうじゃうじゃ情報が転がっているのですが、そこいらを超える「本当に買い得な商品」もあり、それらは9時くらいまでには消えちゃいます)

【手順3】ビックカメラ(有楽町店)で福袋整理券を入手(~9時)

ヨドバシの特価品をあらかた見た後は、ビックカメラ有楽町店で福袋の整理券を入手しましょう。

ここでビックカメラのルールを整理しましょう。

  • 整理券の配布は朝9時までに並んでいる必要がある

  • チラシの「抽選販売」と「先着販売」の整理券は1人につきどちらか1枚まで配布。ここから希望する商品を1つ選ぶことで整理券を入手

  • 抽選販売は10時30分までに店頭及びXの各店舗アカウントで確認可能
    (15時までに購入必須)

  • なお、この時に「台数限定」商品についても希望するとその整理券ももらえる

ここまでくればようやく一息付けますので、遅い朝食を食べつつ、秋葉原・有楽町の元旦営業店舗を楽しみましょう。

【手順4】福袋のキャンセル品を狙え

恐らく手順3までで貴方の両手には一杯の戦利品があるはずです。
しかし、万が一戦利品が足りないようであれば、福袋のキャンセル品を狙うのも一興です。

各店舗の福袋整理券での購入期限は以下の通りですので、それ以降に余りがあればキャンセル販売が行われると思います。

  • ヨドバシカメラの購入期限…12時

  • ビックカメラの購入期限…15時

なお、私の肌感ですが、このキャンセル品狙いはもう少しローカルなエリアの店舗で狙った方が良いように思います。その方が競合相手が少ないので…。

(以下はキットキャットさんの現調。10時30分時点では抽選12「PlayStation 5 セット」は完売扱いでしたので、キャンセルが出ていることが分かります)

最後に(家族への感謝)

今年も無事に家電量販店初売りめぐりが出来たのは、妻の理解があってこそです。

僕「今年はご実家帰るよね?」
妻「年始には親せきで集まりたいな」
僕「それじゃ、車出すから貴方と子供でお泊りしてきなよ」
妻「貴方は?」
僕「猫がいるし家に帰るよ」
妻「本当のところは?」
僕「ごめんなさい。初売り行きたいです」

このような理解を得るためには、初売りの成果は家族に還元すること、そして常に感謝の念を抱き言葉に出すことが重要かなと考えています。
本当にありがとうございました!

妻「このでかいのなに?」

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