見出し画像

【映画】毎日に感謝【君の膵臓をたべたい】

おはこんばんちわ。(前の2人にならっての挨拶なので俺もよく意味は分かっていないです)。

らいまるとぐっさん。にこのnoteに誘ってもらい、「面白そうだからやる!」と答えたは良いもの、いざ、自分が観た映画の感想を文章にするって難しい。書きたいこと、伝えたいことは頭の中でたくさん浮かんではいるけど、それを上手く言葉にできないもどかしさに直面しています…。

ただ、このnoteをやるとなり、1作目は何が良いかなと考えていて、何作か浮かんだ中で選んだのはこの作品。隣で知らないサラリーマンがいびきをかきながら気持ちよさそうに寝ているのもお構いなしで、新幹線で小説を読み号泣し、映画化されると知り真っ先に映画館に観に行った「君の膵臓をたべたい」です!

タイトルと内容の違いに騙された人、ギャップに驚いた人もいると思いますが、私もその1人。予告編の最後に浮かび上がってくる、“ラスト、きっとこのタイトルに涙する。”というフレーズほど、この作品を紹介する上で言い得て妙な言葉はないでしょう。

やるせないヒロイン・桜良の最期とクライマックスで主人公・春樹が放ったセリフ(すごく心に響いたから書きたいけど我慢します)。そして、最後に桜良が手紙で春樹に残した言葉とは。

決して涙なしでは観られません。もう涙腺崩壊です。

https://www.youtube.com/watch?v=qLCZ5l674pA


~真逆な2人の運命の出会い~

春樹が『共病文庫』と書かれた桜良の日記を拾ったことによりこの2人の“秘密の関係”が始まるが、そこから地味で冴えない春樹はクラスの人気者で自由奔放な桜良に振り回されていくばかり。それでも、とある病に侵され自分に残された時間が少ないことを知りながらも明るく生きる桜良に対して次第に春樹も心を開いていき通じ合っていく。

そんな性格もクラスでの立ち位置も正反対な2人の関係性を測る上で欠かせないのはお互いの呼び方だ。

桜良のことを「君」と呼び続ける春樹に対し、桜良も「君」と呼び返すが、時折、春樹のことを「○○なクラスメイトくん」と呼ぶ。この変化が徐々に深まっていく2人の距離を表している。本当は桜良は何と呼ばれ、何と呼びたかったのか―。

たかが呼び方だけど、されど呼び方。2人の関係性や距離の変化がよく伝わってくる(ちなみに、呼び方のセンスを含めて、日常会話の中での桜良の切り返しの鋭さや頭の回転の速さは個人的にかなり好き(笑))。

~自分と向き合うことの大切さ~

桜良が発する強烈な言葉もこの物語の魅力の1つ。最後まで誰にも弱みを見せず人生を全うする桜良の言葉に込められた強い想いは心に刺さるものがあった。

「私、生きたい。大切な人の中で」

「偶然でも運命でもない。私たちはみんな自分で選んでここに来た」

「私たちは自分の意志で出会った」

自分に起きたことをすべて受け入れ、毎日を一生懸命に生き、自分の発言や行動に責任を持っている桜良だからこその言葉だと感じる。

~桜良の言葉を胸に生きていきたい~

作品内でも出てくるが、昔の人たちはどこかに病気を抱えると、そこと同じ動物の部位を食し自分の病気を治そうとしたそうだ。正直、いまとなっては考えられない方法だが、それほどまでにして病気を治したいと思う気持ちは分からなくもない。そういう意味で考えると、タイトルにもある「君の膵臓をたべたい」という言葉はすごく説得力を持つし、できるならそうしたいとすら思う。桜良の生き方や言葉というのは、何気ない毎日を送る私たちに対する強烈なメッセージとも感じ取れた。

~おまけ~

主人公の春樹を演じる北村匠海、ヒロインの桜良を演じる浜辺美波(この作品をきっかけに好きになった)を筆頭に、突然、桜良と仲良くなった春樹を敵と思い込み、強烈な睨みをきかせる大友花恋、そして回想シーンで登場する小栗旬、北川景子と豪華キャストが魅力な作品だが、その中で絶妙なスパイスを加えているのが矢本悠馬の演じるガム男。ふとしたタイミングで表れ春樹に話しかけてくる。意外とカギを握る存在かも(笑)。

https://www.youtube.com/watch?v=sV5z2aMq2FI


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?