《内田彩 DECORATE 歌詞考察》
DECORATEがリード曲となる内田彩の4thアルバム『Ephemera』の発売まで1週間を切りました。
楽しみすぎてしょうがないのと自身の思考を整理するためにDECORATEに関して初noteを書くことにしてみました。
文章はあまり自信がないのですがよろしくお願いします。
ここにたどり着いた方はもうDECORATEを聞き込まれた方々とは思いますが一応MVを貼っておきます。
「内田彩 -Aya Uchida- Music Channel」にて全てのmvが観れるので、内田彩さんが初めましての人はぜひ観てみてください!!!
DECORATE歌詞考察
さていよいよ本題のDECORATEの歌詞考察に入っていきたいと思います。
初めて聞いたときに思うのは圧倒的な大人っぽさ。
いろんな経験を積んできた大人の女性だからこそ歌える恋の歌。
個人的にSweet RainやLet it shine系のぴゅあぴゅあな曲が大好きなのですが、これはこれで結構好きかもしれないなぁなんて思い始めてます。
結構歌詞解釈が難しく、テーマ的にもあえて幅を持たせているように感じますが、自分なりの解釈を綴っていきたいと思います。
まずは冒頭から
賑わう週末を照らす
ネオンライト掻き分け
既読無視を決め込む
メッセージに
worry about losting you
(多分ここはlostingじゃなくてlosingですよね。うっちーもlosingで歌っているように感じます。意図的にこのスペルにしているならなんとも言えないですが、間違いじゃないかなぁとか思ってます。)
週末にデートの約束でもしようとしていたのでしょうか、そんな週末に一人ネオン街を歩きながら相手からの連絡を既読無視する。
なんとなく連絡を返したくなく、自分から既読無視をしておきながらも、やっぱり相手を失うことを恐れているそんな矛盾した自身の心を表現したものかと思いました。
「愛してる」と呟く
言葉の嘘を探して
割れたディスプレイ指で
なぞったSlowly
なんとなくですが、ここの「愛してる」は自身の独り言だと思いました。
自分の本心がわからず、とりあえず愛してるの言葉を呟いてみたけど、やっぱりその言葉が本心なのかわからないといったところですかね。
後半のディスプレイを指でなぞるのところは、過去のトーク履歴でも遡りながら自身の”愛してる”の真偽について思いを巡らせているシーンかとも思いましたが、2番で送っている延命措置を施すためのメッセージを入力していということも考えられるかと思います。
個人的には前者の解釈のが好きなのでこっちを推したい。
Slowlyにも気が重い様子が現れているかと。
どうしてだろう
素直になれない
わかってるの
言葉より
確かなもの
今すぐにHug me tight.
自身をデコレイトしすぎて素直な気持ちがわからないし、愛してると呟いてみてもやっぱり本心がわからない。
そんな言葉遊びじゃ何もわからない。
だからそれを確かめたくて肉体的接触を求め、自身の本能に問いたいといったところですかね。
Hug me.じゃなくてHug me tight.なのもなんかいいっすね。
見上げることもなくなった
「月が今日は綺麗だ」って
言い合って「意味ないじゃん」
笑いあっていたかった
デコレイトした言葉に
嬉しがってるふりする
そんな風に騙しあって
歪な心を埋めてる
いよいよサビの一節。
第一印象としては今じゃ月を見上げることもなくなったけど、かつてのように一緒に月を見上げ笑いあえる関係性でいたかったということかと単純に解釈しました。
この「月が綺麗ですね」を言いあっても意味がない関係性というのは、互いにI love you.という言葉で告白しても意味がない、つまりお互いが愛し合っていてそのことを互いに理解しているそんな関係性を表現したものかと思います。
デコレイトした”愛してる”で騙しあっている現状とは真逆の関係性ですね。
でも、2人ともその現状に気づいていて、惰性的にデコレイトした偽りの関係に甘んじている。
そんな歪んだ関係性かと思います。
ただ気になるのが、「月が綺麗だ」ではなく「月が"今日は"綺麗だ」という表現なんですよね。
この"今日は"がイマイチ掴みきれていないので、まだまだ考える必要があります。。。
もうすでに僕みたいなガキでは全くついていけない大人な感じですが、2番にいきましょう。。。
優しい嘘で包んだ
“会えない”言い訳組み立て
「しかたない」に変えていく
ロジックがFeel bad about myself
ここで、1番のAメロで既読無視を決め込んでいた相手からのメッセージが「会いたい」的なメッセージだったことが想像されます。
相手から「会いたい」というメッセージを受けるも、自分の気持ちがわからなくなっている主人公ちゃんはとりあえず今は会いたくなくって、一旦は既読無視をしようにも、やっぱり失ってしまうのは怖い。
だからこそ適当な会えない言い訳を考え、仕方ないと自分自身を納得させようとしている。
それでもやっぱりそんな行動をとる自分自身に嫌気がさしていると言った感じでしょうか。
二転三転していて自分の本心がよくわかんなくなっている様子が感じられます。
過去の経験値から
なんとなく気づいている
延命措置を施す
メッセージをsend you
主人公ちゃんはもう大人ですからね。かつての恋の経験から、なんとなくこの関係が終わりを迎えようとしてることに直感的に気づいているわけですね。
それでも今は自分の本心もわからないし、とりあえず結論を先延ばしにしたい。
そんなわけで延命措置としてのデコレイトした会えない言い訳を相手に返信するわけですね。
何度目だろう
繰り返すたびに
嫌になるの
縋るように思い出が
頭の中have a flashback.
ここも過去の経験にかかっていると思います。
何度も恋の終わりを経験してきたからこそ、また恋の終わりを感じさせる自身の感情に嫌気がさしている。
月を見上げて笑いあっていたころは想像もしていなかった自分の感情に落胆しているといった感じでしょうか。
そんな中楽しかったころの思い出がフラッシュバックする。
見下されないようにって
虚勢張って無理してた
「好きなコト」「好きなモノ」
わかんなくなってた
デコレイトした言葉に
期待しないわけじゃない
そんな風に騙されあって
歪な心を埋めてる
そして2番サビ
ここで見下すって言葉が出てくると何となくちょっと強すぎる気もするんですが、見上げるとの対比ってことで。。。
多分I don’t belong to you.にも関係しているとは思うんですが、相手にとって都合のいい女にならないように自身を無理にデコレイトしてきたけど、そんなことをしているうちに自分の本心がわかんなくなってしまった。
自分の好きなモノ・好きなコトは一体何だったのか。
そんな中デコレイトした言葉だとわかっていても、やっぱり期待してしまう自分がいる。
そんな風にして騙されていることを許容しながらデコレイトした歪な関係が続いていくわけですね。
甘い言葉は
記憶のイイトコだけ繋いで
甘いシチュエーション
警戒心ほどいていく
Hold on! Give me a moment.
心見透かした気にならないで
目をそらさないで
わたしだけみつめていて
自分の気持ちは冷め始めているのにやっぱり甘い言葉を囁かれると、過去のいい思い出ばかりを思い出し、甘いシチュエーションに自分の心が流されそうになってしまう。
だからこそ「待って待ってちょっと待って!」って感じでの「Hold on! Give me a moment.」で「心見透かした気にならないで」が来るわけですね。
まあでも、結局最後はわたしだけみつめていてということで完全に流されちゃってる感じがしますが。。。
下書きに残したまんま
伝えたかった4文字と
宛先がみつめかえす
「本当はどうしたいの?」
はい、ここで問題の伝えたかった4文字。
結論としては「さよなら」を支持したいですね。
2番終わりまでは基本的に相手への気持ちが冷めてしまっていてる感じで、その後甘い言葉によってやっぱり好きって方に気持ちが傾いた感じがします。
そんな心境の中で携帯を見ると下書きに残された「さよなら」がある。
それを見返しながら自分の本心がやっぱり何なのかわからなくなってしまうといった感じが自然かなぁと思います。
見上げることもなくなった
「月が今日は綺麗だ」って
言いあって「意味ないじゃん」
笑いあっていたかった
ここは先ほどと同じ部分。
デコレイトした自分に
振り返らずにバイバイ
淋しさも愛おしさも
自由の色を濃くする
今まで自分の気持ちがコロコロ変わってきて、自分の本心が全くわからなくなってきたからこそ、素直な自分・自分の本心を取り戻したいということで、デコレイトした自分との決別を誓っているわけですね。
ここでの自由は別に相手に別れを告げていることかどうかはわからないので、結局主人公ちゃんの気持ちはどっちに傾いたのかわからないなぁって感じですね。。。
Can’t you see any difference between?
Can’t you see? I don’t belong to you.
Can’t you see a very difference between?
Can’t you see? I don’t belong to you.
そして間奏とアウトロで出てくるこの英語。
正直英語になるとニュアンスが全然わからないので何ともしがたいんで、全く自信がないんですけど、betweenはデコレイトした自分と本当の自分のことを表現しているのかなぁと思います。
主人公ちゃんがデコレイトした自分に決別したあとで、相手に対して、「これが本当のわたしよ。あんたにはわかんないでしょ。わたしはあんたのモノじゃないのよ!」って感じで強気になってるのかなぁと思いました。
これを書きながら自分の考えも変わってきたり、一貫した感じで書けてはいませんが現状での僕の解釈はこんな感じです。
自分の恋心が冷め始めてるような気がしつつも自分の本心がまったくわからない。
二転三転する心情を描いた曲かとは思います。
結局最終的に気持ちがどっちに傾いたのかはもう少し考えたいところですかね。。。
追記:書きながら結局結論どっちなんだろうという感情になっていましたが、改めて見直すとこの感じからのハッピーエンドは考えにくいので、この恋は終わったのかなぁと思います。
拙い文章ながらここまで読んでいただき、ありがとうございました。
DECORATEについて考えるきっかけになれれば幸いです。
リリイベ当たりますように。。。!!!