【未発売新規入り】カァテン赤青ノヴァ【デッキアイデア・カード考察】
こんにちは。みそ丸です。
先日、ファイナルウォーズに収録される2枚のカードが公開されました。
劇場戦艦 カァテンコヲル と 伝説演者 カメヲロォル です。
カメヲロォルはクリーチャー版の海底鬼面城といった能力で、ビビッドローのみならず、青入りの速攻、ビートデッキを強化することができます。
カァテンコヲルは6コストWブレイカーSAと、カタログスペックではドギラゴン閃に適性のあるクリーチャーです。また、手札からの踏み倒し能力は「使う」という特殊なテキストで、同様のテキストを持つサイバー・I・チョイスなどの裁定と照らし合わせれば、ツインパクトカードの片面のコストを参照した場合、それと異なる面でもプレイできるとされています。発表当初は天地命動 バラギアラ/輪廻暴炎や龍装艦チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜などを早期に踏み倒せるのではと話題になりました。
今回は、カァテンコヲルの特性を活かし、攻撃力と一撃の突破力に秀でたドギラゴン閃をコンセプトに、デッキを構築しました。
デッキレシピ
※海底鬼面城がカメヲロォル、N・S・Yがカァテンコヲルの代用カードです。画像はDECK MAKERさんからです。
赤26、青22、多色13の構成です。
ドギラゴン閃から出せる多色クリーチャーは8枚で、60.65%の確率でヒットします。確率については、以前の記事でも紹介しています。
基本的には従来のドギラゴン閃と同じく、ドルガンorバルチュ+チェンジ先のセットを揃えたら仕掛ける、という動きになります。
特徴として、後述する理由からドローソースを多めになるように意識しました。
ドギラゴン閃における「カァテンコヲル」
速攻をするドギラゴン閃の理想的な動きは、3ターン目にドルガンからノヴァに革命チェンジすることです。そこから後続を捲り、あわよくばジャスキルを狙いにいくことが最終目標です。
もし、ここでカァテンコヲルが捲れたらどうなるでしょうか?
2ターン目にクリーチャーを召喚するなどして手札を消費していれば、手札の数は、先行で2枚、後攻で3枚になるはずです。
つまり、2ターン目に手札の消費のないカードをプレイする(グレンニャーなど)か、2ターン目をパスした場合では、先行で3枚、後攻で4枚になる計算です。
すなわち、カァテンコヲルで踏み倒すカードは、2~3コストのカードが適正といえます。加えて、速攻をかける戦法がメインとなるため、追加の打点を確保できるカードが最適であるといえます。
また、2ターン目にプレイするカードも、手札消費のないカードであることが望ましいです。
デッキ解説
このデッキではカァテンコヲルから踏み倒すカードとして、2種類のカードを採用しました。
水晶の記録 ゼノシャーク / クリスタル・メモリー と 爆龍覇 リンクウッド /「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」 です。
両方とも、上のコストを参照し、下の呪文を使用することを想定しています。
クリスタルメモリーはバルチュリスをサーチすることで、ジャスキル打点を確保します。
お前の相手はオレだ~はガイハートを装備することで、ガイギンガによるフィニッシュを狙えます。
両方とも、ある程度のシールドトリガーに耐性をもったフィニッシュ手段であるため、決まれば強力なコンボであるといえます。
また、これらのカードの強みとして、普通にプレイしても十分強力であることがあります。
リンクウッドは47.5%の確率で手札を消費せずに出せるアタッカーになりますし、4ターン目に呪文として使い、リトルビッグホーンを立ててチェンジ元を作る、プロトハートで無理やりバルチュリスの条件を満たすといった、器用な動きが可能です。
また、ゼノシャークは普通に3ターン目にプレイすれば、2ターン目に召喚したクリーチャーや、4ターン目にプレイしたSAと共に、バルチュ+ノヴァのいずれかをサーチすることができます。
また、マグナムやドギラゴン剣など殿堂カードをサーチし、絶対数の少ないカードたちを戦略に組み込むことができます。
個人的には山札を見る行為がとても強力に感じていて、トリガーチェックはもちろん、トリガーがあるとブラフをかけるプレイをすることで、有利に立ち回ることができます。
デッキを動かすうえで、カァテンコヲルは必ずしもこれら2枚を使わなければならない、というわけではありません。手札が5枚まで溜まればドルガンやバルチュを踏み倒せますし、6枚以上ではカァテンコヲルを連鎖させることもできます。
そのため、脇を固めるカードたちは、除去や妨害を最低限にして、ドローソースを優先しました。カメヲやGWD、エビデンスがそれにあたります。
その他採用候補たち
他にツインパクトで強力なカードでは、全員集合!アクア・三兄弟がありますが、フィニッシュ能力がないことから、採用を見送りました。
もし採用するのであれば、サイバーダイスベガスや、祝え!と共に採用し、受け性能とビビッドローに特化した構築にするといいかもしれません。相手ターンにベガスから祝え!を経由してクロックを出すコンボも狙えます。
ドギラゴン閃のヒット率を気にするのであれば、グレンニャーやマツバメモノが候補に挙がります。マツバメモノは追加打点になりうるほか、SAを持つので、3ターン目にバルチュリスが出せるようになる点も見逃せません。特にオリジナル環境では採用価値が高いカードといえるでしょう。
クリーチャー以外だと、パーフェクトファイアも採用候補に挙がります。カァテンコヲルから打つほか、ゼノシャークと合わせて3ターンバルチュ、4ターン目にバルチュ+ノヴァを持ってくるなど、器用な動きが可能ですが、手札の消費が激しくなりがちで、構築力とプレイヤースキルが試されます。
また、このデッキはメタ読みした上での構築というわけではなく、メタカードを搭載する余地を残しています。クローチェ、シャッフ、サイコロプス、こたつむりあたりのカードが入るのではと思います。デッキコンセプトとしてドローソースやサーチを使用するので、少数採用でも十分な活躍が期待できます。
余談
ビビッドローをサブギミックとして採用する場合、ビビッドローには早期召喚が可能なファイアーバードが存在するため、ワルキューレルピアを採用したドギラゴン閃を考えていましたが……
多色の多さやギミックが過剰になってしまったため、構築を断念しました。新規で強力な青のファイアーバードが出たら作れるようになるかもしれません。
余談の余談
カァテンコヲルで使うカードは3~2コストがよいと述べましたが、3コスト以下で火か水のカード、かつ汎用的で最も強力なカードといえば、何があたるでしょう?
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デドダムとネイチャーを採用することにより、中盤以降のリソース勝負で有利に立ち回れるほか、致命的な弱点であるジョー星の存在下でも、ビートプランで立ち回ることができます。ファイアの弱点であるリソースの消費もカバーできることもあり、間違いなく最も強力な構築であるといえるでしょう。
流行すればデドダムの高騰は避けられません。今のうちに必要な分を確保しておきましょう。
4枚購入したところ、今月のお昼ごはんが吹き飛びました。
一日二食では餓死するので、明日からはカードを食べて生活していきます。
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