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Leica M11 - 低ISO&電子シャッターでNDなしのピーカンNoctilux開放を撮る

M11の ISO感度下限は M10-Rの 100から64に下がった。(240はISO200) これは偶然だろうか。同事に M11に新たに最高1万6000分の1秒の電子シャッターが搭載された。これを組み合わせれば、開放f値の小さい撮影でNDフィルターが不要なのではないかと考えて実践してみた。

さて Noctilux 1:0.95/50mm で試そうと思ったが、昨日友人がLeicaコミュニティJLUGで、TTArtisan 90mm f1.25 が面白いし結構写ると書いていたので手に入れて試写に使ってみた。

結論から言うとNDフィルター無しでも大抵の晴天時撮影は出来そうだ。では早速サンプルを見て欲しい。

Leica M11, TTArtisan 90mm f1.25 (f1.25), ISO 64, SS=16000

肉眼では眩しくてまるで見ることの出来ない状態に、M11と開放f1.25のレンズを向けた。勿論NDは付けてない。どうだろう。電子シャッター 1/16000 で撮れている。ちなみに、この時VISOFLEX2 を使って手前の木にピントを合わせたが、このVISOFLEX2は大きいが中々だった。ピントの山が掴みやすい。なにせ、90mmのf1.25 だから被写界深度はカミソリ以下かもしれない。

Leica M11, TTArtisan 90mm f1.25 (f1.25), ISO 64, SS=8000

M11のお陰で、遂にSL2で Noctilux を使う感覚に M型ライカが近づいた印象だ。M11には手ぶれ補正は付いていないが、VISOFLEX2や液晶での拡大ピントエイド時にスタビライザーが効いているそうだ。だからなのか薄いピントをしっかり合わせられる。しかも基本的にはNDイラズとなったわけだ。

これでM10-R と価格が同じだなんてバーゲンプライスだ、と考えるのはもう沼に落ち、沼の底から世界を見ていると言うことなのだろうが、素直にそうかんじてしまう進化を歓迎したい。


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