お題:2018年買ってよかったもの

書籍で言えば今年買ってよかったものは複数あるが、それ以外で今年買ってよかったものは「シリコンパフ」だろう。

私は百均のものを使っているので高いものではない。一般的なドラッグストアでも五百円前後で購入可能だと思う。


そもそもシリコンパフとは何かといえばその名の通りシリコンのパフで、表面はつるつるして、サランラップで半液体のものを巻いたようなぶにゅぶにゅした透明のものが一般的だ。
透明の靴の中敷きのような、ベタベタしない耐震ジェルパットのようなものである。よく考えると適切な例えが見つからない。
化粧品に敏感な方なら少し前に流行ったな、使っている、という方も多いかと思う。

で、何が良いかといえば、乾燥が容易だということだ。

私はバームタイプのファンデーションとクリームチークを使っている。クリームチークは手で塗ってもよいが、バームタイプのファンデーションは手でもブラシでも伸ばしづらいのでスポンジパフで伸ばしていた。

一般的なスポンジパフは、洗うと乾くのに時間がかかる。
最低一晩、下手すると中まで乾燥するのに二三日かかることもある。当然濡れていると使えない。
その間代替品がいるし、濡れたスポンジって置き場に困る。
ちょっとぶつかればコロコロするし、洗面所だと何かあった拍子に濡らしてせっかく洗ったのが無駄になるし、かと言って物干しに干すとばっちり洗濯バサミの跡が残る。見た目もよろしくない。
かといってスポンジを洗わないのは不衛生だし、使い捨てるのも何やら勿体ない。

そんなときシリコンパフだ。化粧をして最後に手を洗うとき、一緒に洗ってテッシュで拭いておしまい。あとはいつも化粧品を入れたケースにしまっておく。
なんせシリコンなので拭いてしまえばもう乾燥する。中まで化粧品が浸透することもない。手をウェットティッシュで拭く人は、そのままウェットティッシュで拭いてしまえばいい。
毎日簡単に洗えるし、乾燥中のスポンジが邪魔だと思うこともない。

ただ問題もある。
なんせこれ、スポンジに浸透しないので、いつもと同じ感覚で塗ると塗り過ぎる。少し分量を少なめにして、テッシュオフは欠かせない。

そして最大の欠点は、よくあるパウダリーファンデーションでは使えない、ということだ。
本来リキッドファンデ用のパフだが、私の周りにリキッドファンデ派や、ましてバームタイプのファンデーション派が居ないので誰かにオススメしたくても誰にも勧められなかった。

クリームチークを塗るのにも使えるが、クリームチークのためだけに買うのは何やらもったいないし、そんなに感動もなさそうだ。
他人が化粧をしているところを多く見てはいないので断言はできないが、クリームチークのためにわざわざ別のツールを使って化粧をする人はあまり多数派でないだろう。
分量が少なくてすむメリットも、なんせ減っていかないクリームチークでは、おすすめポイントとして弱い。

というわけで今年買ってよかったものはシリコンパフ。
我が家のパフは二代目だが(何やら作りが甘かったのか裂けてきてしまった)、セリアで購入した一代目のしずく型のがよかったので、次回はまたそれを買うだろう。二代目が頑丈すぎて、買い換える日は遠そうだ。

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