レビュー 週刊少年ジャンプ(26) 2019年 6/10 号 [雑誌](アクタージュのみ)
黒ちゃんそっち側かよ!
アクタージュ今週号ももう一ページあたりの情報量が多すぎて何に注目すればいいのかわからないレベル感ですね。
あれだけ詰め込みながら流し読み層でもストーリーを追うだけなら問題なく読める演出力流石だと思います。
ネーム切ってるのはマツキ先生みたいなのでマツキ先生のお力でしょうか。演出を二人でできるのは原作、作画が別れている強みでしょうね。
今回個人的に衝撃的だったのは星アキラが高飛び……アメリカだと勝手に思ってますけど……したとこで、千代子ちゃんに君は負けないと伝えたところでしょうか。
多分、千代子ちゃん本人は負けない確信はないはずです。だって負けないなら戦う必要ないですもんね。
星アリサもそうです。勝敗がはっきりすることを忠告していました。黒山を指名してやっと勝てる≒黒山を取られたら負ける拮抗した、むしろ勝算の低い賭けだと思ってます。
でも星アキラは、さまざまあると思いますが千代子ちゃんは負けないと伝えました。
幼馴染のエール、逆行の千代子ちゃんには響いたでしょう。目がそうでしたから。
星アキラの顔が出ていないのは本心か慰めか隠すためでしょう。
でもたぶん、本心だったと私は思うのです。
星アキラはずっと千代子ちゃんに振り回されて生きてきました。
母も千代子ちゃんには期待していましたが息子の星アキラには期待をかけていません。
そんな環境で星アキラがずっと千代子ちゃんのそばにいたのは、ひとえに千代子ちゃんの実力を認めていた、自分の人生を決めた人だったからではないかと邪推します。
星アキラは夜凪景にも甲斐甲斐しいものでしたが、他のメンバーにはさほどでもありませんでした。
それは夜凪景の才能が自分を変えてくれるものだと思っていたから、夜凪景の才能を認めていたからでしょう。
たぶん認めた才能には尽くすのが星アキラの生き方の指針の一つであり、だから千代子ちゃんの側にいたんだと思います。苦しくても辛くても、彼女たちからなにか得るために。
さて、一行目に戻って黒山は千代子ちゃんにつきました。つかされました、ですかね。
ハリウッド級はそれぞれ役者、演出と違いはあるものの各チームに分配されました。
ヒロインは千代子ちゃんと夜凪景ですから、阿良也級の何か……玄人評価枠とでもすべきでしょうか……が夜凪景の側にいないとコマとして不足です。
夜凪景が玄人評価枠で、千代子ちゃんの枠が空いていると取ることもできます。つまり日本で単体でネームバリューがあり、それだけで視聴率?が取れる枠ですね。
キャスト表で言及されていなかったことから、たぶん新キャラだと推測します。
黒山に匹敵する演出、監督として描かれていたのは今のところ巌さんだけです。巌さんが居なくなった今、出てきた演出家では不足でしょう。デスアイランドの監督の手塚さん、好きでしたけどそれならキャスト表会話で出てこないの不自然ですしね。
来週の会議楽しみです。読み合わせが始まってるところに来る演出には同情します……。