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GASで領収書管理を自動化! Google Driveの画像から事業者番号・金額を抽出する方法

領収書や請求書の管理は、経理業務の中でも特に手間のかかる作業です。特に適格事業者番号(インボイス制度対応)や金額、利用用途、日付を手動で入力するのは非常に面倒です。

そこで本記事では、Google Driveに保存した領収書の画像からGASを使って必要な情報を抽出し、スプレッドシートに自動で整理する方法を紹介します。



1. 仕組みの概要

本システムでは、以下の流れで処理を行います。

  1. Google Driveの特定フォルダ内の画像を取得

  2. Google Cloud Vision APIを活用し、OCR(文字認識)で情報を抽出

  3. 適格事業者番号・金額・利用用途・日付を識別し、スプレッドシートに整理

  4. 定期的にGASを実行し、新しい画像を自動で処理


2. 必要な準備

2.1 Google Cloud Vision APIの有効化

OCRを利用するため、Google Cloud Vision APIを有効化します。

  1. Google Cloud Console(https://console.cloud.google.com/)にアクセス

  2. 新しいプロジェクトを作成

  3. 「Vision API」を有効化

  4. APIキーを取得し、GASで使用できるようにする

2.2 Google スプレッドシートの作成

以下の項目を記載するスプレッドシートを作成します。

  • A列: ファイル名(Google Driveの画像名)

  • B列: 適格事業者番号(OCRで抽出)

  • C列: 金額(OCRで抽出)

  • D列: 利用用途(OCRで抽出)

  • E列: 日付(OCRで抽出)

  • F列: 処理日時(自動更新)


3. GASの設定

3.1 スクリプトエディタの開き方

  1. スプレッドシートを開く

  2. 「拡張機能」→「Apps Script」をクリック

3.2 GASコードを書く

以下のコードをスクリプトエディタに貼り付けます。

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