合宿人が定義する合宿とは?〜泊まるだけが合宿ではない〜
こんにちは、合宿人です。みなさんはどんな合宿体験をしていますか?
今日は、合宿人が考える、「合宿とは?」について書いていきたいと思います。
現時点では合宿をこのように定義しています。
「豊かで気持ち良い環境で、未来に向けた大事なテーマを扱い、何かが創造される体験」
1つ1つ紹介していきますね。
豊かで気持ち良い環境で、
普段の会議室や自宅などの環境でずっと過ごしていると、脳は「いつもの日常と同じである」認知します。そのため、いつもと同じことをやるにはいいのですが、現状の枠を超えて思考やイメージを広げたい時には向きません。
チームの深いつながりを作る、ビジョンやパーパスを描く・膨らませるなどの時は、せっかくなので豊かで気持ち良い環境で思考やイメージを広げたいですよね。
みなさんはどんなスペースをイメージするでしょうか?
・目の前が開けたキレイな海
・雄大な眺めの山の中
・新緑の香りに包まれた森の中
など、たくさんあると思います。
また、気持ち良いでいうと、気候も大事になりますね。
・暑い夏、虫も少ない涼しい高原で
・寒い冬、暖炉やサウナを囲んだ暖かい場所で
合宿に行こうと思ったら、今の季節、どんな場所が豊かで気持ち良いかで調べてみるといいと思います。
2つ目にいきますと、
未来に向けた大事なテーマを扱い、
これです。
いい所に合宿に行ってきて、ただ楽しかっただけでなく、自分たちのこれからにとって、どんなことが大事なのか?
例えば、
・創業まもないベンチャー企業の経営陣で、これからの夢に向けて厳しい道のりを乗り越えるための一体感をつくる
・メンバーが20人を越えてきたので、パーパス・ビジョンを新たなメンバーと共有・共創する
・オンライン偏重のワークスタイルで疲弊しているため、自然を味わう体験により五感感覚を取り戻す
・チームの半期・四半期を振り返り、次のチャレンジを創出する
など、未来を描くことだけでなく、これからのチームにとって大事なテーマであればなんでもいいと思います。
テーマは決まっているべきなのですか?と聞かれることもありますが、最初から真なるテーマが出るわけとも限らず、テーマが変わることも多々あります。
例えば、ビジョンを描こうというテーマで始まったが、お互いのこと全然知らなかったのでまずは、お互いの人生ストーリーを語り合いたいねとか。
なので、変わる前提でテーマを立ててもいいし、何なら、「みんなで楽しんでなんか変化を起こす!」
こんなのでも構いません。
そして3つ目がこちら、
何かが創造される体験
合宿の計画を分単位で綿密に立てて、滞りなく終了して一安心!
といきたいかもしれませんが、予定通り滞りなく、予定調和で終わるだけでは、オフィスやオンラインでもできるので、わざわざ時間とお金をかけて行くのにもったいないと考えています。
また、企画者が、予定通り進めなきゃ・進むべきというのが参加者にも伝わってしまい、せっかくの合宿がhave toにまみれてしまいます。
合宿人では、
合宿はみんなで創るアートである
と考えています。
アートと言っても、みんながやりたいことや得意なことを持ち寄ってイベントという作品をつくる文化祭のようなイメージです。
そして、みんなで何かを創っているのだけど、1人1人は違う体験をしている。つまり1人1人の体験をアートと捉えると、1回の合宿で複数のアート体験が生まれる感じです。
予定通りに行かないことや、トラブルなどもありますが、それをみんなでどう工夫するか楽しめるか?を考え、乗り越えた体験にこそ、チームの一体感ができたりします。
仕事も同じですよね。計画通りに進むよりも、何かトラブルが起きた時にみんなで必死に解決する方がエネルギーが高い。
そう、制約は創造の源ともいいますね。
なので、予定調和ではなく、予定不調和、時にはポジティブなカオスという混沌とした状態を共に味わい、超えていく体験。
もしくは、現地での出会いなどによる予想外の展開になっていくこともあります。
今回は、合宿人の定義する合宿の3つの要素について、現時点での考えを共有しました。
ぜひ読んでいただいたみなさんにも、合宿とはどういうものか?追求し、対話していけたらうれしいです!