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HALU動物病院 未来合宿〜会社の歴史から理想の未来への伏線回収がドラマチック!〜

こんにちは、合宿人(がっしゅくじん)です。
代官山に2店舗、動物病院を開いているHALU動物病院の未来合宿を、合宿人で企画・ファシリテーションで共創させていただきました。
今日はその様子をお届けしていきます。


合宿の起こり

院長のももさんから、ご相談をいただいた時、創業期から支えてくれたメンバーの退職があり、組織に向き合うことを決断し、獣医師・看護師・管理部門のコアメンバーで合宿をやりたいとのことから始まりました。

場所は伊豆半島の入り口、伊東の素敵な別荘です。
なんと円になって話し合えるスペースに「こたつ」が置いてあり、文字通り膝を付き合わせて話し合うことができる、素晴らしい合宿仕様になっていました。

個人の人生ストーリーを語り合う

幼少期、学生時代、社会人から今までの自分の人生を、自分が大事にしてきた価値観にまつわるストーリーを語り、お互いにその人らしさをフィードバックし合う。
今回も合宿ならではということで、ポストイットに相手の価値観につながりそうなワードを書いて、身体に貼ってプレゼントします。
「自分がどんな人生をどんなことを大事に生きてきたか?」は、採用面談時や食事会で少し話す程度で、普段話すことがほとんどなかったようでしたが、みんな時間が足りない位語っていきます。
「私はこんな人です」という情報を共有するというよりも、相手からのフィードバックを通して、単なる承認ではない、その人の大切にしている価値観を一緒に発掘していくというプロセスそのものが、関係の質を深めていきます。

創業前〜現在までの病院のストーリーを語り合う

個人の人生ストーリーから、お互いの理解が普段よりも深まってきたところで、創業前からこれまでの歴史を語り合っていきます。
創業者のももさんから、創業するに至った背景や想い、苦しかった時代も含めてのストーリテリングで話してもらいました。
そして、仲間として参画していって順に、当時を体験した人達からはどんな景色でどんなことを感じていたのか?ストーリーを重ねていきます。

そして、時が現在まで来たら今度は、現在起きていることを、ポジティブ/ネガティブの両面から出していきます。

出てきたポストイットを眺めてみて、「課題」のポストイットで、ちょっと気になるものがあったので、具体的にはどんなことが起きたのですか?とクローズアップしていきます。
最近あった出来事で、獣医師さんと看護師さんとの間で起きたミスコミュニケーションが起きたとのこと。
その時、お互いになんか気になることがありつつも、話し合う機会がなかったようです。次から次へと動物を診て治療をしていく、とにかく忙しい職場だと、話す時間なんて取れませんよね。

・当時起きたことや会話
・それぞれが感じていたこと
・それによりどんな感情が起きたか?
・どうして欲しかったか?

これらを両者それぞれの立場から言ってもらうことで、まずはお互いの見え方・感じ方を共有し、理解していきます。
最初はこの話に踏み込んでいくのに、ちょっと緊張が走りましたが、それぞれの意見を引き出していくと、言いたかったことをちゃんと伝え、相手も聞いてくれるという状況をお互いに作ることができました。

もちろん日々起こるこう言った出来事の全てを解消することは時間的にも難しいのですが、1つでも引っかかっている象徴的な出来事に向き合い、紐解いていて解消することで、
「話し合えば解消できる、前に進める」
という成功体験を全員でつくり、目撃することがポイントです。

そうしているうちに、1日目のセッションは終了。
夕食は超絶美味しい焼肉屋へ行き、宿となる近くのホテルへ向かいました。

朝は動物神社へ参拝

2日目の朝食後は、近くの動物をはじめさまざまな神様を祀る神社、神祇大社(じんぎたいしゃ)へみんなでお詣りに行きました。
ここはペットと参拝できるそうです。
合宿では近くの神社へ行って、みんなで会社と自分の未来を祈願するというのも定番になりつつあります。
これも機会を作らないとなかなか行われることがありませんし、初詣だとそもそも人が多過ぎて形だけに終わってしまいがちです。それだけに未来を描く合宿において、神社や近くのパワースポットを探して行くのはおすすめです。

理想の未来を描く

初日が過去のストーリーと現状に向き合うことへ時間を使ったので、理想の未来を描くセッションは、2日目に実施することになりました。
普段は初日にやることが多いのですが、合宿ではその瞬間瞬間でもっとも扱った方がいいことを話していくので、時間きっかりに進めることには拘りません。
前日に、葛藤やもやもやがクリアされ、朝に参拝したことでスッキリとした状態であったので、実現したいと思える理想の未来を描くモードになっていました。

理想の未来に向けたチャレンジの創出

その後、理想の未来の実現に向けて、自分がチャレンジすることを書き出し、お互いに「もっとできるでしょ」とか「こうやってみたらいいんじゃない」など、ブラッシュアップしていきました。

そして、ラストは各自のチャレンジを1人ずつ宣言して閉じていきました。

最後は絶景温泉へ、エモ過ぎる伏線回収

ももさんが、ちょっと1時間位早めに終わって、「お楽しみ」で行きたいことがあるとのことだったので、一旦早く終えて向かうことに。

その先は、海の眺めが素晴らしい露天風呂が最高の、温泉施設でした。
ああ、帰りに温泉に寄って締めるのは最高だなーと思っていたのですが、
解散してからの、ももさんから全員へのLINEのメッセージにびっくり

合宿で会社の歴史で語った、これまでで1番しんどかった時にこの露天風呂にきて、海を眺めて癒されていました。
今回は、今の仲間達と一緒に来て、未来を語ってから来れまして最高でした。というメッセージが来て、なんという伏線回収だーと感激しました。

こういう最高にエモい演出によって合宿のインパクトは爆上がりしますね。このような演出は、こうすればOKという再現性がなく、会社のナラティブからつくる一品物のものであり、まさに「合宿はみんなで創るアート体験」と感じる瞬間でした。合宿の言い出しっぺには、お手本になるし、合宿人としても合宿を企画する方々と共創していけたらと思います。



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