FFSPWC2019 成り立ち編
ガロスぺ世界大会2019の宣伝として、
まずは世界大会の成り立ちとかキャラクター紹介とか
色々書いてみようと思ったんだ、嘘を交えて。
ガロスぺってなんぞ?
って方は、各自ググってください。
◎宿命の戦い
東京は山手線高田馬場駅のホームのちょうど中頃ぐらいだろうか。
どこからともなく、昔、駄菓子屋やスーパーで良く聞いた
懐かしい電子音が聞こえてくる
目線を線路わきに移せば時代錯誤とも
時代に取り残された遺物ともいえる古臭いゲームセンターが
今日も元気に営業している。
この令和の時代。ゲームセンターなんてものは過去の遺物であって
プリクラやUFOキャッチャー、せめて体験型大型筐体や音ゲーまでが
かろうじてゲームセンターにあるゲームであって、過去の主流であった
ビデオゲームなど、サラリーマンの暇つぶし用に端の方に数台あるだけだ。
むしろこのゲームセンターと言う呼び名もなくなってきた
今はこの施設をアミューズメントパーク。そう呼称するのが正しいらしい。
しかし、ここ高田馬場で燦然と輝く施設は、まさしくゲームセンター
数多のビデオゲームが所狭しと整列し、当時の若者たちが未だに
戦うために列を成す。
そうここはこの令和の”今”の時代のゲームセンター
古臭くはなく、脈々と受け継がれてきた研究と兵どもの切磋琢磨が築き上げた
交流の場にして、戦いの場。そして毎日”発見”が巻き起こる最先端な場所だ。
知っている人は知っている。
通う者たちも口を揃えてこう呼んでいる
cゲーセンミカド
集うはその身にその魂に戦う宿命を宿した者たち
未だ冷めやらぬ戦いの熱に侵された者たちが
夜な夜な知識と技術をぶつけに集う戦場である。
*ゲーセンミカドは登録商標なんだからね!
(この記事では現在無許可で使用中)
◎新たなる戦い
*注意:以下は170%増しぐらいで脚色しています
そんなゲーセンミカドでは日々様々なビデオゲームでの対戦が盛んにおこなわれていた。
しかし、中々行われないタイトルもあった。
餓狼伝説スペシャル(以下ガロスぺ)
である。
昨今、KOF14やPS4版サムライスピリッツなどで再注目されている
株式会社SNKが販売していたマルチビデオシステム、
通称MVSで全国展開されたタイトルで(もちろんMVSは様々なゲームがある)
ストリートファイターと並び、90年代初頭を代表するゲームの一つだ。
ゲーセンミカドでは様々なビデオゲーム(各タイトル)そのものに
敬意をもって全力で接する(楽しむ)が、ガロスぺはあまり対戦が行われなかった。
これは後に、ミカド事件簿(スタッフによるファンミューティングのようなイベント)で
語られた事だが、過去、秋葉原にあった伝説のゲームセンター Jゲームが
一番押していたタイトルであり、Jゲームは ガロスぺの聖地 を自称していた
そんなJゲームとガロスぺに敬意を示し、ミカドでは積極的には取り扱っていなかったのだ。
しかし時は過ぎ、数々の伝説を残したJゲームは滅び去り、
そこでガロスぺを楽しんでいた狼たちは全国へ散り散りになってしまう
時は流れて2014年、二人の男が高田馬場ミカドを訪れる。
一人は後に Mr.MVS と異名を付けられる常勝不敗の男「GARO坊」
もう一人はそのGARO坊に連れられて取りあえず行ってみるか程度で訪れた
後の「高田馬場のAKIRAさん(池袋勤務)」でおなじみのAKIRAである。
この二人は過去に「ガロスぺ研究会」と言う色んな意味でる伝説になった組織の
創始者とメンバーで、実力や知識も最高峰ではあったが、
日本各地に散らばるガロスぺプレイヤーとも綿密な連絡が取れる
強大なコネクションを有していた。
当時、高田馬場で行われていた「ストリートファイターカーニバル」(以下SFC)
毎日日替わりタイトルで大会を開く一か月近くの長丁場のお祭り騒ぎだ。
そこに現れたガロ坊は、高田馬場までの定期券を用意し、毎日参戦する。
これが後にMr.MVSと呼ばれたガロ坊の初陣である。
MVSのゲームはガロスぺ以外にも大量にある。
それらのタイトルで好成績を残していくガロ坊
しかし、自分が一番好きなゲーム「餓狼伝説2」はあっても、
自分が一番やりこんだゲーム「餓狼伝説スペシャル」はなかった。
そこでガロ坊は、SFCでの多大なる好成績をあげ
プレイヤーとしての存在感と発言力を増すことで
ガロスぺを入れてくれるようにミカドへと頼み込む事に成功した。
かくして、高田馬場ミカドにガロスぺの対戦台が稼働した。
噂を聞きつけ、巻頭のガロスぺコミュニティは一斉に動き出す。
対戦相手が一人増え二人増え、すでに戦いから遠ざかっていた狼たちも
また集い始める。
そしてその戦いぶりはミカドからの配信を通じ、全国に届けられた。
そうする事で、日本各地で小規模ながらコミュニティを形成して
ほそぼそと戦っていた狼たちも目覚め始める
過去に何度も戦った狼たちが、ゆっくりと集まりだした。
そこで、AKIRAが動き始める。
もっと対戦を盛んに、もっと新規も遊びやすく。
その為にミカドに掛け合って、定期対戦会を開き、初心者講習会を開き
配信で自らが表に立って、新規や復帰勢たちへの質問に答え、門徒を開いた
定期的な対戦会や初中級者に向けた説明会や大会を開き、
わかりやすい動画配信や目を引くイベントなどを行い、
過去のガロスぺプレイヤー以外にも多くの新規を取り込んでいった。
気付けば常設する対戦台は二台に、三台に、
切替台も入れれば常時数台稼働している状況だ。
93年に発売のゲームは、00年代初頭に最後の輝きの如く
日本全国にプレイヤーとその輪を生み出したが、
時代の流れか対戦する場所を失っていき、彼らの繋がりは
薄く消えかけていた。
しかし、ゲーセンミカドの心意気によって関東での対戦シーンは復活した。
その動きは関東だけではない。北海道や関西でもガロスぺコミュニティが
ほそぼそであったが生き続け、その勢力を広げていた。
九州四国でもその動きは垣間見え、また多くの狼たちが吠える日が来る
灯は消えたと思われていた。
しかし、ここにまた新たなる戦いが切って落とされる
2015年、再熱した戦いは最高潮へ!
エアガイツ、VF3tb、サムライスピリッツシリーズ等が
ミカドで強く取り上げられる中、ガロスぺも負けてはいない。
新宿ロフトと言う小さな会場に60人を超える狼たちが集まり
餓狼伝説スペシャルワールドカップ2015(第一回世界大会)の開幕された
数々の名勝負や激闘が繰り広げられ、優勝は名古屋を本拠地に
多くの構成員を従えるガロスぺ組織「名古屋餓狼会」
通称:名狼会の会長「公明」の手に渡った
その事から、ミカドプレイヤーを中心とした関東勢力と
名狼会を主力とした関西勢との構想が勃発し、名古屋から見て
西と東で別れた大規模な東西戦へと発展していくのだが、
それはまた別のお話。
そして、世界大会は一年に一度の恒例となり、
2016年、2017年、2018年と、数々の名勝負、名シーンを繰り広げ
その中で数々の出会いや別れや笑いや悲しみがあり、戦いは始まりと終わりを繰り返す。
狼たちは勝者も敗者も、戦いが終わればすぐに来年に向けてまた牙を研ぎ始め、
誰一人として戦いを止めはしない。
そして来る2019年8月11日(日)
くそ熱い夏に遠吠え上げて、狼たちの五度目の戦いが始まる
繰り返しますが、だいたい大嘘です。
筆者である「天神」さんはそういう人です。
ご留意願います。
あと、ミカドから怒られたら消します。
ごめんなさい(先に謝っとくスタイル)
次回、キャラクター紹介へ続きます。
ご期待下さい!