シティリーグ大阪5/6 ベスト8 『メガニウムラグラージニドクイン』(全文無料)
はじめまして、「がしら」と申します!
先日行われたシティリーグ大阪でベスト8までいけたので、せっかくなのでその内容を記事にまとめてみました。
考えてたことを全て書き込もうと思っていたら2万文字以上の怪文書になっていました笑。
有料記事にしてみるか悩みましたが、2進化デッキの宣伝のために誰でも読めるようにしようと思ったので最後まで無料で読めます。
(一応投げ銭式にしておりますので良ければお願いします。)
1.デッキ選択の理由
2進化が好きだからです!!
~完~
冗談です(笑)ですが冗談ではありません!
と言いますのも、自分はシティやCLなどのポケモンカードの大きな大会に出始めたのは3月のシティリーグ大阪からだったのでチャンピオンシップポイントが全然なく、6月に行われるJCSの優先枠に滑り込むことは既に不可能な状態です。
なので、今回は「どうせ優先枠無理なら置きにいくデッキより好きなデッキで!」といつも使ってる2進化デッキを使用することを決めました。
勿論、ただ好きなデッキを持っていくのではなく現在の環境に刺さってると思った2進化デッキを持っていきました。
2.環境読み
今のポケモンカードの環境は完全に群雄割拠状態です。京都CLのときなどは「レシラム&リザードン」(以下「レシリザ」)を筆頭に TAGチーム が強い ”大怪獣バトル” とも言われていました。ですが、某有名プレイヤーの使用された「フーパブラッキー」などの登場を皮切りに、あらゆるデッキへの対応力が高い「ルガゾロ」や「ウルネク」などの使用率が格段に上がった印象があります。(フーパなどと当たった時点で積みというようなデッキは減少傾向にあると思います。)
以下、それぞれの大会前に考えていた主要デッキの使用率の予想です。
1.レシラム&リザードンGX : 中
京都CLで優勝を勝ち取った強力なデッキです。優勝したことで否が応でも意識され、更にスカイレジェンドで登場した「ユキメノコ」や「ケルディオGX」の影響もあり一瞬影を潜めていました。しかし、5/6時点ではスカイレジェンド発売から10日たっているので対策を練り使用率が少し上がると思っていました。
2.ピカチュウ&ゼクロムGX : 少
練習するたびに圧倒的強さを実感するピカゼクですが、フーパ・ラフレシアで簡単に積むことや高火力でワンパンしてくる「レシリザ」、ルガルガンGXを採用した「ルガゾロ」の存在によって使用率は少ないと予想しました。
(若干の「少なくあってくれ!」という願望もあります笑)
3.ゾロアークと愉快な仲間たち : 多
あらゆるデッキが存在しうる混沌めいた今の環境で、相方を変えることで多くのデッキに対して勝ちうるポテンシャルがあります。前のシティでも結果を残しているので使用率は高いと考えました。ただし、「ジュゴン型」はベンチバリアの「ミュウ」の存在や苦手なサナニンフに刺さらないため少な目で考えていました。(と思ってたら前日に広島のシティで1位とってたのでめちゃくちゃ焦りました笑)
4.サーナイト&ニンフィアGX : 中
低火力のデッキに対してアセロラなどでマウントを取り続けることが出来るデッキです。ゾロアークに対して有利らしいです。(ムウマージ、発電所、スタンプの流れがぶっささてるからかもです。)
5.ウルトラネクロズマ(ギラマネロ):多
圧倒的Tier1。ここ最近の大会上位を欲しいがままにしているやばいデッキです。タッグとも非GXとも渡りあえる性能は環境にぶっささてます。自分で回すと2ターン目ギラティナで殴れないのに相手が使うとジラーチブンブンされる不思議デッキ。このデッキに勝てる要素を取り入れるのが今回の課題でした。
6.ジラーチサンダー : 中(少なめ)
前回のシティリーグ大阪の覇者です。最近ではUB軸を筆頭に対応力と安定感で粘り強く上位に食い込んでいます。環境デッキに対して後攻1ターン目・先行2ターン目にサイドを取りにいけるのは強いです。非常に強力なデッキではありますがベンチ管理の難しさやエレキパワーなどのカード使用のタイミングなどが難しいことが考えられ、結果を残せるのはプレイングの上手い上位層の方である印象があり、強いデッキタイプですが数はそれほどいないと考えました。
その他 : 少
『パンプジン』をはじめ、『ファイヤー&サンダー&フリーザ―』、『エンニュートHAND』や『フーパブラッキー』などの台頭も十分考慮する必要がありました。しかし、これらのデッキは型がまだ定まりきっていなかたったり高度なプレイングスキルが求められるため、使用率は100人いれば1~2人、いても4人程度に収まると思っていました。
上記の予想は、結果として大体当たっていたと思います。
3.デッキを選ぶまでの経緯
2進化を使いたいと思った上でまず候補に上がるのはやはり某著名プレイヤーが使用して一躍有名になった「メガニウムラグラージゲッコウガ」の通称『カエループ』です。とりあえず3月のレシリザ環境ど真ん中の時に、自分が大阪シティの時に使って4勝1敗1分だったデッキを載せておきます。
(ハンサムやラフレシア、ラグラージを3枚持ってなかったり、デッキ名を『御三家カエループ』にしたいと思って採用したガオガエンがいたりとまあまあ滅茶苦茶なデッキなので中身はあまり気にしないでもらえるとありがたいです・・・)
今回のシティも「カエループ」は使用デッキの選択肢には一応入っていましたが重大な2点の問題から使用を見送りました。
理由1.環境がレシリザ一強じゃない
3月のシティと5月のシティで大きく異なるのはレシリザの使用率です。カエループはレシリザ相手だと「ゲッコウガGX」の『おぼろぎり』(ハチマキorガエン込み)でワンパンが狙えるのでかなり有利に立ち回れました。しかし、現在の環境は「サナニンフ」や「ギラガブ」など他の強力なタッグチームも数多く活躍しています。これらのデッキを相手にするには「ゲッコウガGX」では、どうしても火力が足りない印象があります。特に「カエループ」は盤面が完成するまでにサイド枚数の先行をどうしても許してしまうので、後半サイドを取り切るまでに負ける可能性が高いと考えました。
また、環境上位デッキの『〇〇ゾロアーク』も「ペルシアンGX」を得たことで、今までだとGX技以外で2進化をワンパン出来なかったのが、後半は「ふくしゅう」で190ダメージ出せるため毎ターンサイドを取られ続ける可能性が格段に上がりました。(壁として「ゲッコウガGX」を出してもククイ+ハチマキで落ちるので非常に苦しいです・・・)
ダメ押しで「ウルネク」をワンパンする術もほぼ持ち合わせていないので環境上位デッキがほぼ苦手デッキといっても過言ではなくなってしまいました。(ラグのドロポン+ハチマキで落とせますが、返しのターンで超ブーストを失う可能性があるため苦しいです。)
理由2.時間制限
「カエループ」は攻撃手段がゲッコウガGX+超ブースト頼りのデッキです。「おぼろぎり」で毎ターン(せめて2ターンで)サイドを取っていければまだいいですが今の環境は「まんたんのくすり」や「アセロラ」といったポケモンの回復手段を積んだデッキが非常に多いです。(積んでないデッキはほぼ非GX。)ただでさえ動き出しの遅いカエループで相手の回復を許してしまうと仮に続ければ勝てるバトルになったとしても時間が足りず気づいたら共倒れということもかなりの確率であります。25分で終わらせるには相手のデッキに対する自分の立ち回りを把握しておき速攻で自分のターンをすませる必要があります。しかし、現在の群雄割拠の環境では全てのデッキパターンに対する動き方を練習するのはいささか厳しいものがある上に、そこまでしてもバトルの土台に立っただけで、勝てるかどうかは別問題と中々厳しい現実が待っています。
以上2点から、カエループで勝ち上がるのは難しいと考えました。
逆に言うと「レシリザ以外のGXもワンパン出来て回復の隙を与えなければ25分以内に勝てるんじゃ?」と考えて辿り着いたのが、そう、
『ニドクイン』です。
「特性が強い」・「技が強い」・「ラグと3個玉共有」といい所のハッピーセットみたいなポケモンです。このポケモンを主軸にした2進化デッキを作ったら強そうと思いデッキ作りを始めました。
4.デッキレシピと解説
あれこれ書いてきましたが正直ニドクインはシティのために用意したデッキではありません。もともと使っていた「カエループ」が、時間切れやサイドレース負けで勝率が振るわなくなってきたところで、デッキの弱点を補うポケモンいないかな?と探して見つけたのが「ニドクイン」というポケモンだったという感じです。それが今回の環境を考察した際にたまたま刺さってると思ったので使用することを決めたという感じです。
下に初めはこんな感じだったなというデッキレシピを載せておきます。
簡単に言うと『メガニウムで盤面作ってラグラージでカード引きまくってニドクインの物理で敵を粉砕するデッキ』です(見たまんま)!正直シティ当日に使ったデッキもこれとほぼ変わらないと言えば変わらないです。それがこちらです(ドン!)
う~ん・・・ほぼ一緒!!
皆さん見ただけで「あ~そういうデッキね」と思ってることと思いますがそうですそういうデッキです笑。一応採用理由などを書いていきたいと思います。
1.ニドクイン ー ニドラン♀ (3-3)
このデッキのメインアタッカーです。特性で盤面完成をサポートし、トリプル加速を付けて敵を粉砕します。進化ラインを2-2にするという選択肢もありましたがメインアタッカーとしての起用であるためやられても次が立ちやすいように3-3となっています。最高火力260(ハチマキ込290)は普通のGXならワンパン、タッグでも耐えるのは厳しい火力です。母は強し(物理)。
2.ラグラージ ー ミズゴロウ (3-3)
カエループのときから変わらずデッキのエンジンです。これが立たないと話が始まりません。冷静に考えて1枚が3枚に化けるのはアドの塊です。「無人発電所」で止まらないのも無限に偉いです。場に2体はいて欲しいので3枚づつ安定です(気持ちは4積みしたいぐらいです)。HP160なので壁にもなり、トリプル加速で「ジラーチ」や「マーシャドー」を倒せるシステムポケモンの常識を超えた神ポケモンです。後半は手札コストに困ることはないと思いますが立てたばかりのターンなどは切るカードを間違えると後々の自分が痛い目に合うところは「カエループ」と変わらずです。
3.メガニウム ー チコリータ (3-3)
ベンチにいないと積みレベルのポケモン。特性「そうじゅくハーブ」でベンチに出したばかりの「たねポケモン」を途端にワープ進化してくれます。メガニウムを1体立てた状態でやられずにターンが返ってくると一気に盤面が完成に近づきます。ただし、思考停止で立てると意外とすぐ気絶するので注意が必要です(ペルシアンGXのGX技など)。盤面に用意するのは2体ですがサイド落ちや狙い撃ちに備えてこちらも3枚づつ安定です(気持ちは4積(ry)。みんなにグズマで狙われる人気者No.1。
4.アローラキュウコンGX - アローラロコン (1-2)
このデッキの救世主的存在です。手札がたねしかいなくてもアローラロコンで進化先を持ってこれるのが偉い。メガニウム2体を1ターンで立てるにはロコンの「みちしるべ」を経由しなければかなり苦しいです。ウツギのサーチ対象なので、ベンチにとりあえず出しておけばバトル場きぜつから出て来れるので序盤は率先して出していきます。アローラキュウコンGXはどうしても「ふしぎなアメ」に触れないときの最後の手段です。このポケモンがいると盤面の完成度がかなり落ちます。一度出すとみんなアセロラを警戒しほぼ間違いなくワンパンを狙いに来ます。ですが残念でしたね、特性を使った後のキュウコンGXにはなーんの役割もなく狙われたところでサイドを2枚も取られるだけで済むので完全に致命傷です対戦ありがとうございました\(^o^)/。ベンチにいるとニドクインの火力UPに繋がることだけが救いです。
5.バンギラスGX - ヨーギラス (1-1)
環境対策の自由枠です(今回は主にウルネク対策枠)。初めはとある理由から「ゲッコウガGX」にしていましたが「ウルネク」のメインアタッカー「ギラティナ」がニドクインを弱点で倒してくることから「どうしたらギラティナ止まるんだ・・・」と考えた末に大会前日に入れ替えたカードになります。役割は単純で『ギラティナをエネルギーもろともロストゾーンに送る』ことです。ロスト送り出来るのが早ければ早いほど有利に戦えます。マーシャドーGXにワンパンされますがギラティナ1体とエネ3枚はロストゾーンにあるので、返しのターンにワンパンするにはそれなりの枚数が要求されます。(また、ピカゼクの減少やゾロアークにはベトンで止められるなど有効な場面も減りつつあるのでもしかしたらマーシャドーGXが採用されていないこともあると考えました。)前日の練習の変わりどころでは「ネクロズマ あかつきのつばさ」のGX技使用後の無敵状態をGX技「スマックダウンGX」で貫通し試合を決めたりしていました。あとは可能性は低いとは思っていましたが「エルフーンGX」と当たったときに「無人×2+ニドクイン」と「バンギGXのGX技」でスタジアムが割られ続けてもエルフーン3体を倒して勝つという使い方も考えていました。あまり意識はしていませんでしたがマタドガス戦で大活躍していました。
6.ポケギア(4)
ウツギかブルーに初ターンに触れないと積みかねないので4枚安定です。
7.ふしぎなアメ(4)
無いと始まらないので4枚安定です。
8.ポケモン通信(2)
タイマーボールとの択ですが練習で裏2回出して動けずに負ける展開に何度も遭遇したのでタイマー0にしてこちらを2枚にしました。コイン運ある方はタイマーでもいいと思います(枚数はお好み)。サイド落ちすると苦しい場面があるので2枚にしています。ウツギで加えたたねポケモンを進化ポケモンに入れ替え出来るので使い心地は非常にいいです。
9.レスキュータンカ(2)
パワードロ―で仕方なく切ったポケモンやきぜつしたシステムポケモンを回収する必要があるので必須です。1枚じゃ厳しい試合も多いので2枚安定かと。3枚目は意外と欲しいと思ったことがほぼないので2枚が丁度いいのだと思います。どうでもいい話ですがタンカで戻した「たねポケ」をウツギで持ってきたり「ニドクインのマザーコール」で加える動きはドヤ顔したくなるので是非ためしてみていただきたいです。
10.ハチマキ(1)
ニドクインの火力が高いので0枚にしたいところですがほぼ必須だと思います。本番でも大活躍でした。理由は後述します。
11.ネストボール(1)
基本はウツギでいいですが、ウツギが無くブルーで動かないといけないときなどに使いたいので1枚です。1枚あるかないかで動きの幅が大きく変るのでなんだかんだ抜けないカードです。
12.リセットスタンプ(1)
最強カード。何度も命を救われたカードなので入れない理由がないです。2枚入れたいぐらいですが、自分のデッキを回さないとどうしようもないため1枚です。
13.ポケモンいれかえ(2)
ウツギ⇒ロコン⇒入れ替えの動きなどが強いため必要です。バンギGXでバトル場のギラティナに攻撃するためにも必要なカードです。他にも壁のラグラージをニドクインと入れ替えて攻撃開始に使うなど用途は幅広いです。こちらもあと1枚入れて3枚にしたいところですが枠の都合上2枚です。
14.ともだちてちょう(1)
2枚しかないグズマ・1枚しかないアセロラを使いまわすためのカードでほぼ必須です。デッキを薄くしてからグズマを戻す動きは相手の精神に多大なダメージを与えることが出来ます。序盤で引いても手札コストにはほぼ出来ないので手札に来ないことを祈ります。
15.ウツギ博士のレクチャー(4)
絶対に1ターン目で使いたいカードなので4枚です。使えると盤面の展開が物凄く楽になります。序盤以外で手札に来ても3枚のデッキ圧縮とニドクインによる進化先サーチでほぼ腐らないです。以前はHP70のチコリータやミズゴロウを1枚ずつ採用してましたがサーチの対象を出来るだけ多くしておきたいため、たねポケモンは全てHP60のポケモンにしました。最悪2ターン目でもいいので打てないときついです。
16.ブルーの探索(4)
2ターン目に絶対打ちたいカードです。最悪1ターン目に打ってウツギを持ってきたりします。アメを確定で加えることが出来るとても大事なカードです。とはいえメガニウムラグラージが盤面に立ってからは思考停止で手札コスト筆頭です。ウツギ⇒ロコンみちしるべ⇒ブルーの探索の動きが邪魔されなければ最強ムーブです。
17.グズマ(2)
必須ですが、序盤にはいらないことや「ともだちてちょう」の存在から2枚です。
18.アセロラ(1)
悩みましたがHP160ラインは案外ワンパンされないときも多いので採用してます。アロキュウ壁にして回収や、ラグ壁にしてパワードロ―⇒アセロラ⇒そうじゅくハーブ⇒パワードローの動きが強力です。回復と山加速を同時に行えます。ブルー採用の都合上とニドクインの火力維持のためにミュウを入れていないのでバラマキ系を少しでもケアするためにも1枚はやっぱり欲しいです。初手では欲しくないので2枚はいらないかなと思いました。
19.グラジオ(1)
カエループと違って超ブーストがサイド落ちしてもトリプル加速で相手を倒してサイドを掘り進めて行けるので最悪なくても良いカードかもしれないです。ただし、今回は「ウルネク」と当たった場合にバンギGXを早めに立てたいので、サイドにパーツが落ちた時のために1枚入れてみました。最悪サイドのアメを拾ってきたりできるのでなんだかんだ便利なカードです。
20.無人発電所(2)
スタジアムはかなり悩んだ末の発電所です。デッキの性質上エネルギーを無駄に出来ないので「エルフーンGX」などと当たった際に攻撃をかわされた場合の自分へのダメージがとんでもないため採用です。また、特殊エネしか積んでいない性質上「デンジュモクGX」で完封されるので外せませんでした。ゾロアークにサイドを先行された場合は「スタンプ+無人」で動きを止めます。ピカゼクと当たったら先攻取ってこれを貼ってゆっくりしてもらうぐらいしか勝ち目がありません。あまり使う戦術ではありませんが【キュウコンGXでグッズサーチ⇒無人発電所で特性を消す⇒ブルーの探索】という使い方も出来ます。(大会が終わった今では発電所1と戒め1でも良かったかもしれないなと思っています。理由は後述します。)
21.トリプル加速エネルギー(4)
このデッキのキーパーツです。このカードの登場のおかげでニドクインが手張り1回で技を使えるようになりました。番の終わりにトラッシュに行きますがニドクインの超火力であれば大半のポケモンはワンパン出来ます。再利用は出来ないため弾丸のように装填して1発で倒すようなイメージで使います。
22.超ブーストエネルギー(1)
必須カードです。2進化ポケモンにつければレインボーエネルギー扱いになり2進化が場に3体いればレインボー4つ分になるスーパーパワーカードです。ラグラージに付けたら160ダメージ・メガニウムも技使える・ワンダーラビリンス下でも技使えるといいことづくめです(ニドクインは・・・何もおきなかったようだ)。
採用候補だったカード達
・戒めの祠、せせらぎのおか
ニドクインのフル火力260+戒め10で大型タッグの270に届きます。せせらぎはウツギの3枚+1枚(自ターンまでのこれば+α)で場を展開できたり、ウツギの無い状態でもベンチを展開できたり、相手のスタジアムを上から雑に張り替えていけるのが非常に強力です。全部入れたい(切実)ぐらいですが今回はタッグは少ないだろうと踏んでいたのと数の多いゾロアークの存在を重めに見るために無人発電所にしました。あとは、エネが特殊エネでほぼ使い捨てなので前述の通り「デンジュモクGX」や「エルフーンGX」で積まないようにするためです。発電所があるとエルフーンはむしろ楽に勝てるようになります。
・・・と思っていましたが、今では上でも書いたように発電所1と戒め1でもいいと思ってます。というのもHP270ラインのタッグを
《 ニドクイン最大火力(ハチマキ+戒め)= サイド6枚取り 》
出来るのでガブギラやマーシャドー&カイリキーにも強気で出れます。
またHP300ラインのファイヤーサンダーフリーザー相手にも
《 ニドクイン最大火力+ハチマキ+戒め = 300ダメージ 》
で落とすことが出来ます。特にHP300ラインのポケモンは1体早めに落ちるとリカバリーに時間を要する可能性が高いのでそのまま勝ち切れる可能性もあります。
エルフーンについては今の環境にほぼおらず、いたとしてもバンギのGXワザと無人1枚でも十分対応できるのではないかと思いました。
・ゲッコウガGX
バンギラスGXとの択でした。エネルギーが5枚しかない(しかもほぼ使い捨て)デッキなので「おぼろぎり」でエネルギーごと山札に帰り疑似的にデッキのエネルギーを増やす役割を持っていました。ウルネク相手にもグズマ⇒「おぼろぎり」でカラマネロを落としつつ特性『ふうま手裏剣』×3でベンチのカラマネロを落としてサイド2枚取りのターンを作れるので普通に強いです。ただし今回は特化構築ではないため、ウルネク相手だと特性で30×3入れる前にサイドを取り切られて負けてしまうことが結構あったので今回は勇気を出してバンギラスGXを使ってみました。また、今の環境にバンギラスGXをワンパン出来る非GXポケモンはほぼ存在しないと考え、バンギがGXポケモンに倒されるのであればそのGXポケモンを倒してエネルギー5枚でサイドを取り切れるのでループの必要もそれほど無いのではないかと感じました。ただ、HP270ラインに30ダメ入れて疑似ハチマキの役割を担えるのは普通に強いので本当に迷いました・・・。普段使いするのであれば多分ゲッコウガGXを取ります笑
・ジュナイパーGX
ここもバンギGX・ゲッコウガGXとの択です。カエルで30ダメージ入れて勝てるならジュナイパーGXで毎ターンダメージ与えてもいいのでは?と思い採用したこともありますが1体ではカラマネロを落とすのに5ターンかかりあまり意味はありませんでした(2体は枠的にきついです)。さらにはベンチにGXポケモンを居座らせることになるので普通に負け筋になっていました。GX技でトリプル加速を回収できるなど悪くはない相性だったのですが採用の優先順位は低めです。
・ケンホロウ
バンギと入れ替えるか大会当日の店到着まで真剣に悩んでいたカードです。前日の大会で「ファイヤー&サンダー&フリーザ―」(以下サントリー)が結果を残していたので対策として考えていました。というのもこのデッキはHP290まではワンパン出来るもののHP300を倒すのは2ターンかかるからです。ゲッコウガGXを入れたとしても ≪ケロマツ+ゲッコウガGX+ハチマキ+エネルギー+ニドクイン最高火力+無人が張られていない≫ と必要枚数が多く厳しい条件が付いてきます。そこをケンホロウの技はお互いのバトルポケモンについているカードを全て戻すことが出来るのでサントリーを木偶の棒にしつつニドクインのワンパンラインに入れるという非常に優秀な役割を持っていました。さらにはトリプル加速で動けてエネルギーを山に戻すので実質的に6枚目以降のエネルギーを作ってくれる所も良かったです。ただし、ギラティナを一撃で倒すことが出来ず(ギラティナが自傷してない場合)エネを山に戻してもトキワでリカバリーされたり、ウルネク相手だとサイドを取り切るまでに時間がかかりすぎてしまうと感じたため今回は不採用としました。とはいえ、デッキの主役になれるぐらいのポテンシャルを持っていると思うので是非使ってみて欲しいカードです。
・ダート自転車
山を2枚も掘れたりウツギへのアクセス確率が増えたりと良いカードでしたが、今回は2択になった際どうしても切れないカードが非常に多いため採用を見送りました。
・レッドの挑戦
手札2枚をコストにデッキから好きなカードを持ってこれます。ふしぎなアメやエネルギーを持ってこれることは非常に強いのですが、序盤では切る手札が無く後半ではこのカードを使わなくてもパワードローでなんとかなる場面が多いので採用は見送りました。
5.デッキの回し方
相手のデッキや状況によってベンチに置くポケモンは変わりますが、基本的に想像する最強の盤面を目指して動きます。とりあえず最後に目指す理想の盤面を下に貼っておきます。
目指すべき最終盤面の基本形は『どこが落ちてもリカバリーが効くようにメガニウム2体』、『スタンプなど撃たれた際にドローで山から解決札を取れるようにラグラージ2体』、『バトル場で圧倒的火力を叩き出すニドクイン1体』はほぼ確定です。残りのベンチ1匹は上の画像でもあるようにバトル場のニドクインが落ちても「ポケモンいれかえ」や「グズマ」を消費せずニドクインを場に出せるようにニドクイン2体目となります。(理想ではないですが状況によってラグラージ・メガニウム、優先度最低でキュウコンGXをおきます。)
この理想盤面の最大の強みは【どこが気絶しても一瞬で理想盤面にリカバリーできる】ことにあります。それぞれのポケモンが次のターン気絶した場合のリカバリー方法は以下の通りです。
~ニドクイン以外が気絶した場合~
ニドクインの特性『マザーコール』×2でデッキから気絶したポケモンの進化ラインごと手札にもってきてメガニウムの特性『そうじゅくハーブ』で場に再び戻します。バトル場ニドクインを維持できパワードロ―で6枚ドローも残っているので1番リカバリーが簡単なやられ方です。
~ニドクインが気絶した場合~
ニドラン♀かニドクインの進化ラインで手札に居ない方のポケモンをマザーコールで持ってきます。あとは『そうじゅくハーブ』で場に戻して盤面復活です。もし手札に進化ラインのどちらも無くネストやウツギも無い場合はパワードロ―で6枚引きます。これで現物なりレスキュータンカなりグラジオ・ウツギなりに触れればあとはマザーコールから盤面を復活できます。
また、どのポケモンも人気妨害カードの『無人発電所』や『アローラベトベトン』で止まりません。加えて、ラグラージの6枚ドローがあるのでグズマやキャッチャーで攻撃の役割の無いメガニウムを前に出されても盤面をロックするのも難しく、リセットスタンプからの復帰力も高いので一度出来上がってしまえば並大抵のことではまず止まることはない盤面となっています。
(ここからは回し方を書いていきますのでもう一度レシピを貼っておきます。)
①初手のバトル場に出すポケモン
初手でバトル場に出すポケモンの優先順位は【ロコン>ニドラン♀・ヨーギラス>ミズゴロウ>チコリータ】だと思います。単純に言うと落とされても困らないポケモンを優先的にバトル場におきます。
②序盤の動き
基本的には1ターン目「ウツギ博士のレクチャー」、2ターン目「ブルーの探索」が1番強い動きです。1ターン目にウツギが無い場合は最悪ブルーで「ウツギ博士のレクチャー」と「ふしぎなアメ」を持ってくる試合が多かったと思います。ウツギのサーチ対象の優先度は基本的に【チコリータ2枚(ほぼ確定)+ロコン≧ミズゴロウ>ニドラン♀】です。チコリータは常に2体立てないとグズマで簡単にテンポを崩されます。
③用意する2進化ポケモンの優先順位
2進化ポケモンで最優先で立てないといけないのはメガニウム!・・・と言いたいところですが実はそうではありません。ラグラージです。前述したとおりデッキのエンジン的存在ですのでラグラージが立ってないと何も始まりません。最悪メガニウムを経由せず立てることさえあります。アメの枚数が減るのでメガニウム以外から出すのは出来れば避けたいのですがデッキを動かさないと話が進まないので手札にメガニウムがなくても積極的に出していきます(残りの手札次第ではありますが)。
逆に1番優先順位が低いのはニドクインです。強力な特性ではありますがラグラージとは違い持ってこれるカードが非GXポケモン限定であるため、序盤に立ててもデッキを掘り進めることができません。メガニウムメガニウムラグラージと立てられれば次からはラグラージかニドクインの立てやすい方を立てていきます。
④気を付けた方がいい点
まず、盤面が完成するまでに取られていいサイドの枚数は基本的に3枚までです。これを超えると相手がタッグチームでない限りサイドを取り切る前に負ける可能性がかなり高くなります。
あと、ウツギとポケギアが初手にあった場合基本的にポケギアは使いません。本来こういうカードは手札にきたら使ってしまいたくなります。特にブルーの探索を手札に加えられれば次のターンの動きを考えながらウツギで加えるポケモンを選べるので強いです。しかし、ウツギで展開した状態でブルーを見せると思考停止のやぶれかぶれ・ジャッジマン・リセットスタンプが飛んできます。ブルーを見せなければ相手はスタンプなどを使うタイミングを悩んでくれる可能性があります。使ってこなければ次のターンポケギアを使ってブルーを取りに行けます。また、仮にブルーを見せていない状況でスタンプなどが飛んできてもポケギアが残った状態なので次のターンサポートを打てる可能性がわずかながら上がります。
あとこれは、自分がよくやってしまうのですが「ともだちてちょう」は基本的にグズマがデッキから全て無くなった時点で使っていいカードです。グズマがあれば次のターン勝てるという場面でリセットスタンプで手札を流され「ともだちてちょう」がデッキに戻りグズマが引けなかったという経験が何度かあります。てちょうがトラッシュのサポートを2枚戻すという効果なのでつい2枚戻したいカードが溜まってから打ちたくなりますがデッキにグズマが必ず1枚は残っている状態を作ることが大事ですので温存は禁物です。
⑤パワードロ―の手札コスト
状況次第ですが大体【ブルーの探索 > ロコン・キュウコンGX >ふしぎなアメ(メガニウムが2体いる場合)・ヨーギラス・バンギラスGX >ポケモン通信・ネストボール・ウツギ ≧ ポケギア・余ったポケモン】です。「ブルーの探索」・ロコン・キュウコンGXなどは序盤の展開で使用するのでラグラージが立った盤面では基本的に役割を終えているカードです。ウツギやポケギアも序盤打ちたいカードですがこれらはパワードロ―を使い切った後でも使えるカードです。サポートを引きに行って来なかったらウツギを使ってデッキ圧縮を行うなどの使い方が出来ます。また、ポケギアは後半デッキがかなり薄くなるのでパワードローでグズマ・アセロラを引けなかったときに高確率でそれらを手札に加えることが出来るカードになります。とはいえ、4枚積んでいるので切りにくいカードばかりの時は率先して切って大丈夫です。上記に上げなったカードは基本的に切るとまずいカードです。
6.環境デッキとの戦い方
1.レシラム&リザードン(有利)
ボルケニオンブルー型、ジラーチヒードラン型など様々なバリエーションがありますが「先1やぶれかぶれ」とかされない限りは有利に立ち回れるデッキだと思います。勝利プランはいくつかあります。一番簡単なのはレシリザ2体が出てきた場合の流れ。
≪1体目を盤面完成後のニドクイン最大火力+ハチマキの290ダメージで倒す⇒2匹目をラグラージに超ブーストを付けてハイドロポンプ160×2の320ダメージで倒す⇒サイド合計6枚取って勝ち。≫
レシリザは中途半端なダメージを与えると「まんたんのくすり」だったり「ミルタンク」だったりでHPを回復してきます。ニドクインの強みは回復を許さないワンパンにあるので基本的に1撃で落とすことを目標に動きます。レシリザ(特に探索軸)は動きがそれほど早くなく2ターン目からグズマが飛んでくるときはガン周りの時ぐらいの認識です。こちらは基本的に1枚しかサイドを取られないのでロコンのみちしるべなどで準備をしつつメガニウムを同時に2体立てるところまで行ければ大きく勝利に近づきます。レシリザを筆頭に270ラインのポケモンを1撃で倒すためにハチマキは必須となります。ニドクインから2体落とせるようにハチマキは2枚積みたいところですが初手率と枠の都合から1枚にしていました。ガブギラを重く見る必要があれば2枚にするか戒めを入れるといいと思います。
2.ゾロアーク系統(有利)(ジュゴン軸を除く)
ゾロアーク系統のデッキも1ターン目にサイドを取ってくることはほぼないのでゆっくり準備をしていきます。相手のサイドが2枚になる前に理想盤面を作り殴り始めることが出来ればほぼ勝てます。キュウコンGXを立てる必要がある場合は壁にしてアセロラで回収するか、キュウコンGXをワンパン出来るペルシアンGXとルガルガンGXを常に先手を取って倒していく必要があります。基本的に相手はこちらをワンパンしてきませんが相手が闘エネルギーを貼った場合は「格闘道場」込みでペルシアンGXの「バックスラッシュGX」でHP160のポケモンもやられるので注意が必要です(ククイでも170ダメージで届きます)。原野はゾロアークのライオットビートでククイ込みでも150ダメージ止りなのでそれほど脅威ではないです。原野軸よりは道場軸の方が相手にするとやっかいです。相手ポケモンの落とす優先順位としては【ペルシアンGX>ルガルガンGX≧ゾロアークGX】となり、基本的にこちらのポケモンをワンパン出来るポケモンを狙っていくことになります。スタンプを打って発電所を貼れば大抵隙が生まれるので最悪サイド2枚からでも勝てる可能性はあります。注意点としてゾロアークは超抵抗を持っていますのでベンチの進化ポケモンが4体の場合はニドクインの技では210-20の190ダメージしか出ないのでハチマキが必要になります。
3.ウルネクギラマネロ(五分)
苦手意識のあるデッキです。ニドクインが超弱点でギラティナにワンパンされるうえにメガニウムがギラティナの特性2回で残りHPが130になり的になります。また、弱点をつかれないラグラージで攻撃しに行ってもギラティナ自傷状態でも80+40の120ダメージでHPが10残るので本当に厄介な相手です。かといって超ブーストをラグラージにつけるとウルネクが待ってましたとばかりにワンパンしてきます。特に現環境はこのデッキが一定数存在するのでなにかしらの対策を講じる必要がありました。そこで今回投入したのがバンギラスGXです。バンギラスGXの特性「ロストアウト」は倒したポケモンとついている全てのカードをロストゾーンに送ります。これによりギラティナと超エネ2~3枚をロストゾーン送りにすることが出来ます。加えてベンチのジラーチなどに30ダメージをいれて圧をかけることが出来ます。難点としてはウルネクが鋼エネ1超エネ3でワンパンしてくることです。超エネルギーが相手のトラッシュにすでに溜まっている状態であればむしろカラマネロをロストゾーンに送っていきます。ワンパンさえ回避出来ればアセロラからもう2回ロスト送りを狙えるため相手の盤面を大分荒らすことが出来ます。マーシャドーGXが難敵ですが最近はハチマキ型が多い印象で、枠的に割と採用を切っているのではと考えていました。練習ではなんとなく勝ち越し気味だったかなという印象です。
4.ジラーチサンダー(五分or微不利)
早く進化しないとアサルトサンダーでたねポケモン(特にチコリータ)が狩られていくので素早くメガニウムを立てる必要があります。ただし、進化ラインが育ってしまえばアサルトサンダーでは誰も落ちなくなるので頑張って2ターン目か遅くとも3ターン目には進化ラインを作っておきたいです。しかし、油断しているとフェロマッシのビーストゲームGXでまくられるので心が休まらない印象なので出来れば当たりたくはないです。
5.サーナイト&ニンフィアGX (有利)
ムウマージからのスタンプさえ乗り越え場を展開出来ればあとはほぼ勝ちです。GX技以外ではニドクインとラグラージが倒せないのと、HPが260でニドクイン のワンパンラインなのでサイド二枚からでも逆転できる可能性があります。
6.ピカチュウ&ゼクロムGX (無理)
単刀直入に言うと勝つのはほぼ無理です。盤面完成までにメガニウムが狩られるわタッグボルトで二枚取られるわで普通に無理ゲーです。相手が事故る以外に勝ち筋が薄すぎるので絶対当たりたくありませんでした。
7.実際の大会での動き
ここからはほぼ日記です。
対戦相手の方々は本当にこのデッキとやるの初めてですか?というような方ばかりでした。こちらが何をされたら一番嫌がるかを完全に理解されていたのでシティのレベルの高さを勝手に実感していました。
予選について
1戦目 不戦勝 : 勝利
対戦表を見て「不戦勝ってなってるけどまだ対戦カード出てないのかな?」と思っていたら本当に不戦勝でした。91分の1を引いてしまったことに普通に驚いてました。ただ、勝ち点になるとはいえオポがどうしても低くなるので基本的に負けが許されなくなったことと普通にポケモンカードしにきたので1戦対戦回数が減ったことは少し残念な気持ちもありました。
2戦目 サーナイト&ニンフィアGX : 先行 勝利 (6-4)
初戦から手札が2進化4体サポート無しでバトルスタート。「う~んそっか~」と思いながらたねは一応2匹いたので種切れ負けはなくて一応の一安心。お相手ジラーチスタートだったのでウルネクと予想しワンダータッチリーリエでぶん回されたらこの手札じゃ絶対勝てないと思ったので「無人発電所」を貼ることを選択。すると相手のターンに出てきたのは「サナニン」で(あっこれ世界で一番意味の無い無人発電所貼っちゃったな・・・)と大分自分の首だけを絞める結果となってしまいました。最終的にお相手のサイドが2枚になるまで盤面を完成できませんでしたが、そこからスタンプを打ちつつ3枚エネのついたサナニンフをワンパンするのに成功。お相手がエネ引けずグズマでサナニンフを呼び出しニドクインでワンパンし理想のサイドの取り方で勝利。
3戦目 マタドガス :後攻? 勝利 (6-2(?))
3戦目のお相手はマタドガスデッキ。練習でやった際に少なくとも3ターン目に進化ラインが立ってなかったら鬼きついことが分かっていたのでかなり焦ってました。2ターン目でマーシャドーにやぶれかぶれされますが自分のターンでメガニウムニドクインラグラージの盤面を作ることに成功。お相手のデッキは火力がないのでこちらの有利となる状況にもって行けました。ただし、ニドクインは超弱点でマタドガスから大ダメージをもらいやすくラグラージでは火力が足りないので安心する余裕は一切ない状況でした。ターンを重ねるとどんどん不利になるので、毎ターンバトル場のポケモンを落としたいと思っていたところパワードローで超ブーストを引き
ウツギ⇒ヨーギラス⇒そうじゅくハーブ「バンギラスGX」⇒ポケモンいれかえ⇒あばれさじんひたすら連打!!
でマタドガスをロストゾーンに送り続け、更にはお相手ベンチのマーシャドーとヤレユータンに圧を掛けていく技名通りの圧倒的暴れっぷりをみせてくれました。サイド残り2枚のところでお相手がヤレユータンでドローする枚数を増やすためにベンチに出していたと思われるマジカルスワップの「カプ・テテフ」をグズマで引き出しバンギでロストゾーンに送り試合を決定づけてくれました。余談ですが対戦相手の方の対戦マナーが素晴らしく楽しい気持ちで対戦出来たので自分も見習おうと思いました。
4戦目 ジラーチサンダー(仮) : 先攻 敗北 (0-1)
ここまでなんとか勝ってきましたがここにきてアクシデント。たねポケモンが1匹しかおらずブルーもウツギも初手にありません。しかもお相手のベンチには既にサンダーが・・・。お祈りのポケギアを打つも結局ウツギ・ブルーに触れず後1アサルトサンダーで1分で対戦終了しました。終わってから知ったのですが対戦相手の方は今大会ベスト4の世界経験もあられる有名プレイヤーの方だったので事故で終わらせてしまったのは本当に勿体ないことをしたと思いました。しかし、自分のデッキはジラサンに比べれば安定感を削った代わりに圧倒的パワーを取ったデッキなので種切れは純粋な負けです。
5戦目 ルガルガンゾロアークペルシアン 後攻? 勝利 (6-5)
まさかの墨絵ゲッコウガスリーブミラー。しかもお相手はゲッコウガのプレイマットのつわものでした。ここでお互いにスリーブ&マットに見覚えがあることに気づき2回戦で隣だったことを思い出しました。まあ、どちらも相手のデッキを覚えてなかったので特に意味はありませんでした。(この試合は後が無く必死だったため記憶があいまいです。)
始まってみるとお相手のデッキはゾロアーク。仮想敵として練習した中では有利対面中の有利対面です。お相手の初動でイワンコとマグマッグがベンチに並びジュゴン型では無さそうで一安心しました。自分のターン、ウツギから展開し「みちしるべ」。お相手はそこにきちんとジャッジマンを使用されました。スタンプは6枚引けるのでまだいいですがジャッジマンは4枚なのでこれはまずいと思っていたらトップブルーの探索で全て解決。ブルーでアメと発電所を加えて相手の動きを止め盤面作り開始。そこからは、お互いにまあまあのプレミがありながらもサイドを取ったり取られたりでお相手のサイドが2枚の状態でスタンプを打ち発電所を貼りお祈りタイム。すると見事に格闘道場を引かれスタンプも飛んできてなんだかんだバトル場のポケモンが気絶しお相手のサイドが1枚で瀬戸際に。しかし、ニドクインの特性による圧縮からのパワードローでエネルギーを引くことが出来、パワーラリアットでサイド2枚を取り切り辛勝しました・・・という感じだったと思います。途中ペルシアンGXを落となさいといけない場面でルガルガンGXを落としてしまったのが響いてギリギリの戦いとなりました。
ここで予選が終わり蓋を空ければ4勝1敗の大健闘!(内1戦不戦勝)
1戦目が不戦勝なので決勝トーナメントには上がれないか・・・と思っていましたが唯一負けた対戦相手の方がいっぱい勝ってくださっていたのでまさかの4位通過!12位から下で自分の名前を探していたので上の方に名前があることにまったく気づきませんでした笑。何はともあれ前回のシティはオポで決勝トーナメントに上がれなかった(しかも同勝敗数中で最下位)ので今回はその結果を超えることが出来、本当に嬉しかったです。
決勝トーナメントについて
当然決勝トーナメントに出た経験など1ミリもないので緊張していましたが、予選の方がプレッシャーを強く感じていたので気持ち的には少しマシでした。ここまできたらいけるところまで行って2進化の底力を見せたいと思っていました。
1回戦 レシラム&リザードン : 先攻 勝利 (6-3?)
1回戦は仮想敵だったレシリザ(探索型)。先攻が取れた上にウツギからのブルーで回せる最高の手札。逆にお相手はブルーからのレシリザにボルケニオンでフレアスターターでエネ貼り。スタンプが飛んでこなかったので盤面を展開。確かこの時点でメガニウムが2体とニドクイン・ラグラージが立てられていたと思います。最高の初動であとは気絶したポケモンをマザーコール・パワードロー・そうじゅくハーブでリカバリーし理想盤面をつくり、レシリザをハチマキ最高火力パワーラリアットでワンパン。お相手は2体目のレシリザが育てられておらずボルケニオンで110で攻撃するしかない展開に。アセロラなどでグルグルし場のポケモンを残り1匹まで削ったところでベンチにレシリザが出てきたのでグズマからのラグラージ超ブーストハイドロポンプ弱点320ダメージでワンパンし勝利!この大会中一番きれいにデッキが回り、想定していた勝ち方が出来たので一安心しました。
2回戦 誰がなんと言おうとヒードランデッキ : 先攻 敗北(3-6)
こちらロコンスタート。お相手マーシャドー(やぶれかぶれ)スタートで事故かもしれないと内心喜んでいたのが最早失敗。初手は完ぺきだったのでウツギからのチコチコニドラン♀(手札にいたのがニドクインだったためニドラン♀を出しました)を展開。お相手はワンダータッチ溶接工+手張りでテテフに3エネを付けはじめロコンをエナジードライブで落としにきました。自分はその行動の意図が事故ってるからサイドをとりあえず取りに来たと認識してしまいました。なので、とりあえず次のターンはメガニウムが生きて帰ってくると思いアメを2枚使いニドクイン・ラグラージ・メガニウムを1 体ずつ立てました。するとグズマからのヒードランでまさかのメガニウムきぜつ。練習の時1回ヒードラン入りレシリザを使ってもらっていたのに存在を完全に失念していた頭ポッポでした。手札にハチマキがあるもののエネルギーが無いので一旦ニドクインを前に出したらまさかのトップエネルギー(結果論)。そこからはパワードロ―とマザーコールでデッキを掘るもいつまでたっても残り2枚のアメに触れず結局じり貧で負け。ヒードランがここまで強く思えたのは今回が初めてでした。お相手の上手さと自分の未熟さを痛感する試合となりました。
8.まとめ
今回のシティでは自分の好きな2進化デッキでベスト8まで行くことが出来満足でした!対戦カードがほぼ有利対面だったことや引きに救われた部分も多かったですがベスト16のツイートの中に「メガニウムラグラージニドクイン」の文字を刻めただけでも参加した価値があるシティだったと思います笑。このデッキは高火力で必要最低限のポケモンだけをワンパンしていくという大味なデッキで、回るとめちゃくちゃ楽しく気分が良いので是非機会があれば握ってみて欲しいです!
最後になりましたが、大会で対戦してくださった方、大会前に練習に付き合ってくださった方、そして無駄に長い自分の駄文を見て下さった皆様には感謝しかありません。何か気になるところやご意見があればTwitterにお願いいたします。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?