自己紹介:わたしの家族の昇り方
はじめまして。
こういった投稿するのははじめてで、面と向かって話しているわけでもないのに、少し緊張しています。
拙い文章で恐縮ですが、ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです。
こういうのって、何から書き始めたら良いのか……。
趣味、とかですかね。
趣味は、えーと……映画鑑賞かな。
好きなジャンルは、ホラーです。
ついこの間、清水崇監督の新作『あのコはだぁれ?』を観てきました。
いやあ、怖いし、面白かった。
ネタバレになったらいけないので、あまり多くは書きませんが、清水監督のフィルモグラフィーでベスト3に入る作品だと思います。
ちなみに、オールタイムベストのホラーというと、わたしの場合、オリジナルビデオ版の『呪怨』と『回路』、『ノロイ』あたりになりますね。
何か世代がもろバレしそうなチョイスですけど(笑)。
クラシックなところだと、『悪魔のいけにえ』とか、『エクソシスト』とか、ああいうのも大好きです。
こんなんで、自己紹介になっていますかね?
あとは何だろ、住んでるところは……いえません。
性別は、女。
年齢は、さっきの映画のチョイスで察してください(笑)。
職業は……ノーコメントで。
それから……noteをはじめた理由、とかですかね。
まあ何というか、えーと、自己表現みたいのをするのが苦手で、最後に、どんな形でもいいから、自分というものをしっかり残しておこうと思い、文章を残すことにしました。
どれくらいのペースで記事をアップするとか、全く決めておりませんが、できる範囲でその日感じたこととか、これまでのこととかを書いていくつもりです。
あらためて、よろしくお願いします。
……って、これで終わったら、あまりに薄い自己紹介ですよね。
ふだんはどん引きされること間違いなしなので、言わないようにしていることなのですが、えーい、もう思い切って書いちゃいます。
わたしの家族についてです。
わたしの家は、代々、変わった死に方をします。
ふつう皆さんは、病気になったり、交通事故で怪我をしたり、どこか高いところから飛び降りたりして一生を終えるのだと思います。
もちろん、わたしの家でもそうやって死んだご先祖様がいました。
でも、それは少数派というか、とても忌み嫌われる死に方でした。
わたしの伯父は自宅で首を吊ったのですが、天上からぶら下がる伯父に、ものすごい罵声を浴びせる家族の姿を、いまでもはっきりと憶えています。
だから、恥ずかしめというか、罰として伯父はしばらくぶら下がったまま、放置されていたんです。
けっこう長い間でした。最後には、首がちぎれて、自重で落ちたんです。
わたし達家族は、魂が完成したと見なされたとき、次のような方法で自身を肉体から解放します。
まず、道具は何でも良いので、耳をひきちぎります。
そして、取れた耳の肉で、耳の穴を塞いじゃうんです。
次に、鼻をぶつけるなりして、骨ごと砕きます。
この後がけっこう大変なのですが、舌を自分で噛みちぎりします。
祖母はこれがなかなかできず、わたし達に励まされ、三〇分くらいかけてようやくできたんです。
それから、股間を焼きます。
ロウソクの火くらいだとなかなか焼けないので、我が家ではガスバーナーとか、火力の強いものを使っています。
ここで、意識を失うことも多いです。
でも何とか堪え凌いで、次に、両手の指先の肉を削ぎ落します。
第一関節から上を、骨だけにしてしまうんです。
ひとりだと結構難しいので、他の人に頼んでも構いません。
最後に、骨になった指先で、両目を潰します。
これが我が家の死に方です。
でも、死に方というのは、世間の言い方であって、わたし達にとっては死ではありません。
わたし達は代々、「抜ける」とか「昇る」という言い方をしています。
だから死に方ではなく、抜け方か、もしくは昇り方です。
(個人的には、抜けるって何だか馬鹿な響きがあるので、昇るの方が好みです)
実は私、魂の成熟が異様に速いらしく、近々昇らなくてはいけないらしいのです。
伯父は昇る日の前夜に怖じ気づいて、愚かな行為に走りましたが、私は大丈夫だと思います。
というわけで、短い間ではありますが、応援よろしくお願いいたします。
ふふっ、ぜんぶ冗談です。