こっわ～

スーパーに店の買い物に行く。
きゅうりやネギなんかを物色。
すると横からカートがボクの左サイドに激突。
おっと！
普段から、バッファローマンやアシュラマンのような極悪超人を目指してて鍛えているので、たいしたダメージはない。
「もうろくしたシルバー先輩でもぶつかったんかな」と思い振り向くが誰もいない。
「えっ！透明人間あらわる！あらわる！なのっ！」
と一瞬思うがそんなことはない。
ちょっと離れたところに小学校低学年ぐらいのおぼっちゃんが、
なんか泣きそうな顔で立っている。
「ああ、おじさんはバッファローマンやアシュラマンのような極悪超人を目指しているから大丈夫だよ」
と笑いかけようとすると、横からお母さんらしき女子が駆け寄ってきくる。
30代半ばぐらいか。
勤めの帰りかきっちりとしたスーツ姿。
そしていきなりおぼっちゃんに、
「手を離すんなら、最初から押したがんなま！ボケッ！」
一喝して、おぼっちゃんの手を引き逃げるように去って行く。
一瞬のことで唖然。
 
こっわ。
お母さんこっわ。
叱るのはいいけど「ボケッ！」はなんかイヤやな。