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カジュアル環境でのデッキ選択について

これから語るのはいわゆる「カジュアルデュエル問題」と言われるものなんですが

今僕が所属している仲間内では、初心者から経験者までいてガチで勝ちに行く面白みを享受する人もいれば、面白いコンボに価値を見出す人もいて、それは遊戯王が持つ懐の広さであり、非常に尊重されるべき個人の価値観なんですよ。

ただ、現状カード売り場に売っているパックやストラクチャーデッキで手に入るカードというのは非常にパワーが高いものが多いと。
初心者が初めてデッキを組んだイコール弱いという訳ではないんですね。
そしてデッキパワーは同じくらいである程、面白くなるので、パワーと趣味趣向の擦り合わせを行うことが楽しく友人間でデュエルをする上で最も大変なんですが、これが難しい。

ファッションで例えるとジャージを着たい人とスーツを着たい人が同じ部屋で食事をするみたいなもので、ドレスコードを合わせなきゃいけないよねって話なんですが…
ジャージでの華麗なスタイリングがおしゃれ上級者であるように、面白いコンボができるデッキを組むのって結構難しいことなんですよね。
昔のカードとか尖ったカードへの知識、テーマを横断してのカードの組み合わせとかを考慮しないといけないし、今市販されてるカードのパワーは軒並み高いので、それこそ中途半端な出力になるなら、純構築でそのテーマの良さを引き出してあげればいいよねとか、もっとそれするなら適したカードあるよねとかになりがちなんですよ。

ただカードゲームの面白みってそれだけじゃなくて、強さより好きを優先していいってことなんですよね。
このカードが好きだからこのカードを入れる、このコンセプトで組みたいからこのデッキを組む、逆を言うとこのカードは強いけど好きじゃないからとか強すぎるから、納得がいかないから使わないという判断も正解なんです。というか正解なんてないんです。

とはいえやはり目的地としては勝ちがないとダメではあるんです。
コンボをただ見せたい、面白いカードを使いたいというだけではなく、それらを使った結果勝ちに近づく、勝ちを目指すというのが当然というか、相手がいる以上それをしないのは失礼に当たるんですよね。カードゲームとはコミュニケーションですから。
時間の共有をしてる訳で、ただコンボをやりたいだけなら自分の家の机の上で1人でコンボを組み上げておおーと言ってればいい話なので。

これが「対話」が必要と言われる所以ですね。

対話で言うと、相手に何もさせない系のカード。例えば相手は効果を発動できない、だとか、召喚が一切できない、だとかはやはり「対話拒否」として嫌われることが多いです。
大会などでは勝ちを念頭に置くので相手の嫌がることをする、相手に何もさせない、行動を縛るというのは戦法としてアリですが、友人間でそれをするのはどうなのかという意見もありますよね。

話を元に戻しまして、僕はやはりどういう環境を作っていきたいかというと、どんなデッキでもデュエルができる環境を作っていきたい。

ガチデッキからカジュアルデッキ、ネタデッキまで使いたい人がデッキを選択した時に、相手もまたそれに応じたデッキを選択できる環境が理想かなと思います。

それには知識の提供と興味、熟練度の向上が必要となるのですが、これはもう開催を繰り返していろんなデッキと交わるしかないかなと。
ひとまず今はジャージに揃えるのが難しいので、スーツに揃える方向で動いてますね。
というのも誘発を積む、汎用妨害札を知り、組み込むなど、デッキパワーをあげる調整というのは今は比較的容易な環境なので、一旦それで
勝つ楽しさを知ってもらい、そこからオシャレに勝つ、いろんな勝ち方がある、ということを知っていってもらえるといいのかなと。

いずれにせよジャージを着るにせよスーツを着るにせよ、自身のデッキの更新を怠ると人に合わせることはできないので、それは心掛けてますね。
刷新無くして進展なし。現状維持は緩やかな後退ですから、衰えないようにしたいものです。

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