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「SPITZ JAMBOREE TOUR '23-'24 "HIMITSU STUDIO"に行ってきた」#323(2024/1/16)





スピッツのツアーへ行ってきました!!





素晴らしかった……


以下感想。セットリスト全曲に言及してるためめっちゃ長いですよ!覚悟!




まず、めっちゃ良い席だった。前の方で、真ん中。




高2の時に行った「NEW MIKKE」ツアーとほぼ同じ席だった気がする。強運。




写真は禁止だったけど、セットも良かった。デッッッカいフルーツとデッッッカいスケボーがあってときめきました。






じゃあセットリストみせますね!















めちゃくちゃ良いセットリスト。





セットリストが好きで、いろんなセットリストのことを覚えているし、中学の頃は好きなアーティストのセットリストを何パターンも考えてノートにつけてはニヤニヤしていたので、自分のことは「セットリスト・マン」と呼んでもらって差し支えない。





そんな「セットリスト・マン」から見ても、このセットリストは秀逸だったと思う。





まず「ひみつスタジオ」最後の曲から始まる。「バンドが来た!!!!」と分かりやすく思わされる演奏は、広い会場に深く、深く響き始めた。





「ときめきpart1」、やはり良い曲だ。さみしい月みたいなものも、会場にあしらわれていた。




「けもの道」をライブ前半で切り、「跳べ」に繋げる。「跳べ」はインタビュー等でメンバーが「若い」と言っていたのが、ライブで聴いて納得した。みずみずしい。





「紫の夜を越えて」、ライブで聴くとドラムの音が深くて味わいがあった。




そして、「大好物」の後に「チェリー」。この順番、すごく意味があると思った。




ひみつスタジオの曲たちが「広がる」のを感じた。大好物に地続きでチェリーが語られることによって、聴こえ方はぜんぜん違った。





そして「スーパーノヴァ」。すごい選曲。マイナー。デカい会場にもちゃんとマッチする感じになっていた。別日程は「青春生き残りゲーム」だったらしい。




そして、MCを挟んで「手鞠」。これも躍動感ある演奏でスタジオ音源よりも良かった。




ここでようやく「i-o(修理のうた)」。この曲はとても好きで、演奏も気になっていた。




前提として自分は草野マサムネに憧れてギターをちゃんとやるようになったので、彼のギターにはすごく注目していた





SGを使ってました!!!!





しかも、やや弾き語り寄りのリズムギターの使い方を主にしていた。すごくオシャレだと思う。





ここで「正夢」。今まで聴いた正夢でいちばん良かった。「i-o」でほころびた愛が、「正夢」で咲く、咲く!




「楓」、響いていた。




「サンシャイン」やってくれんの!!好きな曲です



これもSGを採用していて胸が熱かった。



「未来未来」。曲の表情がくっきりしていた。





そして、ここからの流れがすごい。




「夜を駆ける」!いちばん好きなアルバム、三日月ロックの一曲目。生で聴けてよかった。





ここで草野マサムネはギターをタンバリンに持ち替え、「俺のすべて」が始まる!一体感!




そして、「美しい鰭」。とても良い曲だ。もう納得感すらある。




「オバケのロックバンド」。スピッツのファンとして涙を禁じ得ない曲だが、ライブ版はより一層「意味」が凄かった。





「君に聴かせるためだけに」と2回言うのもいいし、大人の男4人が揃ってそう思ってるのもすごく素敵なことだと感じ、いたく感動してしまった。








そして次の曲。今回自分がいちばん感動した曲。



それが「甘ったれクリーチャー」。本当に大好きな曲で、そこそこレアだから生きてるうちに一回生で聴きたいなと思っていたので、イントロが鳴った瞬間足の力が抜けた。







この曲の歌詞、特に2番の歌詞は全て血となり肉となり、自分の体を形成しているくらい影響を受けている自負がある。聴いてみてほしい。





そして、「8823」。この曲はライブ定番ではあるが、自分が「音楽」の中で一番好きな曲である。歌詞も曲も演奏も。




MCで草野マサムネが「中2の頃、お小遣いでスケボーかエレキギターを買おうと思って迷った挙句エレキギターを買ったけど、それのおかげで今ここにいる」と言っていたのと同じく、中2の俺がこの曲を聴いてギターを始めようと思ってなければ自分はこの人間ではなかった気がする。




終演後友達とも話したが、今日の8823はキレキレだった。ギターの鳴り方や歌の響き方、すべてが「荒れ狂う波に揺られて二人トロピコの街を目指せ」な音楽だった。




そして本編最後の曲!これは一曲目と同じくらい大事だが、何になるのか……






「涙がキラリ☆」でした!ひみつスタジオツアー、涙がキラリ☆を最後に持ってくるのめちゃくちゃ納得できる。すごく輝いていた。






アンコール一曲目、「えにし」。




大好きな曲です。中学の卒業式の日に聴いて、なんか中3の俺は最悪だったけど(人に迷惑をかけすぎていたし、面白くなかった)この曲はそんな自分を自分自信の世界にとどまらせる勇気をくれた。自分らしさとさびしさの曲。







MCでベースの田村が「これからこのお客さん達がめちゃくちゃ自分たちに飽きて、半分くらいになって、さらに半分になって、さらに半分になって、ベースを運んでくれるスタッフもいなくなっても、最終的にお客さんが5人いれば続けようと思う」と言っていて、なんて心を離さないバンドなんだと思った。





スピッツのそういう卑屈さはライブ中に手を挙げたり叫んだりしてるファンたちの心持ちと全く違っているし、ファンとすれ違い続けてる感じがして、それを自分はすごくカッコいいと思う。





「1987→」で締めくくる。どこか感情に任せたような演奏は、バンドを続けて、愛を歌うことへの喜びがこもっていた!







今年のライブがこれで始まってほんとに幸せです!




スピッツ、いつもありがとう








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