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滞在時間の短さが課題の小さな村を、"ワーケーション"の切り口でコンテンツ開発。全国から約350件の冊子注文を獲得!(北中城村観光協会)

ライフスタイルプロデュースカンパニー|株式会社ガルテン

株式会社ガルテンのピクニック思考とは

季節や天気、変わりゆく環境に合わせながらも、
自身の持ち物を組み合わせて、目の前の景色をちゃんと楽しむという、
まさに”ピクニックをするかのように、日々の暮らし、目の前にあるものを大切にすること。

わたしたちはこの考え方を「ピクニック思考」と呼んでいます。

ブランド、街、家族、どんな単位でも、
この思考があれば、新たな価値を見出すことができます。

この考え方とコミュニティを活用し、様々なクライアントと共に、
生活者の日常の延長線上に新たな情緒的価値、
ブランドと人が自然につながるコミュニケーションデザインを企画、ご提案しています。

noteでは、弊社が担当したプロジェクト事例や、現在進行中のプロジェクトの想いや裏側を発信しています。

本記事では一般社団法人 北中城村観光協会さまとご一緒した事例をお届けします。


# はじめに

北中城村(きたなかぐすくそん)は、沖縄県の中頭郡に位置する、人口約17,000人の約5km四方の小さな村です。「この村でのワーケーション滞在を冊子にしたい」という依頼をいただきました。

北中城村の皆さんが抱いている課題として、北中城村は沖縄県の中でも小さな村であり「空港から主要エリアの”通り道”になってしまっていて、観光滞在してくれる人が少ない」というものがありました。そこで、既にワーケーションという切り口で観光滞在を促す取り組みを実施されていましたが、より多くの方に北中城村でワーケーション滞在する良さを知ってもらいたいという依頼の背景を教えていただきました。
ガルテン社では、以下の流れで企画を進めていきました。

1. ワーケーションに関するアンケート実施
2. 取材ツアー(ワーケーション滞在プランの検討)
3.
企画テーマの決定(#半径5kmで叶う村)と冊子作成
4. 冊子制作記念 ライブ配信

# 1. ワーケーションに関するアンケート実施

・ワーケーションできる人、つまりターゲット像とその可視化
・読者の皆さんと一緒に企画を進めていくための推進方法
・ターゲットとなる方にとって北中城村やワーケーションを自分ごととして捉えてもらうためのプラン

上記の点を形作っていくために、改めて「ワーケーションに関心のある人が本当に知りたいこと」「そもそも、ワーケーションとはなんだろう?」を担当の皆さんと考える必要があると感じました。

そこでまずは、ワーケーションに求めるものや懸念、プライベートとワークの理想の割合についてアンケートを取ってみました。

約100名の方から回答が集まり、次のステップに向けてターゲット像の可視化やニーズの確認をすることができ、次のステップである取材に進む準備が整いました。

また、取材ツアー実施前に5つのWISHLISTを掲げてからワーケーションに臨みました。
NEXTWEEKENDはWebサイトやSNS、イベントなど様々なコンテンツを通じて、大切にしたい価値観を共有し、それに共感してくださる読者の皆さんと繋がっていますが、WISHLISTの作成を通じて、ワーケーションの魅力を高めることに繋げました。

取材前の準備に関する詳細はこちら👇

#2. 取材ツアー(ワーケーション滞在プランの検討)

事前準備をしっかり行った上で、いざ取材です。
5つのWISHLISTを叶える過ごし方を行い、その様子をまとめました。

# 3.企画テーマの決定(#半径5kmで叶う村)と冊子作成

取材を通して「たった5日間で、実際に仕事もしながらこれだけのことを叶えることができるのは、なんといっても北中城が半径5kmというコンパクトな村だから。」という魅力を知ることができました。
外国人住宅を活用したお洒落なカフェから、世界遺産までがその中にあるのだから、村の中に魅力的なコンテンツがぎゅぎゅっと集結しているのです。

私たちが実際に現地で過ごして感じた魅力をたくさん詰め込んだ、ワーケーション冊子が完成しました。

#4. 冊子制作記念 ライブ配信

冊子完成を記念して北中城村の観光協会・そして役場の方と改めてワーケーションを通して感じたこと、これからの理想のワーケーションを探る公開オンライン会議を開催しました。

リアルタイム視聴者数は約700名、インプレッションは10日間で約9,600と多くの注目を集めることができました。また、冊子が届いた方からInstagramのストーリーズ投稿をはじめとするSNS発信をいただき、北中城村の知名度向上やワーケーション候補地として検討いただく機会に繋がりました

また、冊子に関しては、従来、村内に置く予定であったところを、NEXTWEEKEND記事で取り寄せ窓口を設けたことで、最終的に全国から約350件の冊子取り寄せにつながりました。
窓口をNEXTWEEKENDサイトに増設することで、SNSやWebsiteへアクセスしてくれた方をスムーズに繋げることができた事例となりました。

取材の様子や、冊子制作記念イベントの詳細はこちら👇

# まとめ

今回、北中城村観光協会の皆さんとの活動を通じて、事前の背景にあった「県内外の”ワーケーションできる人”への認知アップ」はもちろん、活動を通じて多くの皆様から反応をいただけたことで、「村内の自信を高めるインナープロモーション」にも繋がったと感じます。
自治体の認知度向上はもちろん、その自治体に対して生の声を届けることで、良い面や改善点など、客観的な情報をお伝えできることを嬉しく思います。

北中城村観光協会の皆さんから、お取り組みを振り返って、嬉しい感想をいただきました。

沖縄県北中城村でワーケーションを実施する上でターゲットとしている客層とスタッフの層がぴったり合っていた点と沖縄でワーケーションとなるとワンクッションあり、“いつかやってみたい”という志向になりがちですが「沖縄で週末を迎えること。」をワーケーションを通して体感して欲しいと思い、その一押しを今回ガルテンさんにお願いしたく依頼をしました。

企画を終えた後の感想として、沖縄県北中城村でワーケーションするにあたっての強みや課題をたくさん見つけていただきました。普段暮らしていると当たり前と思ってしまうことも、少し見方を変えると特別な思い出になる。体験になる。という北中城村ならではのウェルネスなワーケーションのたたき台を作っていただいたと思います。

一番のNEXTWEEKENDさんの魅力はフットワークの軽さだと思います。初めて取り組みということもあり、細かな相談や調整がたくさんある中、いつも柔軟に対応いただきました。また、ワーケーションに関する冊子作りでは、NEXTWEEKENDさんらしい週末を楽しく過ごしたくなるような言葉の数々 が冊子にもちりばめられており、そういった工夫はNEXTWEEKENDさんならではの魅力だと感じました。
今回のお取り組みの中で「#半径5㎞で叶う村」というワーケーションにおけるキャッチフレーズが1つ生まれました。沖縄県北中城村は、多く方が思い描く「青い海、青い空」といった沖縄観光とは全く異なる環境であるため観光においては厳しい環境だと思っていまし た。しかしNEXTWEEKEND さんを通してコンパクトシティであるからこそ理想の暮らしが実現しやすくワーケーションにおいてはプラスの環境であることを気づかせていただきました。
ぜひ、多くの方に沖縄県北中城村でワーケーションを通して「暮らしながら、働く」を実現していただければと思います!
NEXTWEEKENDのスタッフの皆さんありがとうございました!

北中城村観光協会の皆様より

NEXTWEEKENDらしい魅力やブランディングの形を喜んでいただけて、私たちとしても大変うれしく思います。

参考記事(再掲)


お取り組み時期:2022年

(株)ガルテンでは、地方自治体との観光・移住等のコミュニケーションデザインを様々な形でご提案しています。


お問い合わせは弊社コーポレートサイト「CONTACT」フォームにて受け付けております。

▼(株)ガルテン コーポレートサイト


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