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2024年とうとう意識してしまった

海外にいると、「若いねー若いねー」と言われ続け、さらに日本へ里帰りすることが年一とかコロナ後は二年に一回とかになっちゃった今、同じアジア人の鏡となる対象が大変少ない。

ドイツ人に限らず、お肌の乾燥、お肌ケアに無頓着な人、髪の毛ぱさぱさな人(脱色のせいだと思う)が多いと思う。老けてる。太ってる。そんな中で、髪の毛ふさふさ、たっぷり、天パ、シミなし、しわなし、だとまじで、自分の年が分からなくなる。

でもとうとう、50代も半ばに入ると日本ではシニアに括られることを知った。何故に私にシニア向け(モデルは60代と思しき白髪の男女)のコマーシャルがくるのだろうか、って思ってたら、そういうことだったんだなぁ。年齢で括られて、そのようなコマーシャルが来てるんだわ。

はたと思う。私のクマがひどくなったのはいつからだったろうか・・・。ドイツにもクマに対するクリーム等はいっぱい出ているので、試している。娘曰く、涙袋もあるので影ができやすいのもある。

一度自分はシニアなのだと意識し始めたら、この自分の格好はまだオッケーなんだろうか、とか心配になってきてしまった。インスタで、あなたの年齢に合わせたファッションをご提供、みたいな広告があって、見てみると、私はドイツでいう40代の恰好をしているようだった。

そもそも思い込みの元はいっぱいある。
まずフローが褒めまくってくれるから。
会社でも同い年の部長が、君は若いけど、僕の年になるともう無理はできないんだよ、と言ってくる。
若い財務部長とおしゃべりしてた時に、ドイツに家族はいるの?っていうから、います、というと、「君の家族だよ?」って言われて、娘が3人というと年齢を聞かれるので、みんなもう成人しててっていうと、まだ30代半ばだと思ってた、と。これは、かなり盛って話してくれたんだと思うけど、多分40代半ばと思ってたんだろうなとは思う。

ドイツ人って高齢出産の方も多いと思うから、若く見える上に3人成人した子供がいるとなると驚かれることは非常に多い。

そりゃー自分で勘違いするようになるよね。

美しい娘たちに会うときは、自分もそれなりに自分で納得する恰好を最低でもするようにしてる。だって、鏡に映る自分を見てがっかりしたくないじゃない。

フローと生活するようになって、よくしゃべる、よく笑う、これがまたいいんじゃないかって思ってる。
しばらく自分が納得いくまで、ファッションは葛藤することになると思うな。だって、全部を買い換えるなんてできないし、また、おばーちゃんの恰好したいとは思わないし。年齢に合わせる必要ないけど、似合う恰好はしたい。

QueerEyeに、若いころバックダンサーをしていたという、おばーちゃんが出てきて、髪の毛は薄く、ノーメークのしわだらけなのに、彼女のきゃぴきゃぴした振る舞いが外見に全く合わず、老女が媚びているようで、見ていてこちらが居心地が悪くなった。あれ見て、自分を客観的に見ることはとても大事だと思った。

そういや、やっぱり上記のように「若い、若い」と言われるのを勘違いしたまま年取った日本人女性と、飲食で働いていた時に一緒になった時に、あぁはなりたくない、ってあの時も思ったんだよね。見かけはどうみてもおばーちゃん入口なのに、トーンやしぐさが少女っぽく、ドイツ人に媚びていて。

それとも、パートナーが喜んでくれればそれでいいんだろうか。いや、自分が納得しないとだめだよね。ってそうすると、QueerEyeの元バックダンサーのおばあちゃんみたいになっちゃうか。
難しい。

今後も同年代女性と食事は欠かさないようにしていくわ。