男の子は青、女の子は赤
私が子育て中だったときのテーマは、性による括りを最初からなるべく与えない、ってことだった。
スカートも買うけど、ズボンも買う。人形、ぬいぐるみ、積み木、ブロック、車、電車、おもちゃも多種多様。
洋服は、あら、かわいい!が基本だったけど、私のかわいいは変わってるので、恐竜だったり、車だったり、動物だったり。
働く車のおもちゃは、遊びに幅が出たので、うちは3人女の子だけど、取り入れた。ある意味女の子のほうが女の子らしさにこだわらない格好、おもちゃ、持ち物の選択肢がある。
アメリカでも日本でも、女の子用と男の子用のおもちゃも洋服も分かれていた。
ドイツに来る前には期待したけど、ドイツもフランスももちろん分かれている。
なぜこんな話を思い出したかって、孫ちゃんに洋服を選んだりするようになって、相変わらず可愛らしいフリフリでパステルカラーな女の子物と、青、赤、緑、などのあまりバラエティさがない男の子物を見る機会が増えたから。
あの、らしさの押しつけは、結局、世界共通で、マジョリティな価値観なんだな、と。
宗教に、女と男の役割をきっちり分けてるものもある。
かく言う私も実は孫ちゃんに、パステルカラーをよく手に取った。だって可愛いのだもの。
でも、実際娘が孫ちゃんに着せているものを見ると、中性的なカラーが多いかも。あぁ、私が今はらしさの押しつけをしていたのかも、と思った次第。
昨日保育園に使えるかなって思ってリュックを買ったんだけど、かわいいトラクターリュック。
これはこれでまた押し付けになるだろうか。