レディプレイヤー1の感想
私はこれは途中から見たから途中から書く。オアシスのダンスシーンからが私にとってスタートだ。
オアシスをこの時点で初めて見たとき、「何かこの刺青はやらかしそうだな」と思った。私自身オンラインゲームは肌に合わないからPSO2ぐらいしかやらないのだが、ゲーム内の女子アバターに惚れた人間がろくな目に合わないことはままあるからだ。実際パーシヴァルはフロア内共通チャットのようなもので自分の実名を晒すポカをやらかしたので、そりゃ相手のアルテミスからしたら正気じゃないから離れもする。まぁその後死人が出たのは予想外だったが。ハードだな?
でもって、現実でパーシヴァルはアルテミスに会って改めて惚れる訳だけど、いやぁ愛する力は強いものだ。シャイニングは斧のシーンしか知らないから省くけどあれ現実寄りのホラーらしいね本来。以下鎧武者と忍者とエイチの話だけど、アバターの見た目はあんまりステータスに影響無さそうだね、以上。
アルテミスは「徴収センター」なる、まぁカイジの地下帝国みたいな場所に連れて行かれる訳だけど、よく考えたら別段専門家でもない人間にゲーム運営を一部させるのは正気かよと思った。内部情報抜けるように組んでないからなんとかなったけど、ザルだったら今頃パスワードぶっこ抜いて外部に流出とかできちゃうもんね。
でまぁ話は飛んで決戦だけど、「ゲームのヴィランをやっつけよう!」ってんで集まらない人間は中々いないだろう、私だったら絶対に行くし。ランカーからの招集なんだから尚更である。オアシスを作るにあたり版権キャラ滅茶苦茶出てきたから、版権元は画像データだけ渡したのかボーンや音声から何から全て渡したのかはわからないが、実装にあたりとんでもない時間がかかったであろうシーンだ。3DCG作ってボーン埋め込んで動作確認して音声仕込んで追従確認してだから気が狂うわこんなん、いや好きなゲームのキャラならいけるけどよく知らないゲームやアニメやまでとなると他人に投げたくなる。わかってもらいたい、この気持ち。ゲーム作るのは人の熱意と時間がまず必要なんだ、技術は次だ。でまぁ色々諸々まとめて一番好きなシーンはガンダムだ。ビームライフル初期装備じゃないのはちょっと違和感だが、まぁ誤差である。特撮vsアニメ!中々無いだろうことだ。結局ガンダムは解除されるが、アイアン・ジャイアントもそうだけど、「散り際に何かする」のは良かった。鎧武者が中指を立てたように。アイアン・ジャイアントが親指を立てたように。
また飛んで、エッグを手に入れたシーン。社長っぽい人が銃を撃てないシーンだ。いや、誰であっても、ゲームをクリアした喜びを持った人間であるならば、撃てはしないだろう。せっかくのゲームクリアの喜びを冷たい鉛玉で現実に引き戻して取り上げるのは、プレイヤーにもゲームの製作者にも失礼なことで、無粋なのだ。ましてや初めてのクリアなのだから、祝福しか有り得ない。
まぁ結局、良い映画だったということで一つ。でも流石に二日定期メンテは多いよなぁともやっぱり思ってしまうのだった。ギルメン集まれない日出てきそうでなぁ。