【ACL GS 第3節 上海上港戦】"劇的勝利"【横浜F・マリノス マッチレビュー】
痺れました。
信じてよかった、と本当に思いました。
このまま6連勝でGS首位通過、そして優勝しましょう!!
スターティングメンバ―
ACLではルール変更でベンチメンバーは10人まで登録可能。
交代は5人まで。
川崎戦のメンバーがベース、小池・前田がスタメンのいつも通り4-2-1-3。
サントスは外国籍選手の数の関係によりベンチ外。
対して上海上港は3-4-1-2。トップにはフッキ、その下にはオスカルとタレントも揃う。リカルドロペスはベンチ、
以下の分析はこちらの動画に準拠します。
9' / フリーキックから前田のヘッド
相手のラフプレー(だったと思う)によりFKを獲得。
ティーラトンの正確なクロスにファーの前田がヘッドをするが僅かに左へ逸れる。
この試合はかなりセットプレーの機会が攻守で多かった。
いつもはショートコーナーを多用するマリノスだが、背の高い上海上港の対策を講じてきているのか、ロングコーナーがこの試合多かった印象。
この場面もその成果を生かした場面であった。
45 + 1' / フッキのミドルシュート
元ブラジル代表の34歳フッキがこのクラブ一番の脅威。
前半ATに入りディフェンス陣がバテてきたところでフッキの強烈なミドル。
結果この試合のヒーローになったオビは落ち着いて外へはじき出すが、思えばフッキに自慢の左足を降らせたのはこの場面ぐらいであった。
その要因となったのは、チアゴや畠中がしっかりと守備対応をして仕事をさせなかったからであろう。
(後半交代されると、フッキはベンチに戻らずロッカーへと去っていった。
おそらく、だいぶフラストレーションを溜まらせていたのだろう)
50' / 水沼の切り込んで左足
マリノスは攻め込む時間帯こそ多くあれど、「持たされている」感が強く、最後のインパクトには欠けていた。
この水沼のシーンは、そんな薄味の試合において最後のシュートまで形にした数少ない場面。
やはり、足元で回すことが通用しないと分かったら、突破する力も適宜必要になってくるのではないか。
そのためには、やっぱりサントスのような選手がもっと必要。
64' / オスカルの直接FK
今度はマリノスが上海上港にFKを与えてしまう。
PAギリギリの角度のないところから、オスカルは直接ファーめがけて打っていった。
このオスカルの右足、またフッキの左足と元ブラジル代表のパワーはとてつもないので、明日の試合は極力ファールを避けたいところ。
80' / PK献上・オビの超ビッグセーブ
先ほどの64分のFKも松原だったが、今度はPA内で相手を倒しPK。
時間帯的には絶望的なPK献上であったが、先週の川崎戦を彷彿とさせる超ビッグセーブ。
相手は元ブラジル代表のレジェンド・オスカルであるのにもかかわらず、22歳の五輪世代GKオビは冷静に読み切った。
蹴る前に飛んでますからね。末恐ろしいですよこの子。
その後の監督の「信じられん……」って顔がいいですね。
その後のCKまで集中を切らすことなく、とても頼もしい顔をしていました。
対して私は深夜に大絶叫。
90' / 土壇場劇的決勝点
左WGで63分に交代で入った高野はDFに仕掛けて抜きそのまま左足での正確なクロスを放つ。
同じく63分で右WGに入っていた仲川がそれに合わせ、キーパーがセーブしたこぼれ球に73分にマルコスと代わった天野が詰め、それが決勝点に。
ハイライトの2:19-2:20あたりを見てもらえれば分かりますが、こぼれ球を予測して前に詰めてるんですよ天野。
ああいうところが、やはり他の選手との"ゴールへの嗅覚"の差なんだと思いました。
あそこで仕掛けた高野も凄い。クロスも見事だし。
背が低いのにあそこに合わせた仲川も凄い。
総評
しびれる試合でした。
この記事書くまで何回ハイライト見直したか分かりません。
守備対応は今回で問題ないと思いますが、攻撃でのインパクトをもう少しできればさらなる得点につながるんじゃないかと思います。
くれぐれも無理のない程度に。
選手評価 (及第点6.5)
【スターティングメンバー】
・GK 31 オビ 10 MOM
文句なし。元ブラジル代表が前に2人もいる中で一つも物怖じせずクリーンシートで耐えきった。PKセーブがチームを変えた。
・DF 25 小池 6.5
可もなく不可もなし。ロストが多かったかなぁという印象。少々固かったかな。怪我の具合が心配。
・DF 13 チアゴ 7.5
フッキに仕事をさせなかった。それだけで仕事は十分果たしたと思います。フッキのこと凄くリスペクトしているんだなあ。
・DF 44 畠中 7
シドニー相手に逆転をした要因であった李聖龍に、ヘディングでのゴールを許さなかった。フッキへの対応も良し。
・DF 5 ティーラトン 6.5
ロストもファールも多く今一つ何かに欠ける。が、要所要所でいい部分は見えた。9分のFKも見事。
・MF 6 扇原 7
ロストも少なく、セットプレーでも活躍。ロングボール全部通ってませんでした?
・MF 8 和田 6.5
ファールを与えすぎていたかな。交代は戦術的なものだとは思う。おそらく攻撃的にプレス行くよりも守備的に機会を見てってことだと思う。
・MF 9 マルコス 6.5
こちらもまたファール多し。シュートも枠外への1本のみ。今期は調子に乗り切れていないですね。
・FW 18 水沼 6.5
あのシュート以外はいいところなし。クロスも固く守られて思い通りの仕事はできず。
・FW 17 エリキ 6
終始オフサイドポジションにいた印象。持ってスプリントも中央が固く出来ず。次は頑張ってほしい。
・FW 38 前田 5.5
やはり足元の技術がいまいち。シュートも遥か彼方へ。守備ではよく走っていましたが、やはり左は今後高野の方がいいのでは……
【途中出場】
・MF 8 喜田 7 (↔和田 HT')
DF的な役割を果たしていたと思う。攻撃面は今一つだったが喜田の場合はそれがいいのかもしれない。
・DF 53 松原 5 (↔小池(負傷) 53')
高い位置のFK・PK献上はどちらもコイツ。スルーパスの技術はピカ一なのだからこういうところは直してほしい。
・FW 16 高野 8 (↔前田 63')
いつもはRSBだが今回はRWGで入る。決勝点の機会を作り見事なクロスを入れる。一皮むけたかな?
・FW 23 仲川 7.5 (↔水沼 63')
あの体格差でフィジカル負けしていないのは大きな武器、だからこそ決勝点の機会も作った。明日は是非得点を。
・MF 39 天野 9 (↔マルコス 73')
あのこぼれ球への嗅覚は凄い。オナイウトップ下でやはり天野はトップで見たいのは俺だけなのだろうか。
【総合】
・監督 アンジェ・ポステコグルー 7.5
交代がハマったといっていいでしょう。HTに喜田に変えたのも地味にいい采配だと思います。前田を信用してるのは何故か分からん。
・総点 8
スコアレスの苦しい試合でしたが、なんとか3連勝。明日の試合が正念場です。
・主審 6
相手もこちらも荒いのは荒いですが、ちょっと笛が軽い。PKもあれはPA外じゃないかと思いましたが。
・お相手 上海上港 5.5
持たせるのはいいですがカウンターが脅威になっていない。フッキがいまいち調子よくなかったのでは。
感想
酒がうめぇ。以上。
ハイライトは50回ぐらい見直しましょう。
投げ銭ゾーン
もしよろしければ。
ここから先は
¥ 500
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?