【ACL GS 第5節 全北現代戦】GS突破【横浜F・マリノス マッチレビュー】
点を取ってほしい人が悉く取ってくれて嬉しいですね。
マルコスとテルのかめはめ波、いつぶりでしょう……
スターティングメンバ―
3節をベースに和田→喜田、前田→高野にしたいつもの4-2-1-3。
対して相手の全北現代は4-1-4-1。
中盤のアンカーが重要な役割を持つゾーンディフェンスとサイドを中心としたコンパクトな攻撃が特徴。
驚異的な選手はLSHのバーロウ、CFのグスタヴォ。
以下の分析はこちらの動画に準拠します。
17' / 1得点目 / ティーラトンの強烈ミドル
この試合、ラフプレーを繰り返し行っていた92番のKimのファールによるFKを起点にゴールが生まれる。
全北現代は終始ゾーンディフェンスを敷いているため、ボールホルダーに対してのプレスが甘い。
つまりミドルからのシュートを打たせやすいということだが、まさにこの先制弾がそれであった。
ファールからの扇原の速いリスタート、相手が甘いポジショニングで曖昧なそのタイミングでシュート。
悪魔の左足から放たれたシュートはゴールキーパーを一歩も動かさずそのままネットに突き刺さった。
どのポジションのどの選手もシュートを打てるチームだからこそのゴールだったと思う。
51' / 2得点目 / 上手く相手を引き出した仲川
場面はいきなり後半へ。
相手のパスミスから誰よりも早く動き出した仲川へ。
そのまま前へ進みながら中央に切り込んでいくが、相手の守備4枚が全て仲川へ釣られていく。
にわかに右に流れたマルコス、ベストなタイミングでパスを出す仲川。
マルコスは置きに行くシュートで決めるだけ。
相手の守備がザルだった感はありますが、それだけつかないと驚異的であると知られているからでしょうか。
54' / 1失点目 / 不運なハンドPK
まぁこれは不運でしたね。
もしかしたら……とは思いましたが、まぁデビュー後に3連続PKストップはまぁそりゃあね。笑
でも、あそこで腕をしまえるのが世界的なDFなんでしょうね。
71' / 3得点目 / エリキのビューティーアシスト・仲川の嗅覚
スローインを受けに来たエリキ。
それをオーバーヘッドで中央へ入れる。
上げてくると分かってすぐさま走り出す仲川、対して相手の守備は上げてから動き出す。
それでは間に合わず、左隅にボレーで叩き込み再び2点差。
足を痛めはしましたが、あれが仲川の嗅覚。
天野にもそのような嗅覚はあると前回話しましたが、仲川のそれは天野よりも優れていると思います。
83' / 4得点目 / 天野の正確クロス・オナイウの完璧ボレー
投入後、前に後ろに走ってボールを受けていた天野が左に、そしてクロス。
そのおかげで中央の枚数も確保でき、オナイウが合わせる。
記録上は相手キーパーのオウンゴールだが、実質オナイウのゴールでしょう。
というか、相手がザルすぎますね。
ボックス内3に対して実質3ですし、反応も遅いので守れるわけないでしょう。
まぁこれは、前線にコンパクトに集めたマリノスのアタッキングサッカーがハマった例になっているとは思いますが。
総評
今回は終始LWGの高野が効いていましたね。相手のRWGが破りやすいというのもありました。
終始圧倒する内容で、不運なPKこそあったものの流れからの決定機はほぼありませんでした。
自分たちで悪い流れを作って、相手がミスしてくれるといったマッチポンプ感がある時間帯はありましたが。
選手評価 (及第点6.5)
【スターティングメンバー】
・GK 31 オビ 6.5
特にこれといった仕事さえしていませんが(PKのみ)、常に落ち着いていますね。声も出してますし。
・DF 53 松原 6
自陣での良くないミスが多かったかな、という印象。バーロウへの対応も甘いところがあったと思います。
・DF 13 チアゴ 6
PK献上。ミスや怖いシーンもちょくちょくありましたね。ただ、自陣での落ち着きはいつも通り素晴らしい。
・DF 44 畠中 6.5
特にいいところも悪いところも出てこないということは、安心してみていられた、ということでしょう。
・DF 5 ティーラトン 8
先制の素晴らしいミドルはもちろんのこと、中央に運んでいったり受けたり回したり、プレスを躱したりコンディションが良かった。
・MF 6 扇原 6
なんかつまらないミスが多かったかな。その責任を自分で潰していたので大きな傷にはならなかったが。もっと前に出て行ってもいい。
・MF 8 喜田 6.5
安定的な守備を見せていた。こちらも時折つまらないミスはあったが。ミドルシュート決められる選手になったらさらに脅威なんだけど。
・MF 9 マルコス 7.5
気付いたらいるっていうのはこの選手の特徴ですね。今回で再認識したのは仲川との相性が抜群ということ。
・FW 23 仲川 10 MOM
抜群の嗅覚を今日も発揮してくれた。縦への推進力は何度見ても凄い。あとイケメン。何も文句なし。
・FW 17 エリキ 8
あの美しいアシストはもちろんのこと、守備への献身も素晴らしい。あとは点、欲しかったですね。
・FW 16 高野 9.5
ハイライトに残ってないのが残念なくらい、素晴らしいクロスを何度も上げていた。これで2アシストとかしてくれたら……
【途中出場】
・FW 38 前田 6.5 (↔高野 72')
パスのアイデアはいいのだが、状況把握が乏しく機会を逃している。悪い選手ではないのだがフレキシブルな対応力がない。
・MF 45 オナイウ 8 (↔エリキ 75')
4点目は言うまでもないが、ボールを受けに行くある意味0トップな役割を果たしていたかと思う。確実なゴールを狙うパスならもう少し精度を。
・MF 39 天野 7 (↔マルコス 75')
素晴らしい左からのクロスはいいが、いかんせんトップ下にしては動きすぎて中央が空いている。やはりポジションが……
・FW 18 水沼 6.5 (↔仲川 75')
出場時間の所為もあるが、もっとクロスを活かす場面があればよかった。次節スタメンでいい所見せてくれ。
・MF 33 和田 (出場時間が短いため採点無し) (↔扇原 88')
すいません、交代に全く気付かなかった。まぁそれだけ安定しているということでしょうか。(適当)
【総合】
・監督 アンジェ・ポステコグルー 9
完全にスタイルがハマったという感じでしょうか。得意な相手は得意、苦手な相手は苦手ってのは何とかしてほしいですが。交代選手が点取ってくれたのは嬉しい。契約延長ありがとうございます。
・総点 9.5
自分たちのサッカーがハマり見事GS突破。怪我人が戻ってきて選手層が厚くなったのはいいことでしょう。
・主審 7.5
今回はとてもいいレフェリングだったと個人的には思いますが、試合再終盤の92番のラフプレーにはカード出すべき。
・お相手 全北現代 5
意味のないラフプレーや集中を切らす場面、パスミスが多かった印象。あんな感じではアジア相手には通用しません。
感想
ポジション適正は修正していくべきだと思うんですよね。
天野はLWGかCF、オナイウはトップ下、前田はCF。
前田は裏抜いてシュート打つだけの機関車の方が活きるかもしれません。
實藤や松原や扇原といったパサーはいますし。
オナイウは、今回も下がって受ける場面があったのでトップ下でボール動かすようなポジションがいい。
天野、LWGに転向しません?あんないいクロス打つんだし。
高野めっちゃいいけどSB問題がさらにきつくなっていくわけなので。
小池はまだ調整中でしょうか。アジアの舞台ではチアゴ畠中のタフなコンビがいいのかも。
あとは前田が覚醒してくれれば言うことないんですけどね……
お詫び
前回の第4節の記事を上げられなかったのは、眠すぎてまともに試合を見れていなかったからです。
時間を見つけて見直して記事を書こうと思います。
投げ銭ゾーン
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