インプロゼミ週報~シーンを進める編~
こんばんは!でらです!インプロゼミも始まって2カ月が経過し、佳境に入ってきたころ合いです。今後とも研究したい内容を持ち寄り、心行くまで研究できればと思っています。
それでは、本日のテーマに移りましょう!
本日のテーマ「シーンを進める」
本日扱ったテーマは「シーンを進める」でした。インプロをはじめて早2年少しが経過しようとしています。これくらいやっているとシーンを作る力は付いてきますが、逆にシーンを作るという逃げが自分自身を悩ませていたのです。いわゆる"Wimping"というやつですね……
シーンを進めることに勇気をもって取り組もうと次の二つのワークを扱いました!
【ワーク①】3人が同じ理由で出ていく
《ルール》
このゲームは制限時間内(3分以内)に3人全員が全く同じ理由で出ていくシーンを作ります。
例)3人が同じ方向を見ている → お菓子を争奪するためにハケる
《エピソード》
実はこのゲーム、初めは制限時間なしで行っていました。そこでシーンがやたらと長くなる現象が起きてしまいました。これがいわゆる「逃げ」でした。そこで制限時間を導入したところ、余裕で3分以内に終わるようになっていきました。寧ろ最後の方は余ってしまったくらいです。
ここからわかったのは、私たちには「決める力がある」ということでした。ただ「決断する勇気」が足らなかっただけだったのです。
ハケる理由なんてこじつけてしまえばいい、頭に浮かんだものをやってみる。ただそれだけでシーンはこんなに面白くなるのだと、改めて感じました。
《より面白くするには》
・1人目が、残りの2人には難しいハケ方をしてみる(2人を困らせる)
例)店員(1人)とお客(2人)のシーン
店員「在庫確認してきま~す!」(裏にハケる)
お客「俺も在庫確認してくるわ~」(裏にハケる)
*インプロならではの選択が生まれる
【ワーク②】クロサワインプロ
《ルール》
①2人の関係性に影響を与えるオファー(カミングアウトなど)をする
②10秒待つ
③オファーを受けた人は「行動が伴う決断」をする
例)彼女が「別れたい」と切り出すシーン
①彼女が「別れたい」と切り出す
②10秒待つ
③「どこにも行かせない」と言って、柱に縛り付ける
《エピソード》
「決断」の稽古といえばこれ!というほど行動的なワーク。フォーマットとして「決断」せざるを得ず、しかも行動を伴わなければいけないので大きな決断になりやすい。
久しぶりにクロサワインプロをやると非常に難しい。いかに普段から「行動」が伴っていないかを痛感した今日のゼミでした。行動するためには大胆な選択を取らざるを得ない、でもその選択は相手のため若しくは2人のためになされるから尊い!相手に愛があるから「葛藤」も生まれるし、そこにドラマがある。10秒待つという要素を黒澤映画から見つけた創始者は本当に天才だ!って思いました。
《より面白くするために》
・頭に浮かんだものは、さっさと行動に移してしまった方がいい
・相手に「愛」があることが前提にあること
次回(7月26日19:00~)に向けて
今回のインプロゼミではクロサワインプロからいろいろなことを学んで、このフォーマットの深みにまた気づかされました。
そこで、来週はもっとクロサワインプロに触れてみようと思います!
具体的には、クロサワインプロのお題は割と暗くなりがちだけど明るいお題ではどうなるだろうか?というクロサワインプロのコメディー要素を探ってみます。
是非、一緒にクロサワインプロについて考えましょう!
あらきしゅうすけ(でら)