ツイストコイルをバカみたいに早く簡単に作る方法【パラレルビルド】
クラプトンコイルが大嫌いなVAPERのみなさんこんにちは、ガリです。
本日は何故かツイストコイルを作成するのに電動ドライバーやその他ややこしいDIYしてる人を多く見かけて「何故?」と思い立ったので投稿させていただきます。
題して「バカでも巻けるパラレルビルド」
パラレルコイル(並列)は単線2本以上で巻くコイルです。RBAデュアルビルドを一つにまとめた感じと捉えてください。
細くて抵抗値が高いワイヤーでも半分の抵抗値になりますし、且つ長巻できるメリットがあります。
俗に2本平行で巻くのがパラレル。そのパラレルをネジって巻くのがツイスト。
どちらも同じパラレル仕様なのですが特性がそれぞれ違います。
パラレルコイルとツイストコイルの特性
上記画像はパラレルコイル。ワイヤー2本を平行に重ねて均等に巻いたもの。抵抗値は見てお分かりですが、約0.3Ω。径は3mmです。
普通こんだけ長いと抵抗値増えますよね。しかし、パラレルの場合は電流を分割してるので全体の抵抗値は2本なら半分になるわけです。4本パラレルなら4分の1の抵抗値ね。 3コアとかのフューズドクラプトンなんかが超低抵抗なのはこういう理由なわけです。
あとは主に28Gとか細いワイヤーでもウィック面積が取れるので爆煙に持っていきやすい。細いので熱容量も少なく立ち上がりも早い。
そしてパラレルコイルは複数ワイヤーをミックスさせることが可能なのでゲージや特性の違うワイヤーを色々試すのもおもしろいかもしれません。
こちらはワイヤー2本のツイストコイル。同じパラレルでもネジってる分だけ短くなります。画像のコイルは0.7Ωなので上記パラレルの約2倍ほどワイヤーが必要。
特性としては単線よりもワイヤーが密集してるのでクラプトンのような役割を果たします(ミストが多く細かい)。
まあ、クラプトンコイルが出る前の代用品といったところでしょうか。同様にここまで長いと立ち上がりは悪い。
このくらいが立ち上がりも早くておすすめ。3mm,5ラップ0.4Ω。 総じてパラレルビルドとはデッキ構造に合う長さにしたかったり、シングルで爆煙したいときなどに有効です。
本題:ツイストコイルをドライバー2本だけで作る
ツイストコイルの作り方はVAPERの数だけ存在します。何が正解ということも無いですし、やり易い方法で巻くのが一番。でも電動ドライバーはないわ。以下は私のやり方。
まず、1本のワイヤーを輪っかにして先を重ねます。長さは30cmもあれば十分。ゲージはそもそもパラレルなので細いワイヤーを推奨。
私は26G。30Gくらいだとネジってるうちに切れやすい。
そしてドライバー2本を両ハシに差し込みます。サイズは似たような太さなら大丈夫。
次にドライバーをそれぞれ両手に持って2本のワイヤーが重なるようにしてください。テンション(張力)かけてやると近づきます。
ちなみにパラレルコイルにしたい方はこの段階で準備完了。その際は細いドライバー2本のほうがすぐに平行に出来ます。 次行きます。
こういうとき動画のほうが分かりやすいですよね。でも、そこまでのものでもないから画像で説明します。
やり方は片側のドライバーを手で固定して、もう一方のドライバーの先をワイヤーを軸に回していくだけ。
※ドライバー自体を回すんじゃなくて先だけ円を描くように。
20秒もあれば約10cmくらいのツイストワイヤーが作れます。巻けば巻いた分だけ短くなりますし、ツイストの密度も高くなる。
固定した側からネジれるのでバランスのいいとこでカットしましょう。
後はコイラーがあれば密着してキレイに巻けます。コイラーが無い場合はクランプにくくると上手く巻けますよ。
ツイストの手巻きはクソ固いので注意。
ツイストコイルは美味いのか?
個人的には単線・パラレル・クラプトンだろうが味は変わりません。リキッドによりけりです。
ただミスト量は単線と同ワッテージでも明らかに多いですね。 ミスト量が多く繊細ならば味覚の中心となる成分が舌を刺激しやすい。それ故「おいちー!」ってことかもしれない。
しかしクラプトンコイルが主流の現在、ツイストに魅力を感じる方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。ワイヤー結構もってかれますし・・・
だが、こうやってマジマジとコイルを眺めていると先人たちの知恵と熱量を感じずにはいられないのだ。 自分も早く「俺らの若いときは・・」って言いたいです。仕事では言いまくってるけどね。
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