VAPE(電子タバコ)の基礎知識
VAPE(電子タバコ)とは、リキッドと呼ばれるグリセリンを主成分としたフレーバーをミスト化させて味を楽しむツール。 その種類は様々でカテゴリーも細分化されているのが現状です。※POD、ペンタイプ、クリアロ、RBAなど
性質も喫煙具というより、ガジェットなどのようなホビーに近いかもしれません。禁煙パイポのようなイメージはもう古いですね。
ファンは欧米を中心とし、日本では2014年頃から流行ってきました。また、販売されている多くの機種は中国メーカーです。
VAPEの仕組み「要はアトマイザー」
どんなVAPEでも「アトマイザー」と呼ばれる機能、または機器とバッテリーを備えています。これが基本。
アトマイザーには「コイル」と呼ばれる金属ワイヤー(導電素材)で巻かれたパーツが設置されており、 その部分に熱を通し、ウィックに染みたリキッドをミスト化させるという仕組み。これは味が悪くなった際に交換する消耗品となります。
続いてDIY可能なRBA(リビルダブルアトマイザー)↓
アトマイザーには自分でコイルを作成する「RBA」というDIYアトマイザーがあります。※ミスト化する原理は変わりません。
メリットはコイルやコットンを好みで調整し、既製品とは違う味の出方などを楽しめること。
また、上記の交換タイプのように毎回購入しなくてよいので経済的に優れています。
しかし、ある程度のスキルが要求されるため、VAPE初心者の方でいきなり始めるのは少し難しいかもしれません。
出力をカスタマイズできるMOD
VAPE MODとは、アトマイザーに電流を送る「バッテリー制御機器」のことをいいます。
簡易的なVAPEはあらかじめバッテリーが内蔵されてますが、MODは独立して機能することが大きな違い。
その働きは主にワッテージ調整とバッテリー保護機能ですね。アトマイザーにかける出力を任意で変えられるのでミストの量や味に変化が出ます。
このMODには出力調整可能な保護回路付きのテクニカルMOD。保護回路だけがついたセミメカニカルMOD。 そして保護回路なしのメカニカルMODの3種類が存在します。
一番普及率が高いのは使いやすいテクニカルMODですね。そしてバッテリー。
充電して500回ほど使用できるリチウムイオン充電池(二次電池)はVAPE MDOの動力源。
その種類は様々ですが、多くは「18650 生セル」という電池自体の保護回路がついていないものが主流。※フラットトップが多い なので、扱いを誤ると大変危険です。
特に保護回路なしのメカニカルMODは経験者でも注意が必要。
フレーバーが数千種類もあるリキッド
VAPEはリキッドがないと始まりません。ビギナー用ならキットに付属していることもあるでしょう。
リキッドの主成分はVG(ベジタブルグリセリン)とPG(プロピレングリコール)と香料。分類は食品です。
そのフレーバーは世界中に何千種類もあり、個人でも制作可能。もちろん、マニアもたくさん居ます。
販売用は15ml、30ml、60mlなどのプラボトルが多く、VG/PG比率は70:30が主流。 昔はガラス瓶が多かったのですが最近は見かけなくなりました。
どこで買えるの?
VAPEは楽天やアマゾンなどの通販、または専門ショップなどで購入できます。※20歳以上対象
また、慣れてくると安く購入できる海外通販を始める方も多いですよ。
価格はビギナー用キットで、だいたい5,000円前後ほどでしょうか。種類も豊富で新製品も続々と登場。
嗜好品からガジェットへ~しかし、マナーは守りましょう
時代はもはや健康志向へ完全シフト。喫煙なるものは悪行の行為とばかりに避難されています。
特に2020年4月から施行された健康増進法による受動喫煙対策。 これにより屋内どころか屋外でも吸える場所は減少傾向に。
そんな中、趣味的要素を強くもつ「VAPE」の力が今後発揮されていくのかもしれません。
しかし、周りからみたら、たとえVAPEでもスモーカーと同じ扱いをうけるでしょう。
ゆえに我々はあくまでマナー厳守し、その範疇で楽しむということが肝要。 「好きなことをただ好きといいたい」 このブログではそんな独り言を主張していきたいと思っています。
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