ぬくちゃんとキャンプ 2
『なるほど、それで夜空を破ってここに来たってわけなんだね。』
ぬくちゃんはすぐに納得していたが、俺は美人が話す不思議な話に頭が混乱していた。
『とにかくアンタはどこにでも居たってこと?過去にも未来にも現在にも。』
『なんとなくわかってくれたみたいね。そんな感じ。』
『まずは私を観測する人間がいないと私は形を持てないから、あなたの好みの容姿であなたの上に落ちた方が上手くいくと思ったの。』
確かに好みではある。
お付き合いしたいとも思う。
『私はあなた達が取捨選択する全ての可能性の先に居て、同時に後ろにも居るの。こことは別のあなた達の所にも。』
全然わからん。
わかろうとも思わなくなった。
しかし、ぬくちゃんはわかったみたいだった。
『なるほど、じゃあ僕らは初めて会ったわけじゃないんだね?』
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