【複業×英語】広がるキャリアの選択肢と、ピアラーニングという学習継続スタイル
TOEIC講師に翻訳家。英語を仕事にする複業の選択肢
太田:今日は「複業×英語」というテーマでお話しさせていただきたいと思います。この複業×英語というキーワードが出たときに、西村さんは何を連想されますか。
西村さん:いろいろありますが、パッと頭に浮かんだのは複業でTOEIC講師をされているパラレルワーカーさんです。
その方はストアカ(学びたい人と教えたい人をマッチングさせる学びのプラットフォーム)を使って、TOEIC990点に最短で近づく方法を教えているそうです。
元々はTOEIC500点ほどだったらしいのですが、そこからコツコツ勉強を積み重ね、順調にスコアを伸ばしていきました。ただ最後、980点から990点に上げるのに本当に苦労したようで、10点の差を埋めるのに1年半もかかったらしいんですよね。
大変な道のりでしたが、無事990点を取れたことによって教える側に立てたので、それも一つの学びが実った形かと思った記憶があります。
太田:TOEICで満点目指すと非常に道が長いですよね。
僕が複業×英語で真っ先に頭に浮かぶのは、翻訳や通訳の仕事をしている友達です。
本業は花屋をしているんですけど英語がめちゃくちゃ得意で、TED動画へ字幕を入れる複業をしています。
西村さん:本当ですか!
僕が観てるTED動画の日本語字幕は、その人が書いてるかもしれないですね。
太田:そうかもしれませんね。
仕事相手、内容を広げる手段としての英語
太田:西村さんは仕事関連で英語を使うことはあるんですか。
西村さん:今は使っていませんが、これから必要になりそうですね。
独立して今が5年目になるのですが、この5年間は家族と過ごす時間を最大化しようと思い、1日4時間、週20時間だけ働く生活を送ってきました。
ただ来年の4月からは本格的に起業したいと考えています。
僕の関心のある事業領域はウェルビーイングやメンタルヘルス、トランステックなのですが、これらの分野は海外の方がビジネスが進んでいるので、事業プランを練るためにも視察に行きたいと考えています。
そうなると必然的に英語でコミュニケーションを取る機会が増えるので、今のうちから英語力を身につけたいですね。
太田:ゴールとしてはどのレベルを目指しているんですか。
西村さん:英語でプレゼンテーションやディスカッションができるようになりたいと思っています。
少なくても意思疎通ができるようになれば、カンファレンスに参加したときに「これってどういうことなんですか」と質問したりできます。
ただいきなり英語でコミュニケーションを取れるようになるとも思っていないので、まずは自分の英語力をTOEICなどの試験で定量的に測り、ある程度のスコアを取ってから本格的に英会話を学んでいこうと考えています。
太田:たしかに英語は基礎のインプットがないとそもそも話せないですね。
西村さんはこれまで海外はどれくらい行かれてきたんですか。
西村さん:実は全然海外には行ったことがなくて、人生初海外が29歳の頃でした。
太田:え、本当ですか!意外ですね。ちなみにどちらへ行かれたんですか。
西村さん:アメリカのラスベガスです。毎年開催されているHR Technology Conference & Expoという人事・人材分野での世界最大のイベントに参加しに行きました。
ーHR Technology Conference2017に参加した時の西村さんー
太田:人生初の海外でラスベガスは楽しそうですね。
西村さん:カジノめちゃくちゃ楽しかったですね。何しに行ったんだという話ですけど(笑)。
太田:ラスベガスに行ってからはどこか他に行った国はあるんですか。
西村さん:同じくHR系のカンファレンスに参加するために中国へも行きました。その時は家族と一緒に行ったので、半分仕事、半分家族旅行みたいな形でしたね。
太田:カンファレンスへは取材で行かれたんですか。
西村さん:いや、取材ではなく勉強のために行きました。
僕自身、HR業界で社会人1年目から今まで仕事をしています。そのHR業界の最先端がHR Technology Conference & Expoなので、世界のHR Techの動向を自分の目で見て、吸収したいというのが一番の動機です。
太田:ちなみにその時は英語めちゃくちゃ大変だったんじゃないですか。
西村さん:僕は全然英語が話せないので、英語が話せる友人を連れてきました。一人で参加すれば大変な目に合うのは目に見えていたので(笑)。
太田:素晴らしい。現状話せないなら話せる人と一緒に行くしかないですよね。
西村さん:そうですよね。
太田:商談などビジネスコミュニケーション自体は、通訳の方がいればある程度成り立つと思います。
ただ立ち話などで軽めの話からネットワーキングする際には、自分で話さないと難しいですよね。
西村さん:本当にそう思います。通訳を介して「今度ランチでも行きましょう」といったコミュニケーションは取りづらいですし、実際にランチに行けても自分自身の言葉で話を深掘っていけないと、本当に濃い情報には辿り着けないと感じます。
僕自身30代に入って、日本だけでなく海外でも活動の場を広げようと思っているので、早いうちに英語力を身につけて海外の方とのつながりと作っていきたいです。
ただせっかく湧いた英語学習のモチベーションも、日本に帰ってくると英語が必須でない分下がってしまい、どうしても勉強が続けられないんですよね。
やらないといけないのはわかっているけど続けられない。そんなやる気が長続きしない僕が、これなら勉強を続けられそうだなと感じたのが「Gariben」でした。
仲間の存在が英語学習へのやる気を生み出す。英語ピアラーニング「Gariben」
太田:Garibenの話を振っていただきありがとうございます(笑)。知らない方のためにご紹介すると、Garibenはスクールウィズで昨年末から始めた英語ピアラーニングサービスです。
ピアラーニングとは、「仲間(peer)」と「学ぶ(learn)」ことで、講師から一方向的に教わる従来型の学びではなく、学習者同士がお互いに協力しながら主体的に学ぶ学習方法です。
英語学習者の課題として大きいのは、英語学習って優先順位が下がりがちということ。
今の西村さんのお話のように、一時的に英語学習へのモチベーションは上がるけれど、直近の必要性がないとどうしても続けられないという方は多いです。
特に社会人であれば、目の前で仕事が入ってきたら対応しなければならず、英語学習がいつも後回しになってしまいます。
そんな状況の社会人がそれでも英語力を上げるためには、日々コツコツ勉強を続けるか、短期的に優先度を上げて取り組むかの2通りのアプローチがあります。
このうちわかりやすくモチベーションを上げるには、短期的に優先度を上げて英語学習にコミットした方が良いです。
ただ留学に行くのには、まとまった時間と期間の確保が大変。国内での選択肢としてコーチングスクールに行くには50万円以上の高額費用がかかります。なので、よりリーズナブルで試しやすい英語学習の機会として僕たちはGaribenを作りました。
Garibenでは5人1グループになって、3ヶ月間、毎日1.5〜2時間の勉強に仲間と取り組む学習環境です。
そんなGaribenの1期生として、西村さんにも参加いただきました。ちなみに、西村さんが参加された1期生では、3ヶ月の学習継続率95.9%、TOEICスコアも平均138点、最高で225点アップ(※)という成果を上げることができました。
※...学習継続率は受講期間(全12週間)のうち、卒業生が平均で学習した日数の割合。平均スコアはGaribenの推奨学習時間を達成した1期生の平均値です。
料金もコーチングスクールと比べると10分の1ほどの3ヶ月で4.5万円(1期生のモニター料金(税別))でしたので、かなりコスパの良いサービスになったと思います。
続かない朝活もグループで取り組めば習慣になる。朝渋でのピアラーニング効果
太田:ちなみに1期募集の際に、西村さんは真っ先に申し込んでいただいたのですが、Garibenのどの点に惹かれたのでしょうか。
西村さん:英語学習でピアラーニングを活用する点ですね。
もともとピアラーニングという手法は知っていたので、一人では続けられない僕にはぴったりと思って応募しました。
太田:ピアラーニングといえば朝渋もコンセプトが似ていますよね!
西村さん:まさにそうですね。朝渋を知らない方のために簡単にご説明すると、朝渋は渋谷でやってる朝活コミュニティで、朝渋谷を略して朝渋と呼んでいます。
もともとは僕が、今朝渋の代表をしている5時こーじと出会ったのが始まりで、彼の朝活に対する考えを実践する場として朝渋を作りました。
僕自身もそうなのですが、夜型の人はついつい夜更かしして朝寝坊したり、思い立って早起きしても続かなかったりという経験をお持ちの方が多いです。
朝渋ではそんな朝早く起きるのが苦手な方が、早起きを習慣化すべく集まるコミュニティなのですが、うまくいった仕組みとしては、4人組というグループで朝活に取り組む設計にした点なんです。
1人で朝活すると、朝起きれなくても怒られたり、気まずい思いもしないので、罪悪感なく寝坊や二度寝をしてしまいます。
なので朝渋のグループでは、朝起きたら報告するルールを作りました。
こうすると、みんな「起きました」と報告してる中で、自分だけ報告できないと気まずくなる。そんな適度な緊張感が生まれるのが、朝渋でのピアラーニングです。
実際に朝渋をその設計にして、朝活の習慣作りにすごく役立っていると実感していたので、英語学習にもピアラーニングを応用したおもしろいサービスだなと思ったのがGaribenですね。
太田:たしかにGaribenでも毎日学習レポートという形でグループ内でその日の学習内容をシェアしてもらう設計をしています。
ーGaribenのグループにて、日々のコミュニケーションー
Garibenでは1日の中でどの時間に学習するかというのは決めていませんが、続けられる人は自然と決まった時間に学習するようになり、レポートの報告時間も一定になります。
そのレポートを見て、グループの他のメンバーも「〇〇さんもう勉強している」という焦りを感じられるようになり、勉強へのモチベーションを作っています。
明確な目的意識が行動に意味を与える
太田:まだ1期を終えたばかりなので、これからますますプログラムに改良を加えたいと思っています。西村さんが朝渋をこれまで運営する中で、参加メンバーの早起きの習慣化を促すために何か意識したポイントはありますか。
西村さん:朝活の場合、早く起きることは自分をアップデートするための時間を作り出す手段なんですね。
なので朝活をするときは、朝早く起きて生まれた時間で何をするかを決めるのが非常に大事になってきます。
TOEICスコア〇〇点を目指すために英語学習する方や読書をする方、人と会って刺激を得る方など、時間の使い方は本当に人それぞれ。なので朝起きる前に自分だったらその時間をどう使うかを決めることが、目的をぶらさずに朝活を続けられるコツです。
なので朝渋KNOCKというプログラムの中では、単に早起きの仕方を教えるだけでなく、その早起きした時間の使い方をテーマに、自分の強みを見つけるストレングスファインダーを受け自己理解を高めたり、どう生きたいかという個人理念を講演やワークショップを通じて形作るきっかけを作っています。朝早く起きる意味を自分の中に作ることを大事にしてますね。
太田:朝起きた時間を何に使うか。たしかに英語学習でも、何のために英語を学ぶのか、目的や用途によって学ぶ内容、目標の英語レベルが大きく異なりますね。
Garibenでは基本的に、英語をキャリアに活かしたい社会人に向けたプログラム設計となっています。
キャリアという目的が明確な分、参加者の中にも英語を学ぶ意味というのは持っている方は多い印象ですね。
とはいえ、中には「なぜ自分がいまこの勉強をしているんだろう」と疑問を持ちながら勉強を進め、英語学習に集中しきれない方もいらっしゃいました。
なので2期では、より参加いただいたメンバーが納得感を持って3ヶ月の英語学習をやり切れるよう、学習内容の意図をより明示する設計に改善しています。
西村さんのお話を聞いて、「自分がなぜ今この行動を取っているのか」「この行動を取ることで自分はどうなりたいか」をGaribenのメンバー一人一人が持てるようになることが、英語学習を継続できる一つのポイントになるように感じました。
今後の設計にうまくこれらの問いをメンバー自身で消化できる仕組みを設計したいと思います。
西村さん本日はお時間、そして貴重なアドバイスありがとうございました!
西村さん:こちらこそ、今日はありがとうございました!
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仲間と学ぶ、英語に本気の3ヶ月「Gariben」
Garibenは仲間と学びをシェアする社会人向けの英語のピアラーニングサービスです。
目安となる学習時間は毎日1.5時間以上。
参加いただいた方は毎日の学習レポートを仲間と共有し、日々の進捗を確認します。継続が難しい英語学習に日々のコミュニケーションを取り入れることによって必然的に学習に向き合う環境が提供されます。
本気の英語学習サービスを調べた経験のある方なら、コーチング式の英語スクールを検討したことがあるかもしれません。しかし、一般的なコーチング式の英語スクールでは3ヶ月で50万円ほどとかなり高額で、諦めた人も多いかと思います。
Garibenでは独自の学習継続システムにより、1ヶ月あたり2万円台と気軽に参加しやすい価格を実現しました。
今回こそは本気で英語学習に取り組みたいという方はぜひご検討ください。
★最新の開催スケジュールは下記の公式サイトをご覧ください★
Gariben説明会も定期開催しておりますので、興味のある方はお気軽にご参加ください。
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