わたしと10時間耐久列車
はろもい。
カグラサチコです。
現在緊急事態宣言下なので大きな声では言えないけれど、先日初めて「列車に缶詰め」という経験をしたのでこっそり書き残します。
唐突なのですが、私の家族(主に母と叔母)は「祐気取り(ゆうきとり・九星気学の開運法のひとつ)」をしています。
それについてはまた別の機会に書くとして、弟が叔母の強い勧めで(もはや強制的に)1泊で祐気取りにいく事になり、出発前日の朝に母からその話を聞いた私は「引率」を申し出ました。(かなり都合の良い解釈ですが私にとっても吉方位だったので…)
当日の朝に新幹線の発車時刻15分前に改札内で落ち合い、問題もなく車両に乗り込み、到着は12時半ごろだねぇ着いたら何を食べようかなどと話をしていました。
発車してすぐに弟のスマホに彼女から連絡が入りました。
「地震大丈夫だった?」
え?揺れたの?気づかなかったね。なんて言っているうちに叔母や母からも連絡が入り、やっとこれから向かう先が大きく揺れたことを理解しました。※
次駅で「情報確認中」、その次の駅で「点検が必要、運行再開未定」とアナウンスが入りました。出発からあっという間に1時間半経って、諦めて駅弁を食べました。駅弁はとっても美味しかったけど、本当だったら今頃もっと美味しいものを食べているはずだったのに…。なんてもぐもぐしているとまたアナウンスが。
「点検終了予定時刻は16時」
ほぅ?
今いる場所なら家の方が全然近いので、諦めて帰宅するか少し悩んだのですが「家にいてもゴロゴロしながらアマプラみるだけだからここに居ても変わらない」という弟の一言で自ら「列車に缶詰め」を選択しました。
それぞれ映画やドラマの見逃し配信を楽しみ時間を潰しました。車内では小さい子連れの方などは移動を中止して降りた方が多かったように感じます。途中、運行再開は15時半と訂正が入りましたが、私達の乗る新幹線が動いたのは16時を超えていました。
この時まで「夕飯は美味しいものが食べられる」とウキウキ調べたり予定を考えたりしていました。
しかし、発車してすぐに列車が停止し「運転間隔の調整」を始めると、私たちの脳みそもゆっくり思考を停止しました。次の駅で1時間ほど止まって、私達は飲食店での夕飯を諦めました。
10時半に発車し、本来なら2時間で到着するはずだった目的地に着いたのは20時半。土砂降りの中ホテルまで走るもレストランはすでに閉店時間。神様、緊急事態宣言下で遠出した罰なのでしょうか…学びの多い1日でした。
ということで。
〈学んだこと〉
○地震発生から「点検が必要な箇所」がわかるまでは意外と早いが、点検は人の目で行われる為時間がかかる(安全第一!! 感謝しかない)
○新幹線は2時間以上遅延すると特急料金が払い戻される
○えきねっとでクレカ決済したチケットの場合は自動的に返金になる
○自動的に返金になった場合、払い戻し証明書がWeb上からDLできるようになるけど、その代わり実際の金額の領収書も、それまで出せていた最初に払った金額の領収書が出せなくなる
○運転再開したからと言って安全の確認や運転間隔の調整をしながらの運行になるので到着まではもっと時間がかかる(在来線と一緒)
○Uber eatsはホテルの部屋まで来てくれる(感謝)
愚文失礼をば。
ぐらしあす。
※ 津波や建物損壊などの大きな被害はなかったとは言え、陳列している商品がほとんど壊れてしまった商店など、被害状況の写真を後から拝見しました。心よりお見舞い申し上げます。
天災は恐ろしいものです。しかしながら地球で生活している以上向き合わなくてはいけない現実でもあります。自身や大切な人を守るための備えも万全に、自然の恵みに感謝しながら生きていきたいものです。