デッキ紹介『Ghost note』
こんばんは。ガレリオです。
昨日発売されたTERMINAL WORLD、皆さんは購入されましたか?
僕は普段滅多にパックを買うことが無いのですが、一昨年、去年とDUEL TERMINALのテーマしか触れてこなかったくらい大大大好きなテーマ群で、このパックが発表されてからずっと楽しみにしていました内の1人なので、仕事帰りにカードショップに飛び込んで2BOX購入しました。
開封結果については多くは語らないですけど、舞い上がってXにポストしていないところで察していただけるかなと思います。
ただ開封している間はとても楽しかったので良いパックだったなと思います。
どのカードもレアリティが色々あるのも良かったです。
2箱で欲しいカードが出るか心配でしたけど一通り揃ったので安心しました。
またカードショップに行くか、通販をする機会があればレアリティを上げて好きなカードをビカビカにしていきたいと思います。
前置きが少し長くなりましたが、TERMINAL WORLDに収録されたカードで特に影響を受けたデッキが『Ghost note』というデッキです。
このデッキは暗黒騎士ガイアと相剣とインフェルノイドの3テーマ複合デッキです。
最近動画にも登場させているので、動画とnoteで新弾前と後を比べて頂ければなと思います。
自分の確認の為にもデッキの内容を綴っていきますが、リメイクなので目次から色々とべる様にしておきますので、お好きなところから読んでいただければなと思います。
デッキレシピ
主な使用テーマ
⚫︎暗黒騎士ガイア
⚫︎相剣
⚫︎インフェルノイド
コンセプト
熟練の青魔道士が使いたい
①魔法カードが発動する度に魔力カウンターを乗せる効果、②貯まった魔力カウンターを開放して暗黒騎士ガイアを特殊召喚する効果、③場のカードに魔力カウンターを貯める墓地効果を持ったカードです。
砲撃のカタパルト・タートルと比較すると、暗黒騎士ガイアを特殊召喚するには一工夫必要なものの、特殊召喚できる場所は手札・デッキ・墓地からとより広く、あちらは水属性・水族というステータスでサポート可能ですが、こちらは光属性・魔法使い族かつ攻守が同じなので、相剣でのサポートを受けることができます。
これらのカードから熟練の青魔道士をリクルートして暗黒騎士ガイアへと繋げていきます。
どの暗黒騎士ガイアを使うか
暗黒騎士ガイアには融合を得意とするグループと儀式をサポートするグループがあります。
両方選択をする道もありましたが、このデッキを考えていた当時既に融合軸の暗黒騎士ガイアのデッキがあった事と、伝説の剣闘士カオス・ソルジャーについて考えまくっていた時期だったので儀式型の暗黒騎士ガイアを選びました。
相剣から熟練の青魔道士をリクルートし、熟練の青魔道士から暗黒騎士ガイアをリクルートし、伝説の剣闘士カオス・ソルジャーで勝つというデッキの筋が見えてきました。
インフェルノイドの役割
メインデッキに入るデカトロン以外のインフェルノイドたちは手札・墓地のインフェルノイドを除外する事で特殊召喚する召喚条件と、リリスとネヘモスを除いて自分のモンスターをリリースする事で相手の墓地のカードを除外する共通効果を持っています。
つまり<除外>と<リリース>ができるので、先に挙げた軒轅の相剣師のモンスターが除外された場合というトリガーと、暗黒騎士ガイアたちのリリースされた場合というトリガーの両方を満たす事ができ、インフェルノイド・ティエラの3種類以上を融合素材にした効果でEXデッキから赫聖の妖騎士や虹光の宣告者を墓地に送る事で、相剣とカオス・ソルジャーに繋ぐ事もできます。
なのでインフェルノイドはこのデッキではエンジンであり、相剣と暗黒騎士ガイア&カオス・ソルジャーを結ぶ架け橋の様な役割があります。
もう1本の架け橋
このデッキにはもう1枚中核を担うカードがあります。
セレマテック・クラティスです。
以前の形ではこのカードをエースに据えてベイオネット・パニッシャーを使うデッキでした。
しかしより各テーマの繋がりを広げる為にセレマテック・クラティスには中継点になってもらう事にしました。『ヴァレル』モンスターをティエラで送る余裕が無かったのもありますが、クラティスが残っているとインフェルノイドたちが場に出て来られないのでね…。
そこで今回セレマテック・クラティスに与えた役割は『煉獄』魔法へ触る事でインフェルノイドへアクセスする事と、赫の聖女カルテシアを特殊召喚する事で暗黒騎士ガイア及びカオス・ソルジャーに繋ぐ事と、冥帝従騎エイドスを特殊召喚する事で帝ギミック及び暗黒期騎士ガイアへ繋げる事です。
沢山いっぺんに書いてしまったので1つずつ説明しますと、『煉獄』魔法からインフェルノイドへ、というのは煉獄の虚夢をサーチする事で先述したインフェルノイド・ティエラの動きへと繋がっていきます。
セレマテック・クラティスが残っているとデッキ融合の条件は満たせませんが、まずほおっておかれる事がないので使えています。
赫の聖女カルテシアの効果でクラティスと融合し、赫焉竜グランギニョルを融合召喚し、グランギニョルの効果でデッキから聖戦士カオス・ソルジャーを墓地へ落としておくことでこのデッキの最終コンボへと繋がっていきます。
冥帝従騎エイドスを特殊召喚し、アドバンス召喚の追加の権利を得てエイドスとクラティスをリリースし、暗黒騎士ガイアをアドバンス召喚する事で、場のレベルを8以下に整理する事ができるのでインフェルノイドの召喚条件が達成され、暗黒騎士ガイア+インフェルノイドの盤面を作る事ができます。
そして、クラティスの魔法カードをサーチできる効果で帝王の轟毅をサーチすれば、通常召喚した暗黒騎士ガイアをリリースしながら妨害とドローができる様になります。
更に、帝王の轟毅でモンスターを無効状態にしておけば、手札から妖眼の相剣士を特殊召喚できるようになります。
更に更に、墓地効果で場のモンスターを炎属性に変更させ、炎魔刃フレイムタンをL召喚すれば、場のレベルを引き下げる事ができ、魔力カウンターを貯めている魔法都市エンディミオンも守れるだけで無く、除外されているインフェルノイドを回収し、そのまま特殊召喚する事もできます。
フレイムタンで回収したモンスターはそのターン効果を発動できませんが、インフェルノイドたちは効果による特殊召喚ではないため特殊召喚する事ができます。(引用:さわむーさん)
相手モンスターの属性もいじれるので、オネスト系のカードも未然に防ぐ事ができ、聖戦士カオス・ソルジャーやインフェルノイド・ヴァエル、アドラメレクの戦闘を通しやすくできるのも良いですよね。
この様に帝王の轟毅は3テーマ全てと相性の良いカードです。
相剣の役割
相剣の役割は頭の方で書いた熟練の青魔道士を引っ張ってくるのと、セレマテック・クラティスをX召喚する為です。
龍相剣現1枚からセレマテック・クラティスをX召喚する事ができます。
この動きができなくても、カオス・ソルジャーやインフェルノイド・アドラメレクがレベル8なのでデュエルの流れでX召喚する事も可能です。
クラティスを出す必要が無い時はpsyフレームロード・ΩをS召喚して軒轅の相剣師を使い回したり、インフェルノイドを墓地に戻したり、相剣師ー泰阿で特殊召喚したトークンを伝説の剣闘士カオス・ソルジャーの儀式素材に充ててパーフェクト状態にしたりします。
また、相剣もインフェルノイドもカオス・ソルジャーの儀式も立ち上がりが魔法カードなので魔力カウンターを貯めつつ展開していく事ができます。
ループギミック
これまでは各テーマの役割と繋がりについて書いてきました。
それらが揃うとこれまでのギミックが繋がりループギミックが出来上がります。これはデッキが完成した後に気がつきました。
熟練の青魔道士から覚醒の暗黒騎士ガイアを特殊召喚し、インフェルノイドでリリース、するとリリースされたガイアの効果で手札・墓地から聖戦士カオス・ソルジャーを特殊召喚する効果とインフェルノイドの墓地除外に反応した軒轅の相剣師が熟練の青魔道士を釣りあげる効果がチェーンを組んで発動。
解決後に特殊召喚された聖戦士カオス・ソルジャーの効果でコストで除外した軒轅の相剣師を墓地へ戻しながら相手の場を除外。
聖戦士カオス・ソルジャーで相手モンスターを戦闘破壊できれば墓地から覚醒の暗黒騎士ガイアをサルベージできるので以降熟練の青魔道士に頼らずともループを繰り返す事ができます。
そして今はこれに加えて、冥帝従騎エイドス除外→天帝従騎イデア特殊召喚→インフェルノイドなどでイデアを墓地へ→除外している帝王の轟毅を回収→帝王の轟毅で覚醒の暗黒騎士ガイアをリリース→聖戦士カオス・ソルジャーを特殊召喚→冥帝従騎エイドスを墓地へ戻す 以下繰り返し
のループも追加されました。
新弾のカードとそれ以外の採用カードについて
振り返るだけで4000字近くいってしまいました。
作業用BGMとして聞いているThe Greatest Showmanも佳境に入ってきました。
キーボードを叩く手もリズミカルです。
説明するカードも残り少ないので頑張って書き上げようと思います。
煉獄の虚夢に頼っているのでインフェルノイドが手札に来た時は悲しい思いをする事が多かったのですが、熾動する煉獄のおかげで手札交換に活用する事ができるようになりました。
墓地効果も劣勢時などに一気に展開して攻められるようになったのと、1つの除去で止まってしまっていた弱い部分も解消されたのが大きいです。
インフェルノイド・ティエラの効果でEXデッキから落とすモンスターの内の1体として採用しました。
墓地へ送られた時と、除外された時に『煉獄』魔法・罠をサーチする事ができるので煉獄の虚夢から煉獄の消華、煉獄の消華からまた煉獄魔法カードをサーチする事で、魔法カードを3枚発動できるので魔法都市エンディミオンに一気に魔力カウンターを貯められる様になりました。
先述した虚夢からの魔力カウンターを貯める為に必要なカード。
①の効果を使用すると『インフェルノイド』しか出せない縛りが付くものの、発動する前は大丈夫なので出来ることは先にやっておきます。
手札を捨てられるのも結構重宝します。
①モンスターをリリースする事で相手モンスターの特殊召喚を無効にして除外する効果。②自分の墓地からカードが除外されると場のカードを選んで除外する効果。③相手によって破壊されたらデッキから召喚条件を無視してインフェルノイドを特殊召喚する効果を持っています。
どれもとても強力な効果な上にこのデッキとの相性も抜群です。
①の妨害効果は普通に使っても強いですが、暗黒騎士ガイアをリリースできれば先述したループによりこちらのアドバンテージを回復しながら相手の盤面を更に削る事ができ、②はフラッドの①に反応した軒轅の相剣師や、相手の特殊召喚に反応して赫焉竜グランギニョルの②の効果、相手ターンでフリーチェーンで発動できるネクロ・ガードナーなどなどフラッドの起爆剤がたくさんあります。
③の効果は基本的に虚夢を発動した時にデッキの中のインフェルノイドは全て墓地へ送ってしまうのですが、カオス・クリエイターの効果で好きなインフェルノイドをデッキに戻す事ができるので、ネヘモスやリリスを特殊召喚する事で奇襲的に大嵐、ブラックホール+魔法・罠もしくはモンスター効果無効が使える様になります。
煉獄の氾爛は①自分スタンバイフェイズにインフェルノイドトークンを場に特殊召喚できる効果、②インフェルノイドを特殊召喚する際に場のインフェルノイドも除外できる用になる効果、③場のレベルがより低いインフェルノイドに耐性を持たせる効果があります。
①はインフェルノイドを特殊召喚する際のコストに使えるだけでなく、伝説の剣闘士カオス・ソルジャーの儀式素材に使えます。
③の効果は場にインフェルノイド・フラッドのみの場合(つまりリンクモンスターなのでレベルを持たないインフェルノイドモンスター1体のみの場合)、フラッドは煉獄の氾爛によって耐性を得ることができると公式から回答を頂いている方がいました。
めちゃくちゃ強いです…。
発動することができればこのデッキのほとんどの準備が整ってしまうカードです。
天帝従騎イデア、ネクロ・ガードナーを墓地に落とす役割もあります。
場に残ったティエラをLモンスターにしてレベルを下げつつ除外までできちゃう最強モンスター。
ここでもネクロ・ガードナーが眼を光らせてますよ。
ティエラで落とす事が多いヌトスですが、レベル調整の為に場に出す事も割とあります。
自由枠。手札を捨てられる事と轟毅がなくても頭数でフレイムタンになれる事、魔法罠に触れる手段がヌトスとアスタロスだけだと心細いので採用しました。
悪魔族なのでインフェルノイド新規魔法とも相性が良いです。
打点その1。耐性持ちで3000を超えてくるとなかなか突破できなそうだったので採用しました。インフェルノイドの展開力ならリンク召喚するのもそこまで難しくなさそうなのと、暗黒騎士ガイアをリリースできたら美味しいなと思って採用しました。
打点その2。一度L召喚しておけば覚醒の暗黒騎士ガイアで蘇生可能なのが強力です。
終わりに
デッキ名のGhost noteは音楽用語で、主要メロディーやリズムの前や間に細かいアクセントを入れることにより演奏のノリを表現したり、グルーヴを良くする効果が得られる演奏の仕方の事を指したりします。
ベースギター等を演奏する時に弦を軽く押さえて音程感の無い音を出す技法です。
伝説の剣闘士カオス・ソルジャーで攻撃する際に、相手を弦に例えて押さえながら音を出させずに(何もさせずに)攻撃する様子と、セレマテック・クラティスのセレマ「Thelema」→「汝の欲することを成せ」という意味の哲学思想の用語をデッキ名に組み込みたくて、無理矢理ですけど「汝の欲することを成せ」という言葉を目標とか願いと変換して心の中で強く願うことだから表に実態としてまだ出ていかない音って事にしようと思ってこの名前を付けました。後半は何言ってるか自分でも分からないので無視してもらって大丈夫です。
このデッキは今年作ったデッキの中でもかなり気に入っていたのですが、ジェネクスのデッキと同じくあれよあれよと強化されていって更にお気に入りになっていきました。
DUEL TERMINALのテーマ群が強化されるのは本当に嬉しいので第二弾を楽しみにしつつ、また明日から仕事と時々デュエル動画も頑張ろうと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
またよろしくお願いします。