デッキ紹介『迷探偵サイコⅡ』
鋼核合成獣研究所の面々をダーツの的やらサンドバッグにしてるあたり相当ブチ切れてますね、彼。
休憩時間に食べようと思ってたおやつを食べられてしまったのでしょうか?
どうもDr.ガレリオです。
頑張った日のおやつは無印の宇治抹茶ケーキを食べています。
今回"""も"""リメイクしたデッキ紹介noteです。
昨今、これでデッキ組みたいな〜というカード、テーマを見つけられず、一から考え始めるデッキ作りをしばらくしていない気がします。
このままでは折角きくりくさんにパスを貰った、僕がデッキを考える配信(?)が永遠にできません。
需要はともかくとしてやってみたい気持ちはあるので、こんなカードどうですか?とか、こんな動きができますよとか、もし宜しければ教えてくださいm(_ _)m
それでは本題に入ります。
【コンセプト】
このデッキはサムネにもある通り、『サイコ・デビル』をエースモンスターに据えたデッキです。
この効果を成功させる事ができれば攻撃力はLv.6には破格の3400まで上昇し、十分エースになれる素質があります。
しかし、未公開領域である相手の手札を的確に当てる為には色々と工夫が必要になる事が多いので、そこをどうクリアしていくか、がこのデッキのコンセプトになります。
手札の種類を当てる手段としては"ピーピング"という手法が考えられます。
「セレモニーベル」や「正々堂々」などがありますよね。
しかし、これらのカードで情報を得ていたとしてもサイコ・デビルの効果処理の際は"ランダム"で選ぶ事になる(裏側でシャッフルされた後に選ばなければならない)ので、手札の種類を散らされてしまってはあまり意味が無く、「天獄の王」や「VS」などのメタカードとしての機能を持つばかりになってしまいます。
そこで、擬似ピーピング手段として選んだのは"バウンス"です。
手札に戻してしまえば、そのカードが手札から移動しない限り手札にあるという情報を得られる上に、ただピーピングするよりかはボードアドバンテージも得られてお得です。
種類を絞れれば尚良いですよね。
そこで今回選んだ4枚のカードを紹介していきます。
エントリーNo.1『ブリザード』
ブリザードは自分のターンに発動された速攻魔法であれば確実に相手の手札に戻す事が可能です。
相手ターンに発動された魔法カード(装備、永続、フィールド魔法を除く)もバウンスする事は可能ですが、「死者蘇生」や「心変わり」など、ターン1が無い魔法カードを戻した場合は、効果は無効になるものの墓地へは送られてしまう可能性があるので注意が必要です。
それでもそのカードの選択肢が減るのは良い事ですけどね…。
永続魔法やフィールド魔法の発動にチェーンする事で擬似的に無効にできる「サイクロン」などと違い、既に発動されているもの(同名を含む)を無効にできるので、1ターン完全にその場しのぎできるのは魅力があると思います。
流行りの「トイ・ボックス」とかね。
エントリーNo.2『デス・ウイルス・ドラゴン』
エラッタ前の死のデッキ破壊ウイルスの効果を持つカードです。
ドローを含めたピーピング能力は言わずもがなですが、このカードで場を空けた後にサイコ・デビルの攻撃で勝てるデュエルが多いので、この組み合わせはとても気に入ってます。
エントリーNo.3『オルターガイスト・シルキタス』
オルターガイスト最強モンスターズの1角。
何でもバウンスできてしまう便利屋さん。
エントリーNo.4『旅人の試練』
このカード使ってる側はめちゃくちゃ楽しいですよね。
僕はニコニコが止まりません。
使われてる側は丁度こんな顔になるかもしれませんね。
この旅人の試練というカードの良いところは相手と会話ができるところです。
リモートにしろ、対面にしろ、盛り上がるカードって使い甲斐ありますよね。以前の迷探偵サイコの時はこのカードを敢えて囮にして、神風のバリア-エア・フォース-を叩き込むという悪魔の所業をしたりしていましたが、今回はこのカードをしっかり使いたいなと思ってリメイクをした次第です。
以上のこれらのカードを中心に考えてデッキを組みました。
【デッキレシピ】
【採用カードについて】
以前の迷探偵サイコと比較して大きく変わった点は、「バスター・モード」でサイコ・デビルを召喚するところをP.U.N.K.に任せている点です。
サイコ・デビルは非チューナー側にサイキック族を必要とするので、「バスター・スナイパー」から動く事ができればS召喚の条件を満たす事が可能です。
逆に言えば「サイキック・リフレクター」からではS召喚できません。
『旅人の試練』の為の「バスター・モード」が手札に残る点は気に入っていましたが、一方通行なのが難点でした。
しかし、P.U.N.Kであれば『No-P.U.N.K.セアミン』もしくはそれに繋がるカードからサイコ・デビルをS召喚する事ができ、且つそれに加えて多彩な動きをする事が可能です。
なので安定感が増すのと同時に、動きの幅も広げる事ができました。
テーマとして非常に便利なのは勿論、イラストの色彩がとても華やかですよね。
『P.U.N.K.JAM ドラゴン・ドライブ』をS召喚できれば、その隣にサイコ・デビルを出すか、『彼岸の黒天使ケルビーニ』をL召喚するか、ランク3Xを出すこともできてしまうので、手札や相手の状況に合わせて動きを変えていきます。
『ワゴン』、『Mme.スパイダー』、『オーガ・ナンバー』でそれぞれ魔法・罠・モンスターを手札に加える事ができるので、旅人の試練と合わせて持っていない種類のカードを集めて撹乱する事もできます。
【リソース回復手段】
手札からP.U.N.K.モンスターを特殊召喚できる効果に名称ターン1が無い為、張り替えた後に墓地へ送った『P.U.N.K.JAMエクストリーム・セッション』を除外する事で更に展開できたり、サーチ等でデッキを減らしながら2度までドローできる破茶滅茶フィールド魔法です。
サイキック族が効果を発動する為にLPコストを支払えばドローができるので、P.U.N.K.モンスターに限る効果ではありません。
『Dr.フランゲ』は場に出た時にLPを500支払う事でデッキトップを確認し、デッキボトムに戻すか、相手に公開する事で手札に加える効果があります。
しかし、そのドロー先取りの代償として手札に加えた場合は次のドローフェイズがスキップされます。
Dr.フランゲの効果にもエクストリーム・セッションをあてがう事ができるので手札を一気に増やす事ができますし、エクストリーム・セッションのおかげでドローフェイズのスキップもそれ程気になりません。
更に公開してから加える事になるので、旅人の試練がより面白くなります。
魔法や罠が捲れた時は勿論、『幽鬼うさぎ』や『幻蝋館の使者』などの強烈に頭に残るカードが見えればそのカードを意識せざるを得なくなると思うので、敢えて情報を公開する事で旅人の試練の効果を成功させやすくします。
そしてDr.フランゲはドローで手札に加える効果ではないので、『オルターガイスト・マルウィスプ』が捲れた場合はその効果を発動できる事になります。
そのまま特殊召喚して、2体でサイコ・デビルやランク3になったり、『カオス・ビースト-混沌の魔獣-』になって、その後のリソースを確保する準備ができます。
具体的な展開↓。
※文字だけだと見辛いので、展開図もあります。
P.U.N.K.JAMドラゴン・ドライブの動きから彼岸の黒天使ケルビーニをL召喚しておいて、デッキからオルターガイスト・マルチフェイカーを墓地へ落としておけば、マルウィスプの効果でフェイカーを釣り上げて混沌の魔獣になり、次のターンでマルウィスプとDr.フランゲを除外して、混沌の魔獣をss、マルウィスプを回収してマルウィスプssからのマルチフェイカーss、マルウィスプとマルチフェイカーで虚空海竜リヴァイエールをX召喚、混沌の魔獣で除外したDr.フランゲをss
これで『虚空海竜リヴァイエール』とLPの続く限り、墓地リソースのみで手札と盤面を回復していく事ができます。
このデッキはバーンダメージとサイコ・デビルのパンチで勝てる事を想定しているので長期戦は意識していませんが、カオス・ビーストを出せているか否かで後半の伸びが変わるので、勝利を確実なモノにする為にこの動きはできるだけ目指す感じですね。
これで手札が増えていくのでいつか旅人の試練をドローできるかもしれませんし、旅人の試練の為の手札も増えていきます。
【旅人の試練と青い涙の天使の繋がり】
『デス・ウイルス・ドラゴン』と『デストロイ・ドラゴン』を採用しているので、メインデッキに『クリティウスの牙』を勿論採用しています。
しかし、クリティウスの牙は該当する罠カードが無いとそもそも発動する事ができません。
場に伏せて破壊されても悲しいので、基本的には手札に抱える事になるのですが、それがむしろ旅人の試練的には好都合なので手札にあるだけで仕事をしていると言っても過言ではありません。
また、いくら旅人の試練があると言っても罠カードは場に伏せるのでは…?という相手の思考を逆手に取れるのが『青い涙の天使』です。
②の効果で手札から罠カードをセットした場合は、即座に発動する事が可能なので、旅人の試練の為に手札に罠カードを持っていたとしても、墓地にこのカードがあって、バーンダメージを与えるカードがあれば相手の選択肢は常に3種類を想定していなければならなくなります。
そして、罠カードを常に手札に抱えられるカードとして『オルターガイスト・シルキタス』、そして『オルターガイスト・マテリアリゼーション』を採用しています。
オルターガイスト・シルキタスでこのカードを手札に戻し、相手のカードもバウンスする事で、旅人の試練とサイコ・デビルの両方の条件をクリアする事ができます。しかもマテリアリゼーションの蘇生効果にはターン1が無いので、手札に回収したターン中でも青い涙の天使からすぐに発動する事もできます。
そして、もう一枚バーンダメージを与えられつつ、手札に戻ってくるかもしれない罠カードとして『チェーン・ブラスト』を採用しています。
チェーン4までは稼げずとも、何かにチェーンするだけでデッキには戻るので、青い涙の天使でセットできる罠が尽きず、終盤になればこのダメージでも致命傷になりかねません。
『破壊輪』はクリティウスの牙からデストロイ・ドラゴンを特殊召喚する為ではあるものの、シンプルにバーンカードとしても強いので引き続き採用する事にしました。
しかし、P.U.N.K.やDr.フランゲで自身のLPを削るので、使用には注意が必要です。
『不吉な占い』は自分スタンバイフェイズのみとタイミングが限定されるバーンカードではあるものの、ピーピング手段にもなり得るので一応採用しています。
使うの楽しいですし。
【バウンス以外のピーピング手段】
手札バウンスという手段が必ずしも有効であるとは限りません。例えば効果を受けないモンスターが対峙している場合などですね。
そんな時は彼らの力を使います。
『エレキック・ファイター』は場に出た時に相手の墓地のカードをデッキトップまたはボトムに戻す事ができ、『ストーム・サモナー』は他のサイキック族が相手モンスターを戦闘で破壊した場合、そのモンスターを墓地を経由させずにデッキトップに戻す事ができます。
つまり相手が次にドローするカードを操作できるので、手札に何が加わったか分かる事になります。
ATK1500以下でデス・ウイルス・ドラゴンの破壊をすり抜けたり、そもそも効果破壊できなかったモンスターでも、ストーム・サモナーの効果でデッキトップに戻してしまえば、ドローした時に耐性なんて関係なく破壊できたりします。
更に、ストーム・サモナーはクリティウスの牙で出せる全てのモンスターと相性が良いです。
今回は採用していませんが、「タイラント・バースト・ドラゴン」を他のサイキック族に装備させれば相手モンスターを複数体好きな順番でデッキトップに置けたり、このカードを相手の場に移してデストロイ・ドラゴンやデス・ウイルス・ドラゴンで破壊すれば結構なバーンダメージが発生したりします。
また、2024年4月27日に発売される『INFINITE FORBIDDEN』に収録されている『CXギミック・パペット-ファナティクス・マキナ』が
《自分か相手の場に墓地からモンスターを特殊召喚する効果と、相手の場にモンスターが特殊召喚されたら、その内の1体を対象として破壊し、そのモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを与える》
という効果を持っているので、これでストーム・サモナーを相手の場に特殊召喚してそのまま爆破すれば3450ダメージを与える事ができるし、自分の場に出してもストーム・サモナーは美味しいので、めちゃくちゃ相性が良い事がパピヨンさんとのデュエル中に気付きました。
パピヨンさんありがとうございます!!
現状、ストーム・サモナーを相手の場に送る手段は『No.26次元孔路オクトバイパス』です。
ストーム・サモナーで直接攻撃し、爆破してバーンを飛ばす事で4600ダメージ与える事ができます。
(デストロイ・ドラゴンでデストロイできたら6900ダメージ)
そして、オクトバイパスの効果を相手ターンにも使う事で場のモンスターを戦闘破壊から守りつつ、旅人の試練があるのに相手は1度しか攻撃ができないという状況を作る事ができます。
外れたらバウンス、当たっても僕が倒れなければモンスターを貰えるというどちらでも嬉しい事になります。
その状況にして相手が攻撃をしない選択をしてきたら、返しのターンで『リンクメイル・デーモン』をL召喚して勝ちを拾いにいきます。
対象に取ったモンスターの攻撃力が変動していてもその数値分下げる事ができるので、サイコ・デビルの攻撃力が上がった後の数値を参照する事もできます。
なので、『サイコトラッカー』を含んでS召喚し、更に手札を的中させたサイコ・デビルなら攻撃力が4000まで上昇しているので、リンクメイル・デーモンと合わせて攻撃力7999までのモンスターに勝てるようになります。
しかもモンスター効果の対象にもならなくなるので耐性も得る事ができます。
これが引導火力になって勝つ事も多いです。
【盤外戦術…?】
旅人の試練が場に残るのであれば、敢えてケルビーニやリヴァイエールは場に残しておいたりもします。
ケルビーニやそのリンク先にオルターガイスト・シルキタスを出しておけば取り敢えずバトルフェイズに入って貰えそうだからです。
しかし、旅人の試練があってこちらの手札が確かでは無い場合、攻撃を躊躇するか手数を揃えて無理矢理攻撃を仕掛けてくるかもしれません。
そんな時に使えるのが『幻蝋館の使者』ですね。
豆鉄砲数打ちゃ当たる戦法で攻めてきた相手には、蝋で固まってて貰いましょう。そして、纏めて着火します。
ストリングカウンターをばら撒いて、蝋人形にして身動きができなくなった場のモンスターにファンサービスを振りまきます。
ストリングカウンターをどける為にバトルフェイズ前に場のモンスターをL素材等で減らしたら旅人の試練の餌食です。
ランク8はP.U.N.K.モンスターの上級で作ります。
ドラゴン・ドライブを出した過程でランク8になる事もできますし、混沌の魔獣でせこせこ除外から回収した上級P.U.N.K.たちを自身の効果か、エクストリーム・セッションの効果で場に出してランク8を出す事もできます。
ストリングカウンターを載せたものの、『No.40ギミック・パペット-ヘブンズ・ストリングス』が処理されてしまった場合は、リンクメイル・デーモンでデバフをかけて上から攻撃したり、『No-P.U.N.K.フォクシー・チューン』でLPの回復を狙います。
【残りのカードの説明】
・『幽鬼うさぎ』
Dr.フランゲとシンクロして混沌の魔獣になれる光属性チューナーのLv.3が欲しかったのと、魔法・罠カードで相手の場を直接何とかできるカードがほぼ無く、手札からアクションが取れるカードが欲しかったので採用しています。
・『サイコウィールダー』
相手の展開を乗り越えた後や、リンクメイル・デーモンでデバフをかけた後にこのカードをS素材にして盤面をこじ開けるのに使います。
・『サイコトラッカー』
P.U.N.K.JAM ドラゴン・ドライブで触る事が1番多いモンスター。
この600UPが結構効くんですよね。
・『死のデッキ破壊ウイルス』
デス・ウイルス・ドラゴンを出す為に必要なカード。
Dr.フランゲを媒体にして発動する事も(稀に)あります。
・『Jo-P.U.N.K.ナシワリ・サプライズ』
相手に送ったストーム・サモナーにサプライズを仕掛けて背負ってるスピカーを破壊しにいきます。
手札に持っておいて旅人の試練に備えておく事もあります。
・『騎士皇アークシーラ』
旅人の試練は当然ながら狙われるので守りのカードとして採用しています。
混沌の魔獣でマルウィスプを拾って、マルチフェイカーを出せばLv.12シンクロができるので、それでアークシーラを出します。
まだ入れたばかりで実戦で出した事はありません。
【終わりに】
サイコ・デビルを使いたいって思ったきっかけは、このカードのイラストがとてもカッコ良いからです。
僕がこのカードを購入したのは学生の頃なんですけど、貧乏学生で明日のご飯も食べられるか分からないのに、それでもこのカード欲しさに1ヶ月ご飯を我慢して某通販サイトのサイコ・デビルを買い占めたという思い出もあって、EXデッキには3枚しっかり入れてます。
以前の形でも金華猫が手札にあれば3体出せたんですけど、今回更に並べやすくできたのも満足度が高いです。
P.U.N.K.の安定感が高いので、それ以外の動きはかなりふわっと説明しましたけど、実際のデュエルもそんな感じで、とにかくエクストリーム・セッションとDr.フランゲでデッキを掘って、必要なところをケルビーニと青い涙の天使で補強して、あとは旅人の試練が頑張るっていう感じなので、とにかく運要素が強いです。
サイコ・デビルも旅人の試練もどこまで突き詰めても結局運ですからね。
だから使っててデュエルがとても楽しいです。
『ガレリオ』じゃないリアルな方の僕は今色々と大変なんですけど、何とか生きてるのでちゃんと元気になったらオフ会とかにもまた顔出そうと思います。
リモートでも楽しいのは変わりないですけど、やっぱりこういうデッキは対面で使いたいですし!
この間このデッキのプロトタイプで撮影もしたんですけど、マイクの端子を忘れて水中でデュエルしてるみたいな音質になって没ったので、懲りずにまた撮影もしたいと思います。近々。
とても長くなってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。
またよろしくお願いします!