植物も"人工"授粉するんだってよ
植物を育て始めてから驚いたことがある。
なんと彼らは人工授粉するのだ。
本来「ポリネーター」と呼ばれる蜂などの虫によって植物は受粉する。ポリネーターとは、植物の花粉を運んで受粉させ、花粉の雄性配偶子と花の胚珠を受精させる生物のこと。
たとえば、イチゴは雌しべと雄しべが隣り合わせにあるから、綿棒やブラシでちょんちょんと触ってやると、人工的に授粉させることができる。やがてイチゴの実をつけてくれる。
実際に自分で人工授粉をやってみると、あまりの簡単さに拍子抜けする。
・・・なんの痛みもないだと!?うらやましい!!!!笑
人工授精から体外受精まで経験している私にとっては、とても親近感のわく作業である。受粉させる綿棒さばきは、卵子に精子をふりかける培養士を思わせる。いや、ふかふかの子宮内膜のちょうどいい位置を狙って移植する医師かもしれん。
まさか植物と自分にも意外なところで共通点があったとは。
植物を育ててると飽きないよ、ほんと。