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この注射、自分の腹に打つの?

不妊治療の採卵周期が始まると毎日自分の腹に自ら注射を打つ。

最近はペンタイプの簡易的な注射が発明されたおかげで、痛みもほとんど感じず、簡単に注射を打てるようになった。私も恩恵に預かっている。

でも、病院が変わり、少し使う薬剤が違うので、採卵前にまじで普通の注射を打つことになった。自分で自分の腹に。

いや、怖すぎやろ

「下腹の肉をつまんで刺してください」と病院からラフに説明を受けたけど、どういう角度でどこまで刺せばいいわけ?私、看護師でもなんでもないけど刺せるんすか?

怖すぎて今から憂鬱だけど、未来の我が子のためにひと肌脱がねばならない。

いつも採卵のとき思うのが、人間も鳥のように卵を産むんだなと。卵をたくさん産んで温めている親鳥のような気持ちである。

まさにこれ(出典:https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=147124&word=%E9%B3%A5%E3%81%AE%E5%B7%A3&searchId=)

冷静に考えてみると、もう4年も治療に励んでいるのに、まだ私は子供を持てると信じている。これってすごいことではないか?

だって、たとえば、受験で4浪している人はあまり見ないし、歌手を目指して4年も活動していたらそろそろ自分には才能ないかも、とか少しでも思うだろう。

ただ、私は将来的に子供が持てると信じてやまない。2回も流産しているのに。この信じるチカラはもしかしてすごいんじゃないか。ここまで信じることができるなら絶対に子宝に恵まれる。そうに違いない。

自分を奮い立たせて、いざ採卵手術へ・・・!


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