見出し画像

#28 『EQ こころの鍛え方 行動を変え、成果を生み出す66の法則』 高山直 / 東洋経済新報社 2004

こんにちは!
会社のモヤモヤを読書で解きほぐしたい
40代ワーママのKです。

主に仕事用に読んだビジネス本の記録を
投稿しています。

EQは、感情をうまく管理し利用することで「前向き」な感情を生み出すことを主眼としています。「明るい」「喜び」「楽しい」「意欲的な」「安らぎ」「やる気」といった前向きかつ積極的な感情です。変化のスピードが激しい現代において、感情を前向きな状態に保つことは一種の「資産」とも言えるでしょう。前向きな感情は前向きな思考につながり、前向きな行動を生みます。
前向きな感情と後ろ向きな感情の場合とでは、行動の選択肢は大きく違ってきます。前向きな感情を維持できれば「こうすればもっとよくなる」「この苦労は次へのステップだ」と考えることで、意欲的に新しいアイデアや改善案にチャレンジしたり、他部署に協力を働きかけることで課題解決に向かうことができます。

EQ こころの鍛え方
行動を変え成果を生み出す66の法則
高山直

EQ-Emotional Intelligence Quotientは、IQ-Intelligent Quotient(知能指数)との対比で ”こころの知能指数” などといわれ、ビジネスシーンでは成功に必須の能力とされています。

本書は、以前私が、”周囲を巻き込むコミュニケーション”というテーマの研修を受けたときの推薦図書でした。

noteに投稿するようになり、自分のボキャブラリーをもっと豊かにしたいと感じていたところ、ふと、この本に、EQを鍛えるtipsとしてポジティブな単語がたくさん載っていたなーと思い出して、再読しました。

本書にある ”66の法則” のうち、私が実行して、効果を感じて続けているものもあるので、併せてご紹介します。


【読書メモ】

  • EQは、個人差はあれ誰にでも備わっている。無意識のうちに人間関係に影響を与えている。読み書き能力と同様に、訓練や学習で伸ばすことができる。日常生活のさまざまな行動を変えていく練習を重ねることで確実に進歩していく。

  • EQは人のOS。EQが機能することではじめて、IQやスキル、業務知識といったアプリケーションが活きる。EQを開発することは自分を変えていくこと。高いEQを発揮することで、周囲を前向きな方向へモチベートし、環境変化に適応できる体質となる。

  • 同じメッセージを伝えるのに、ソーシャルスキル(振舞いやものの言い方)が高い人は、自分の考えや要求を、適切な言葉で相手の気分を損なうことなく伝えることができる。

  • 人の態度やあらゆる言動は、その時々における自身の感情に大きく左右される。それを上手にコントロールできれば、対人関係は飛躍的にうまくいく。

  • EQとは

    1. 感情の識別 自分や周囲の人の感情を知覚する能力 客観的に意識的に感じとる

    2. 感情の利用 状況判断や課題達成のために自ら感情をつくりだしたり、相手に共感する

    3. 感情の理解 自分や他者になぜその感情が生じて、どのように変化するかを理解する能力 

    4. 感情の調整 他者の感情に適切かつ効果的に働きかける行動をとるために、自分の感情を調整、操作する

  • 感情理解のためには、気持ちを表す言葉をたくさん知る。なにが自分の感情を動かすのか因果関係を理解する。

  • 人の感情を理解するには、幸せ、悲しみ、怒り、驚きなどの人の表情の特性を知り、雑誌の写真などでその人の感情を推測してみる。正しいかどうかは気にする必要がなく、多くの表情を見ているうちに感情を読む訓練ができる。

  • 意識して前向きな言葉、積極的な言葉を使う。好きな音楽を聞いて気分を高める。笑筋を鍛え口角を上げる

  • 違いと間違いを識別する。違いを理解できれば感情も受容できる。間違いは拒否を意味し感情も拒絶する。自分の意見を否定されたり異なる意見を言われたとき、それが違いを意味するのか間違いを指摘されているのか、考えるくせをつける。感情が拒絶すると異なる意見を受け入れることが難しくなる

  • 決断を早くするために。感情的に判断せず、いかに感情を活用して判断するか。そのために自分の感情を整理し、調整する力が必要。間違っても命までは取られない、間違ったらやり直せばいいと開き直って決断する。日常的に決断を早くする習慣をつけ、感情の整理力を高める。

  • 挨拶の効果。これまで挨拶しなかった人に挨拶する。苦手なひとに笑顔で挨拶する。明るい挨拶は相手の気持ちを温かくして自分の気持ちを前向きにさせる

  • 年齢が一回り上の友人をつくる。EQは年齢や経験とともに高まる傾向がある。礼儀やマナー、適切な言葉遣い、苦労を乗り越えた経験と自信、そのときの感情の動きを学ぶことができる。

  • 失敗談を話すことで、相手とこころの距離を近くすることができる。成功の陰にある失敗と反省は、聞く人のこころの琴線に触れるものが多くある。人は相手がこころを開いてくれたと感じるとき相手に親近感を抱く

  • やりたいことから予定する。スケジュールに空白の一日をつくる。他人に振り回されやすいひとは、自分中心に考える時間を持ち、自分の感情を認識し、コントロールする。そこで同時に相手の気持ちを認識することができる。

  • 職場の机の横にパイプ椅子を置く。誰かが報告や相談に来たとき、椅子を勧めて聞く姿勢を、とる。いつでも時間をとるよという意思表示になる。

  • 出会いや別れぎわには笑顔で手を振る

  • 拍手を有効に使う。褒め言葉や励ましと同時に拍手をすることで相手の気持ちを高揚させやる気に導く。

  • 凡庸な上司はただしゃべる、よい上司は説明する、優れた上司は自らやってみせる、偉大な上司は心に火をつける。


私のおすすめは、年上の友人、パイプ椅子、拍手です。

周りでやっている人をみて効果がありそうと思うのは、笑顔で手を振るです。たまに私もやってみますが、職場でのキャラにあまり馴染まないので、相手によってトライしています(もちろん、上司相手にはできない!)。


ではまた。

最後までお読みいただき
ありがとうございました!

⭐︎少しでもお役に立ちそうな話だったり
 気に入っていただけたりしたときは
 スキ❤️で表していただけると
 とても嬉しく、励みになります。

#仕事
#ワーママ
#読書アカウント
#EQ
#こころの知能指数

いいなと思ったら応援しよう!

ワーママKのビジネス読書メモ
読んでくださるだけで嬉しいのですが、もしもあたたかいサポートがいただけるなら、新しい本を購入してかならずnoteでご紹介しますね。ありがとうございます♪